本日も当教室のBlogをご覧いただきありがとうございます。
昨日も今日もそれほど寒くなく過ごしやすいですね。
実は今教室の断捨離を進めており、溜まったプリントや機材類の廃棄を進めています。デジタルAI学習塾の当教室であっても、紙での学習も組み合わせているため、相応の紙が出てきます。またプリンターは一般家庭の何百倍も使っており、1年持てば良いほうです。
1年に1回は断捨離しないとモノが溜まってしまいます。できれば3ヶ月に1回は断捨離したいですね。
さて、今日のタイトルは「小学校生活の大切さ」です。学習面でも精神面でも、小学校時代をいかに過ごすか、成長するかによって中学校の景色が変わります。性格面は「三つ子の魂百まで」というコトワザがある通り、小学校よりもっと前に固まってしまうかもしれません。
今日は学習面での大切さを少し書きたいと思います。
当教室に来られる中学生の生徒さんで、「学習に困っている」というご相談を受ける場合のほぼ100%が小学校の学習が理解出来ていないままに中学校に進学しているという事実があります。ある意味ワンパターンと言ったら失礼ですが、数学の◯◯であれば算数の△△、英語の◯◯であれば国語の△△と言うように、理解出来ていない箇所の特定ができれば、その原因となっている箇所は明確です。

では、その原因箇所を潰しこめば課題は解決するのか?と言うと、実はそう簡単ではないのです。原因箇所が理解できなくなった理由をきちんと分析しなければなりません。単にやる気が無く聞き流していたのか、一所懸命やったけどどうしても理解出来なかった言葉やルールがるのか、その「真の原因」にアプローチし、「失った自信」を取り戻してもらわなければいけません。
お子さん達は口に出しては言わないものの「出来ない悔しさ」「友達に差をつけられた情けなさ」等、様々な感情に陥っており、その感情も回復してあげなければなりません。
よって、まずは現時点で出来ていないことを良しとし、一からやり直しても問題ないこと、今やり直せば間に合うこと、誰でも一度はつまずき同じような状態になったことがあることなどを伝え、回復作業に安心して取り組んでもらう必要があります。

ところが厄介なのが、この無くした自信の期間が長ければ長いほど、自信を取り戻すまでの期間も比例して長くなります。例えば中学校2年生で、小学校2年や3年の内容を理解出来ていないケースだと、その期間は6年にも渡るわけですから、ある意味本人も諦めの境地に入っている場合もあります。当然ながら6年間の回復作業を1週間や1ヶ月で終えれるわけもありませんので、我々指導側も保護者さんも決して焦ってはいけません。
過去の例としては、まさに6年のギャップがある生徒さんが、様々な塾に入るけど入塾後1ヶ月や2ヶ月で定期テストの点数が大幅に改善していないということで、退塾(転塾)を繰り返されていたケースがありました。我々が冷静に分析したら6年間のギャップがあることが判明し、当時お母様に「6年のギャップがあるので、取り戻すには最低半年、長ければ1年は掛かります。とにかく焦らず、見守って上げて下さい。」と伝えました。





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