セルモの教室長BLOG

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【地震にご注意を】そして教室では、テスト後の補習が進んでいます。 [代表:宮谷]

今朝8時25分頃、カムチャッカ半島マグニチュード8.8の非常に大きな地震が発生しました(※最新データによる)。


カムチャッカ半島はロシア東部、シベリア大陸から南東に突き出した場所にあり、地震活動が非常に活発な地域です。

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7月中旬以降、この地域ではすでにM7クラスの地震が複数回観測されており、今回の地震もその余波と考えられています


ご存じの方も多いかと思いますが、マグニチュードは1上がると地震のエネルギーが約30倍に増加します。


今回の地震は「大地震」というよりも、**「巨大地震」**と報道されています。


SNSでは現地住民の方々が建物の崩壊や商店の棚が倒れる様子などを投稿しており、非常に大きな揺れだったことが分かります。


この後も余震が続くと考えられますので、まずは一日も早い収束を祈るばかりです。


また、日本でも太平洋沿岸部では津波の可能性が指摘されており、注意が必要です。


この時期、家族や友人と海へ行く予定がある方は、しばらくの間は最新情報を確認のうえ、慎重な判断をお願いいたします。


さて、教室では1学期の補習が進んでいます。


現在、1学期期末テストで思うような結果が出なかった生徒さんを対象に、補習授業を行っています(※希望者のみ)。


中でも印象的だったのは、鶴川中学校の2年生の数学テストです。


テスト内容が非常に難しく、平均点は45点程度と聞いています。教科書に載っていないようなレベルの問題も複数見られました。


補習では、

  • 間違えた問題の解き直し

  • 解き方が分からない場合は解説を実施

  • 分かったつもりでも、解き方に問題があれば修正指導

…と、一人ひとりの理解度に合わせて丁寧に対応しています。


特に目立った課題は以下の通りです:


1. 計算ミスと途中式の省略


→途中式の省略など、「分かっているはず」のミスが多く、普段の授業で注意している内容が改善されていないケースも見られました。


2. 図式化や条件整理の不足


→文章題や図形問題で、図に書き起こす・条件を書き込むなどのプロセスが省略されており、、正しい解法にたどり着けないことが多かったです。


3. テスト後の振り返り不足


テストをやりっぱなしにしてしまい、自分で解き直しをしていない生徒さんが非常に多かったです。


学習の成果を高めるには、「丁寧な学習」と「自己分析・振り返り」が欠かせません。


補習の中では、そういった学習習慣そのものの見直しを生徒さんと一緒に行っています。



次回は「関数」単元が待っています!


2学期中間テストでは、中学2・3年生ともに**「関数」の単元**が出題される予定です。


関数は、計算・グラフ・図形などの複数の単元が組み合わさるため、難易度が一気に上がります。


今回の補習で伝えた「丁寧な学習」が、そのまま次回のテスト対策にも直結してきます。


生徒さん一人ひとりがしっかり自覚を持って学習に臨めるよう、我々も全力でサポートしていきます。


一緒に次のテストでは“手応え”が感じられるように、がんばっていきましょう!

夏期講習がスタートして1週間!日々の成長が嬉しいです !! [代表:宮谷]

夏期講習が始まって、早くも1週間が経とうとしています。


鶴川教室でも連日多くの生徒さんが登校し、通常授業と夏期講習にしっかり取り組んでくれています。


小学3年生の頑張りに拍手!


昨日、毎日登校してくれていた小学3年生の生徒さんが、嬉しそうにこう話してくれました。


「先生、俺1週間頑張った。明日鬼滅の刃観に行くよ!」


確かに、この1週間、彼を見ない日はありませんでした(笑)

その明るい笑顔で、教室に元気をくれていました。


・学校の2ヶ月先取りとなる算数

・過去の単元を丁寧に振り返る国語

・5年生からの英語の先取り

と、幅広く学習してくれました。この努力は必ず2学期のプラスにつながります!


中学3年生も、都立対策で成果が!


中学3年生のある生徒さんも、夏期講習の冒頭で取り組んでいる「都立高校 数学大問1」の計算問題で見事満点!

