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これまでのブログをお読みいただいている保護者の皆様には、「都立高校数学・大問1」が意外と得点しづらい問題であることをご存じの方も多いかと思います。
この「大問1」は、100点満点中46点を占める、非常に重要な問題です。
出題内容は、次の通りです:
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計算問題が6問(整数・分数中心、小数の出題はなし)
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その他3問(例年、作図1問+「確率」「円周角の定理」「四分位数・箱ひげ図」など)
実はこの「大問1」、一見基本問題のように見えて、実際には得点できない受験生が非常に多いのです。
特に、大問2以降の難易度が一気に上がる都立入試においては、「大問1でどれだけ得点できるか」が合否を大きく左右します。
中堅校を目指すなら70点以上、上位校なら80点以上の得点が必要です。
つまり、大問1は「満点を取って当たり前」の問題として仕上げていく必要があるのです。
ところが…対策は思った以上に時間がかかる!
これまで11月以降に実施してきた「日帰り合宿勉強会」では、「大問1の演習」を行ってきましたが、どの年も中堅・上位校を目指す生徒でも、最初は満点どころか半分しか得点できないケースが多く見られました。
理由は生徒さん事に色々ある…のですが、いずれにせよこの数学大問1の対策に時間が掛かることで、他の大問や他の科目の学習に影響が出ていたことも事実です。
この結果を踏まえ、昨年度から強く感じていたのが、
「大問1対策は、秋では遅い。夏から始めるべき。」
ということです。
そこで、今年の夏期講習からは、数学「大問1」対策を本格的にスタートします!
円周角の定理など、先取りも実施します
「円周角の定理」などの問題は、通常は中学3年生の2学期に習う内容です。
しかし、都立入試では出題範囲に含まれるため、夏期講習開始前に、必要な基礎事項を先取りして指導する予定です。
この「大問1」の習得を通して、
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受験で得点する難しさ
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計算や作図を丁寧に行うことの重要性