中学の時の国語の先生が、座右の銘は「継続は力なりだ」とよく言っていました。
意味を辞書で確認すると、3つほど解釈があるようですね。
① 個々の成果は微々たるものでも、地道に成果を積み重ねていけば、やがて大きな事業を達成できる。
② 今は実力不足であっても、挫けずに修練を積んでいけば、いずれ大成できる。
③ 物事を成し遂げるまで諦めずに取り組み続けるということは、それ自体、優れた能力のひとつである。
中学の時に私がこの言葉を聞いた時にまず思いついたのは、③の解釈でした。でも、その先生によると、②の解釈が本来の意味だと言っていました。
いずれにしても、コツコツ続けることが大事だということですが、セルモで学習している生徒さんを見ていると、ほんとにそうだなと日々感じます。
計算の基本ルールがなかなか定着せず、何度も何度も同じ間違いを繰り返す生徒さん。都度、正しい解き方を説明しても、次の週にはまた同じ間違いをしている…。

そんな生徒さんがとても多いのですが、それでもこちらもしつこくしつこく同じことを説明し、何度も何度も問題を解いてもらうと、徐々に解けるようになっていきます。そして気が付くと、いつのまにか確認テストで100点を取れるまでになっているのです。
そして次のステップに進むと、新たな問題に取り組み、間違えて、解き直す…。その繰り返しです。
何度間違えても、繰り返し繰り返し問題を解いていく。この過程が大切なのです。どうして間違えてしまうのか、どうしたら正しい答えを導き出せるのか、それを自らの手でしっかり確認することで、同じ間違いを繰り返さないようになっていくのです。
授業中、あまりにもできなくて、机に突っ伏してしまう生徒さんや、「ぜんぜん分かんない。もうやだ」と泣き言をいう生徒さんもいます。

それでもしばらくすると自分を奮い立たせてまた問題に取り組んでくれる。
すごい力だと思います。
「今は実力不足であっても、挫けずに修練を積んでいけば、いずれ大成できる。」
確かにその通りです。
そして、
「物事を成し遂げるまで諦めずに取り組み続けるということは、それ自体、優れた能力のひとつである。」
これもまた確かだと、生徒さんを見ていると実感します。





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