最初は半分間違っていたのですが、正解できるようになり、思わずガッツポーズ。


「満点取れるまでもっと時間が掛かるかと思った!」

との感想が印象的でした。


昨年度は秋から取り組んでいたこの単元を、今年は3ヶ月早く始めることができたため、秋以降は大問1以外の対策にも時間を充てられそうです。


これは大きなアドバンテージです。


ただし、計算問題以外の大問1の出題内容「確率」「箱ひげ図」「円周角」「変域」「作図」などはまだ課題が残っています。引き続き取り組んでいきましょう。


「関数」の復習は、まさに今がチャンス

通常授業では、

・中2で連立方程式の利用が終わった生徒

・中3で二次方程式が終わった生徒

には、以下のような「復習テーマ」に取り組んでもらっています。

  • 中2 → 中1の「比例・反比例」

  • 中3 → 中2の「一次関数」


これは毎年見られる風景ですが、関数に関する単元でつまずく生徒さんは本当に多いです。定期テストの平均点もガクンと下がる単元です。


そこで、保護者の皆さまにお願いです。

中学2年生の保護者様へ


「比例定数って何かわかってる?」「反比例の式、言える?」とお子さんに聞いてみてください。


中学3年生の保護者様へ


「変化の割合の公式は?」「2直線の交点、どうやって出す?」と聞いてみてください。


もし答えに詰まるようなら、前学年までの関数を忘れてしまっている可能性が高いです


関数は年々難易度が上がる単元です。前の学年の理解がないまま進むと、秋以降に非常に苦労します。


この「復習の時間」を確保できるのも、夏ならではのメリットです。


「時間」は、なによりも大切な資源


夏休み明けからご入塾される生徒さんには、この復習の時間がどうしても取れません。

だからこそ、今というこの時間をどう活用するかが非常に大切です。


夏期講習は、単なる勉強の時間ではなく、「前の学年の穴を埋める」ことができる最大のチャンスでもあります。


ぜひこの機会を逃さず、2学期・そしてその先の受験へとつなげていきましょう。

【夏期講習スタート!】生徒たちの頑張りと、ここ数日の気づき

個別学習のセルモ町田 各教室では、いよいよ夏期講習が始まりました!

本日で、あっという間に3日目です。


外はうだるような暑さが続いていますが、涼しい教室内では、小学生から高校生まで、それぞれの目標に向かって一所懸命に取り組んでくれています。

ただ、気になる点もいくつかあります。私が担当する鶴川教室では、特に中学生、それも受験生の忘れ物が目立ちます。


ファイルやノートの忘れ物にとどまらず、中には筆記用具一式を丸ごと忘れてきた生徒も…。


やること・科目が多い学年とはいえ、少し残念でした。

うっかりした人のイラスト(男性)

こういった様子からも、まだ「受験生としての意識」が持ちきれていない生徒さんが多いと感じます。


とはいえ、過去問演習、学校見学、そして自己PRカードの作成などを通して、少しずつ意識が変わっていくのも事実です。

意識の高い人のイラスト(女性)

今は我々も保護者様も焦らず、忘れ物には淡々と注意を伝えつつ、日々の積み重ねを大切にしていく時期かと思います。


さて、夏期講習が始まって3日。カリキュラムを進めていく中で、いくつかの重要な気づきがありましたのでご報告します。


① 中学3年生(高校受験生)その1:基礎力の再確認が必要


受験生の多くには、中学1年内容からの「まとめ問題」や「入試基礎レベル問題」に取り組んでもらっています。


すると、計算や時差・平均といった基本問題でつまずくケースが多数見受けられました。

基本セットメニューのマーク(POP)

特に計算では、四則演算の優先順位が曖昧だったり、雑な式の書き方が原因でミスが多発しています。


また、時差や平均といった文章題も、「イメージして解く力」にまだまだ課題があり、忘れている知識が多い印象です。


・時差→仮の時間を設定して考える


・平均→基本公式の暗記と活用


どれも過去に習った内容ですが、時間が経つと忘れてしまうものです。だからこそ、今は「丁寧な復習」が重要です。

うっかりした人のイラスト(女性)

これらの状況を通して、自宅学習の必要性も改めて実感してもらえたと思います。

② 中学3年生(高校受験生)その2:都立数学「大問1」の壁


都立入試で数学で高配点となる「大問1」の演習も進めています。


やはり基礎計算でつまずく生徒さんが多く、6問中3問以上を間違えてしまうケースも。

勉強が不調な人のイラスト(男性)

