セルモの教室長BLOG

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保護者面談でよくあるご質問への回答② [代表:宮谷]

前回(https://www.selmo-machida.com/wpsys/blog/12822.html)に引き続き、今回も保護者面談でよくいただくご質問についてお答えいたします。


前回のテーマは、

「定期テストで点数が高い生徒とそうでない生徒の違いは何ですか?」

というものでしたが…


今回は、

「スマホやゲーム中毒からどうすれば脱することが出来るか?」

というご質問にお答えします。

スマホ中毒のイラスト


◆結論:一定期間・時間帯は“回収”が基本です

多くのご家庭でルールを定めているかと思いますが、実際にはそのルールを破ってしまうお子さんも少なくありません。


「必要なときだけ貸し出す」「夜21時以降は必ず保護者が回収する」など、物理的に制限をかけるのが現実的で効果的です。


特に夜の使用については、睡眠時間の確保が最優先です。


◆現場で見えてくる“深刻な実態”


当教室に登校してきた際、「今日は眠そうだな」と感じる生徒さんに理由を聞いてみると、かなりの頻度で「昨晩スマホやタブレットを遅くまで使っていた」という答えが返ってきます。


スマホを「勉強に使っていた」という生徒もいますが、実際のところは動画・SNS・ゲームがほとんどです。本人たちもそのことは自覚しており、正直に話してくれます(笑)


◆実際に目にした“危うい光景”


ある朝、私が車で教室に向かう途中、ちょうど生徒さんが自宅から出てくるところを見かけました。その直後からずっとスマホを見たまま歩いており、前を走っていた車と接触しそうに…。


また、別の日には帰宅時もずっとスマホを操作しながら下を向いて歩いていました。


心配になり教室で声をかけると、

「大丈夫です。車のほうが避けてくれるので。」

と…堂々と(涙)。

もはや危険意識も薄れてしまっている状況で、スマホに支配されてしまっている印象を受けました。


◆「回収すると激昂する」…でも、スマホは誰のもの?


保護者面談の中で、

「スマホを取り上げると激しく怒るんです」

というお声を聞くこともあります。


ですが、冷静に考えてみてください。

  • スマホは保護者の費用で購入したもの。

  • 通信料も保護者が支払っている。


本来、保護者が使用を制限するのは当然のことです。


最近では、

「夜は回収することにしました」

というご家庭も増えてきました。最初こそ子どもは色々と文句を言いますが、数日経つと意外と落ち着くケースがほとんどです。この機会に、勉強や読書に時間を切り替えてみては如何でしょうか?


◆最後に


スマホやゲームの依存は、単なる“遊びの問題”ではなく、生活リズムや健康、安全面、そして学習習慣に大きく影響を及ぼす問題です。


だからこそ、保護者として「ルールを決める」だけでなく、「実行し、管理する」ことが重要になります。


お子様の健やかな成長のため、勇気を持ってスマホの扱い方を見直してみてください。

どんな小さな一歩も褒めてください [教室長:松本]

本日、1学期の通知表が返却されたかと思います。


皆さまにお願いしたいことは、どんな小さな一歩でも褒めてほしいということです。


それは、心からの言葉でないと意味がありません。


「初めての定期テストよく頑張ったね。」


「前回より20点以上上がったよね。」


「観点別評価のここがいいよね。」


人は褒められて成長します。


それは、ご家庭でも職場でも同じことです。



何をしても評価されなければ、人はやる気を失っていきます。


「できて当たり前」


「もっと上はいる」


「どうせやっても無駄」


書くことすら不愉快な言葉は存在します。


私でしたら、以下のように言い換えます。


「やるじゃないか」


「よくここまでできるようになった、次のステップが待っている」


「経験値を上げるにはトライしてもいい」


言葉というものは、人を生かすことも、その逆もできるものです。


褒める人は相談され、信頼が集まります。


それが「徳」の正体です。

自己PRカード添削を終えて 〜鍛錬がやはり大切〜 [代表:宮谷]

個別学習のセルモ町田では、毎年、受験における面接・作文試験のサポートを行っております。


今週は、先週・先々週に実施した「自己PRカード説明会」で提出してもらった中学3年生の自己PRカードを、一人ずつ丁寧に添削しました。3教室で計20名分、1日1教室のペースで添削を進めましたが、かなりのボリュームでした。

添削が大変だった理由は、主に以下の3点です。


【添削作業で苦労したポイント】

  1. 志望校のバリエーションが多い

     今年は例年以上に志望校が多様で、それぞれの学校の特徴に合わせた添削が必要でした。各高校のHPなどを確認しながら進めたため、時間がかかりました。

  2. 「中学生らしい」文章への修正

     保護者の方の助言もあったのだと思いますが、中学生が自然に使うには少し難しい表現や、大人びた言葉がいくつか見られました。そのため、実際の面接でも自信を持って話せるように、文体を中学生らしい言葉に整えました。

