保護者面談でよくあるご質問への回答① [代表:宮谷]
先週までで、夏の保護者面談が一通り終了いたしました。

多くの保護者様とお話をさせていただく中で、共通するご質問がいくつかございましたので、今回から数回に分けてご紹介し、ご回答させていただきます。

面談に参加されなかった保護者様も、ぜひ参考にされてください。
■ご質問:
「定期テストで点数が高い生徒とそうでない生徒の違いは何ですか?」
とても多くいただいたご質問ですが、要因は生徒さんごとに異なるため、ひと言でお答えするのは難しい面もあります。
ただし、共通して言える大きな違いは、
「学習に対する丁寧さの有無」
です。
特に数学ではその差がはっきりと表れます。
得点を取れている生徒さんの特徴を具体的に挙げると、

◆得点が取れている生徒の特徴

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わからない言葉や内容をきちんと質問し、調べたこともメモしている。
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途中式を省かず、計算もていねい。難しい問題では、自分なりにわかりやすく整理して解く工夫をしている。
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検算や見直しを行い、正しく解けているか必ず確認する。
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文章問題や図形問題では、内容を図やメモに落とし込み、条件を整理している。
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一度解けても満足せず、問題集を何周も取り組んでいる。
読んで頂いたた分かる通り、知識というよりもアプローチに問題のある場合が多いです。
反対に、点数が伸び悩んでいる生徒さんは、こうした点が実践できていない場合が多いです。
つまり、**「成績が良い生徒の真似をすること」**が改善への第一歩になります。
ただし、ここに少し難しさもあります。
素直に真似することを嫌がったり、自分なりのやり方にこだわってしまう生徒さんも少なくありません。

大人の目線では「なぜ?」と思うかもしれませんが、そこが中学生という年代の成長途中での課題とも言えます。
ですので、私たちとしては諦めずに繰り返し声をかけ、粘り強く指導を続けていくことが大切だと考えています。
最後にもうひとつ。
成績が伸びている生徒さんは、**「点数を取りたい、そのために何をすればいいか?」**という意識が高い傾向があります。

そしてその背景には、将来の目標や進路が明確にある場合が多いです。
一方で、成績が思うように伸びない生徒さんは、目標がまだ曖昧だったり、「何のために勉強するのか」という意識が弱いように感じます。
これは勉強に限らず、習い事や部活動でも同じことが言えるかもしれませんね。
今回はここまでとし、他のご質問へのご回答は次回に続けたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。