授業でも伝えている通り、今の皆さんの自己流の解き方では精度が出ません。プロセスを一つずつ丁寧に確認しながら、正しい解法を定着させましょう。


また、作図問題では「コンパスを持ってきていない」ために解けない生徒が複数名…。

コンパスのイラスト(文房具)

貸し出しをしましたが、受験生はコンパスや定規の持参は必須です。今後は必ず持ってきましょう。


さらに、垂直二等分線・角の二等分線といった基本的な作図方法を忘れている生徒も多く見られました。

筆箱のイラスト(四角)

作図は都立入試でほぼ毎年出題される重要単元です。必ず練習を重ねてください。


③ 小学5・6年生:中学進学を見据えた英語指導の現状


この夏から英語をスタートした小学生も多数いらっしゃいます。


多くの生徒さんが学校でも「is / am / are」などのbe動詞や、「play / eat / walk」といった一般動詞の単語自体には触れていますが、be動詞と一般動詞の違いを理解できている子はほとんどいませんでした。

英語のライティングのイラスト

これは小学校の英語指導では、文法の説明がほとんどされないためです。


しかし中学校では、「基礎文法は小学校で習った前提」で授業が進むため、ギャップに苦しむ生徒が多くなります。


さらに、大文字・小文字の区別や、四線ノートに沿った書き方も不十分です。各生徒さんには、細かく内容を説明しました。

アルファベット K イラスト文字

こうした背景からも、小学校の授業だけでは「中学進学後に安心できる英語力」は身に付かないと考えておいた方が良いでしょう。


学校が悪いのではなく、「今はそこまでが限界」なのだと思います。


中学校でも、四技能(聞く・話す・読む・書く)のうち「聞く・話す」が重視され、「読む・書く」の指導時間が十分に取れないのが現状です。

このように、始まったばかりの講習でも多くの気づきがあります。


夏休みという貴重な期間を最大限に活かし、課題を一つずつ解消していけるよう、引き続き全力で指導してまいります。

先生・講師のイラスト

夏期講習は途中参加もOKです。

どうぞよろしくお願いいたします!

保護者面談でよくあるご質問への回答③ [代表:宮谷]

二日続けての投稿になりますが、今回も保護者面談でよくいただくご質問への回答シリーズの第3弾をお届けします。


▼第1回

「定期テストで点数が高い生徒とそうでない生徒の違いは?」

▼第2回

「スマホやゲーム中毒からどうすれば脱することができるか?」


今回のテーマは、小学生の保護者様から多くいただく 「中学校進学に関するご質問」 です。


内容としては、以下の3つの軸に分かれます:


A. 公立中学校か?私立中学校か?


いわゆる「中学受験をするべきかどうか」というご相談です。

私立中学校といっても多種多様で、


  • 共学・男子校・女子校

  • 偏差値や学習カリキュラムのレベル

  • 大学付属の有無

  • 通学時間・交通手段


など、検討すべきポイントは多岐にわたります。


私立の多くは、公立よりも進度の速い・内容の濃いカリキュラムが魅力ですが、**「なぜ私立に進学するのか?」**という点について、保護者とお子様でよく話し合い、目線を合わせておくことが何より大切です。


  • 保護者だけが盛り上がっていて、お子様は気が乗らない…

  • お子様が行きたい気持ち満々なのに、保護者が「様子見」といった反応…


こういったズレがあると、受験勉強そのものがうまく進みません。

また、勉強に必要な時間も想像以上にかかります。


  • 標準的な私立中なら2年程度

  • 高偏差値校なら2年以上

  • 比較的穏やかな学校であれば1年〜1年半ほど


私の教室でも、小6の7月からスタートし、毎日通って合格を果たした例もありますが、これはかなり特殊な例です。ほぼ毎日、教室に通って頂きました。


いずれにしても、小6夏休み終了時点までに、小学校内容を一通り終えておくことが必要です。


中学受験をお考えの場合は、ぜひ早めにご相談ください。


B. 公立中学校の選択で迷っている

たとえば鶴川教室の地域では、ご自宅の場所によって「鶴川中」「薬師中」のどちらにも通えるケースがあります。


このような場合、

「どちらが良いか?」というご質問を受けるのですが、正直なところ一概にはお答えできません。


というのも、学校の雰囲気やテストの内容・学習状況は、年度によって変わるからです。


今はA中学の方が良くても、来年はB中学が…ということもあり得ます。


したがって、通学路の安全性や、学校設備の充実度など「変わらない要素」を基準にして、「新たな出会いを求めるのか or 小学校の友人関係を優先するか」などの要素で選ばれることをおすすめしています。