  3. 将来の夢が明確でない場合の構成調整

     夢や目標がまだ曖昧な生徒さんについては、設問との整合性を持たせながら、内容に説得力を持たせるよう工夫しました。



過去に何百人分もの添削をしてきた経験から、「この生徒さんは、あの卒業生に似ているな…」と懐かしく思い出しながら、一人ずつ真剣に向き合って仕上げました。


何事も“反復”が大切です。自己PRカードも書いて終わりではなく、「声に出して読む」ことが非常に効果的です。


特に面接では、文章の内容を覚えていても、声に出す練習をしていないと本番で頭が真っ白になることがあります。


【ご家庭でのお願い】


添削済みの自己PRカードは、セルモのノウハウをもとに整えていますが、最終的には生徒本人が“自分の言葉で話せるかどうか”が大切です。

ぜひご家庭でも、毎朝1項目ずつ声に出して読むなど、少しずつ練習を始めてください。



来週からはいよいよ夏期講習が始まります。講習に参加するだけでなく、帰宅後すぐに宿題に取り組む、問題集で復習するなど、「学びを自分のものにするトレーニング」を積み重ねましょう。


受験生も中1・中2の生徒さんも、そして小学生・高校生も、夏は大きく成長するチャンスです。一緒に頑張っていきましょう!

まもなく夏期講習が始まります![教室長:松本]

雨が降ったり、風が吹いたり何かと忙しい天気が続きます。

皆さん、お疲れ様でした!


さて、来週からいよいよ夏期講習が始まります。


お陰様で忠生教室はほぼ満席となりましたので、静かで活気に満ちた講習になりそうです。


真剣に教えますので、いつものように真剣に臨んでください!


また、ありがたいことに連日体験授業のお申し出をいただいております。


お子様にあった最適なプランをご提供させていただきます。


受験生の受け入れ状況は残り1名様となりますので、予めご了承くださいませ。



私事で恐縮ですが今朝、車を車検に出してきました。


説明を受けている中で「違反切符などの未納があると車検に通らないby警察庁」という項目がございました。


車にほぼ乗らない私にとって違反もなにもないのですが、、、「警察庁」と書いており、同級生のことを思い出しました。


いわゆる「踊る大捜査線」というシリーズの室井さんのような人たちなのかと思います。


以前、「事件は会議室で起きている」ときっぱり言われました。


私は、現場派なので、青島警部補でしょうか。




(先日の私が作成した歴史の問題、両方とも満点だった高校生のYくん!)
保護者面談でよくあるご質問への回答① [代表:宮谷]

先週までで、夏の保護者面談が一通り終了いたしました。

多くの保護者様とお話をさせていただく中で、共通するご質問がいくつかございましたので、今回から数回に分けてご紹介し、ご回答させていただきます。

フリップを出すパネラーのイラスト(男性)

面談に参加されなかった保護者様も、ぜひ参考にされてください。


■ご質問:

「定期テストで点数が高い生徒とそうでない生徒の違いは何ですか?」

とても多くいただいたご質問ですが、要因は生徒さんごとに異なるため、ひと言でお答えするのは難しい面もあります。


ただし、共通して言える大きな違いは、

「学習に対する丁寧さの有無」

です。


特に数学ではその差がはっきりと表れます。


得点を取れている生徒さんの特徴を具体的に挙げると、


◆得点が取れている生徒の特徴

  1. わからない言葉や内容をきちんと質問し、調べたこともメモしている。

  2. 途中式を省かず、計算もていねい。難しい問題では、自分なりにわかりやすく整理して解く工夫をしている。

  3. 検算や見直しを行い、正しく解けているか必ず確認する。

  4. 文章問題や図形問題では、内容を図やメモに落とし込み、条件を整理している。

  5. 一度解けても満足せず、問題集を何周も取り組んでいる。

読んで頂いたた分かる通り、知識というよりもアプローチに問題のある場合が多いです。


反対に、点数が伸び悩んでいる生徒さんは、こうした点が実践できていない場合が多いです。


つまり、**「成績が良い生徒の真似をすること」**が改善への第一歩になります。


ただし、ここに少し難しさもあります。


素直に真似することを嫌がったり、自分なりのやり方にこだわってしまう生徒さんも少なくありません。

大人の目線では「なぜ?」と思うかもしれませんが、そこが中学生という年代の成長途中での課題とも言えます。


ですので、私たちとしては諦めずに繰り返し声をかけ、粘り強く指導を続けていくことが大切だと考えています。


最後にもうひとつ。


成績が伸びている生徒さんは、**「点数を取りたい、そのために何をすればいいか?」**という意識が高い傾向があります。

そしてその背景には、将来の目標や進路が明確にある場合が多いです。


一方で、成績が思うように伸びない生徒さんは、目標がまだ曖昧だったり、「何のために勉強するのか」という意識が弱いように感じます。


これは勉強に限らず、習い事や部活動でも同じことが言えるかもしれませんね。


今回はここまでとし、他のご質問へのご回答は次回に続けたいと思います。


どうぞよろしくお願いいたします。

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