C. 中学校進学後、学習に遅れないためには?


このご質問が最も多かったのですが、基本的な回答としては、


  • 算数・国語・英語の3科目に遅れが出ないようにすること

  • できれば6年生の10月以降は、中学校の教科書を予習し始めること


をお伝えしています。


ただし「遅れがない」とは、どのレベルを指すのかが難しいところです。

たとえば:


  • 小学校の英語は、中1〜中2前半までの文法を“広く浅く”学んでいるものの、あくまで「体験レベル」であり、内容を正確に理解できている生徒は少ないのが実情です。

  • 単語は800語程度習得(意味が理解できて、スペルも書ける)とされていますが、実際に達成している生徒はごく少数です


さらに、国語や算数でも、学校では授業時間の関係で省略されたり、自学に任されている単元もあります。


たとえテストの点数が取れていても、


  • 解き方が安定していない

  • 精度が低い

  • 応用力が乏しい


といったケースも多く、「本当に大丈夫かどうか」は丁寧なチェックが必要です。


最後に


中学校進学は、環境も学習も大きく変わるタイミングです。


その準備において、早期の気づきと対策が、結果的にお子様の安心・安定に繋がります。


些細なことでも構いませんので、いつでもご相談ください。

保護者面談でよくあるご質問への回答② [代表:宮谷]

前回(https://www.selmo-machida.com/wpsys/blog/12822.html)に引き続き、今回も保護者面談でよくいただくご質問についてお答えいたします。


前回のテーマは、

「定期テストで点数が高い生徒とそうでない生徒の違いは何ですか?」

というものでしたが…


今回は、

「スマホやゲーム中毒からどうすれば脱することが出来るか?」

というご質問にお答えします。

スマホ中毒のイラスト


◆結論:一定期間・時間帯は“回収”が基本です

多くのご家庭でルールを定めているかと思いますが、実際にはそのルールを破ってしまうお子さんも少なくありません。


「必要なときだけ貸し出す」「夜21時以降は必ず保護者が回収する」など、物理的に制限をかけるのが現実的で効果的です。


特に夜の使用については、睡眠時間の確保が最優先です。


◆現場で見えてくる“深刻な実態”


当教室に登校してきた際、「今日は眠そうだな」と感じる生徒さんに理由を聞いてみると、かなりの頻度で「昨晩スマホやタブレットを遅くまで使っていた」という答えが返ってきます。


スマホを「勉強に使っていた」という生徒もいますが、実際のところは動画・SNS・ゲームがほとんどです。本人たちもそのことは自覚しており、正直に話してくれます(笑)


◆実際に目にした“危うい光景”


ある朝、私が車で教室に向かう途中、ちょうど生徒さんが自宅から出てくるところを見かけました。その直後からずっとスマホを見たまま歩いており、前を走っていた車と接触しそうに…。


また、別の日には帰宅時もずっとスマホを操作しながら下を向いて歩いていました。


心配になり教室で声をかけると、

「大丈夫です。車のほうが避けてくれるので。」

と…堂々と(涙)。

もはや危険意識も薄れてしまっている状況で、スマホに支配されてしまっている印象を受けました。


◆「回収すると激昂する」…でも、スマホは誰のもの?


保護者面談の中で、

「スマホを取り上げると激しく怒るんです」

というお声を聞くこともあります。


ですが、冷静に考えてみてください。

  • スマホは保護者の費用で購入したもの。

  • 通信料も保護者が支払っている。


本来、保護者が使用を制限するのは当然のことです。


最近では、

「夜は回収することにしました」

というご家庭も増えてきました。最初こそ子どもは色々と文句を言いますが、数日経つと意外と落ち着くケースがほとんどです。この機会に、勉強や読書に時間を切り替えてみては如何でしょうか?


◆最後に


スマホやゲームの依存は、単なる“遊びの問題”ではなく、生活リズムや健康、安全面、そして学習習慣に大きく影響を及ぼす問題です。


だからこそ、保護者として「ルールを決める」だけでなく、「実行し、管理する」ことが重要になります。


お子様の健やかな成長のため、勇気を持ってスマホの扱い方を見直してみてください。

無料体験学習のお申し込みやお問合せは、LINEからでも可能です!