この冬、中学1/2年生も受験を意識した行動を開始しよう。そのためにも各御家庭で動機づけを! [代表:宮谷]保護者面談、冬期講習の準備、日々の授業、新規ご入塾の対応、来年の準備でバタバタしすぎで、なかなかblog更新する時間がありません😂今日も画像無しの文字だけblogになります。さて中学3年生の受験勉強も本格化してきましたが、現中学2年生、1年生の生徒さんたちも少しずつ準備をしていく必要があります。特に中学2年生です。この冬絶対に取り組んで欲しいことが、社会では地理の復習、理科では1年生の範囲の復習です。春には歴史、理科の2年生の範囲と対象を変えながら段階的に復習に取り組んで下さい。受験期で一番負担になるのが、社会・理科の学習です。3年生の秋になってから復習を開始しても、社会は地理・歴史・公民の復習、理科も1年生から3年生2学期までの復習と、「量が多くてなかなか終わらない。」「量が多くて覚えきれない。」という状態に陥ります。特に中堅・上位校を目指す生徒さんは、ライバルがそういった復習に早めに取り組んでいることを意識しましょう。いくら「行きたい!」という気持ちが強くても、ライバルが先行したら、なかなか追いつかないのが受験です。このあたりは生徒さん自身も理解していない場合が多いので、ぜひ保護者さん先導でお願いします。やるべきことは2つです。①教科書の読み直し②読み直した箇所の一問一答問題集まずはこの2つで大丈夫です。一問一答の問題集は市販のものでも大丈夫ですし、教室に問い合わせ頂ければ取り寄せが出来ます。1年生の生徒さんも、出来ることはたくさんあります。2年生同様に、地理は半分以上の範囲が終わっているので復習が出来ます。歴史は学校により進度差はありますが、古代から少なくとも奈良時代くらいは終わっているのでは無いでしょうか?先に復習しておくことは、知識面で有利になるだけでなく、「勉強体力・集中力の醸成」に繋がります。3年生の秋になってから受験勉強を開始した多くの生徒さんの課題として共通なのが、「長時間の勉強に耐えうる体力や集中力が備わっていない。」という点です。もちろんそうでない人もいるのですが、そのような傾向は確実にあります。保護者さんにお願いしたいことは、闇雲に「復習しなさい!」と伝えるのではなく、将来に向けての動機づけを開始して頂きたいということです。将来の目標や夢を語り、具体的なプロセスを考えます。その中の一つのプロセスが受験であります。動機づけが無いままに時間が過ぎても、なかなか勉強は始まらないでしょう。やはり学習に集中出来る多くの生徒さんには動機があります。カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室2025.12.16大学入試の実情2 [教室長:松本]高校入学後、大学への進学を考える生徒も多いかと思います。近々、リアルな大学受験の体験記なども予定しておりますので、ご期待ください。さて、大学進学は2通りあります。①高校時代の評定平均で指定校推薦または総合型選抜を選択する②学力をつけて一般受験で進学する①ですと3年間の評定平均が3.5以上必要な場合が多いです。この場合、1学期の中間テストから油断できません。届かない場合は英検や漢検の準2級という条件をクリアする必要があります。いずれにせよ、高校部の生徒の成績には目を光らせておく必要があります。②の場合は共通テスト(非常に難化しています)、一般入試となり、高い学力が求められます。以前、東進衛星予備校の高校生を教えていたころ英語の長文読解をサポートしていましたが、机の中から架空の生物が出てくる話で仰天しました。しかし、一番の問題は「どの大学のどの学部に行くのか」ではないでしょうか。また、「その出口には何が待ちかまえているか」も考える必要があります。たとえば、国家試験に受からない大学の薬学部に行ってしまったら、もはや笑えません。国際系や環境系の学部に行っても、スペシャリストにはなれない可能性が高いです。大学進学をする生徒たちが高校の上位5割ですと、日東駒専の偏差値50は上位5割の真ん中にいる必要がありますので、決して高校生の平均ではないのです。福沢諭吉は「学問のすゝめ」の中で、天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずという平等な社会は妄想で、学ぶものは貴人や富人になり、学ばざるものは愚人や下人になると書いています。「学ぶ」とは決して勉強だけではないですよ。私は何かに打ち込んで努力をすることが学びだと考えています。勝海舟は穴の開いた天井から雪が入り込む中、オランダ語を学びました。吉田松陰は処刑される直前まで牢獄で勉強し、他の囚人たちにも教えました。私たち日本人は世界で一番誠実で勤勉です。それは海外に行けば一瞬で気づきます。誇りをもって学び続けましょう!参考:CASTDICEカテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室2025.12.15【第5回】日帰り合宿勉強会 開催レポート![代表:宮谷]昨日 12月13日(土) は、年内最後となる受験生向けの日帰り合宿勉強会を実施しました。11月15日からスタートし、今回で 第5回目。あっという間に折り返し地点です😊会場は、「ぽっぽ町田」でした!それではレポートをお届けします。① 集合今回は 2名の生徒さんが遅刻 しました。理由は・バスが混んでいて間に合わなかった・家を出るのが遅れたとのことでした。ただし、2名とも 今回で2回目の遅刻 です。遅刻は特定の生徒さんに偏る傾向がありますが、他の生徒さんに開始を待ってもらいました。これから冬期講習、年始には合宿勉強会の後半も始まります。しっかり改善してほしいと思います。遅刻した生徒さんの各ご家庭では、今一度出発時間の見直しをお願いします。② 令和7年度 東京都立高校 数学・大問5(三平方の定理) 演習・解説数学の大問5は、三平方の定理を用いた立体図形の問題です。本来、この時期には学校でも三平方の定理の授業が始まっていなければならない単元ですが、一部の学校では授業進度が遅れており、まだ未習の生徒さんもいました。セルモ内でも・すでに学習を終えている生徒・まだ未着手の生徒と 理解度にばらつき がありました。そのため演習前に、・三平方の定理の基本的な考え方・直角二等辺三角形、直角三角形の辺の比について整理してから演習に入っています。解説を聞いて感じたと思いますが、令和7年度の大問5は比較的、難易度が低め でした。「これなら自分でも解ける」と感じた生徒さんも多かったと思います。全員が 問1は必ず正解、中堅校以上を目指す生徒さんは 問2も確実に得点 してほしいところです。③ 令和7年度 東京都立高校 理科・大問3(地学) 演習・解説理科の地学分野です。大問になるかどうかは年度によりますが、地学が出題されない年はありません。一方で、地学は・苦手な生徒さん・あまり関心のない生徒さんが多い単元でもあります。※ただ一人、地学が大好きな女子生徒さんの目がキラキラしていたのが印象的でした😇そこで今回は、まず 基礎用語(特に岩石の種類と特徴) を整理し、その後に演習へと進みました。地層の考え方、火成岩と堆積岩の違い、さらに火成岩も できた場所によって名称や特徴が異なる 点は重要です。出題可能性が高い分野ですので、名称・特徴は確実に暗記 しておきましょう。④ 令和7年度 東京都立高校 理科・大問4(生物) 演習・解説続いて理科の生物分野です。昨年度の大問4は、近年出題頻度の高い 細胞分裂 がテーマでした。地学と比べると専門用語が少なく、学習時期も比較的新しいため、理解しやすい生徒さんが多かった印象です。ただし特徴的だったのは、解けた生徒さんと解けなかった生徒さんの差が非常に大きかった 点です。・満点、または満点近くの生徒さん・0点の生徒さんと、はっきり分かれました。細胞分裂・遺伝分野は出題可能性が非常に高い ため、ここは 必ず復習しておきたい重要単元 です。⑤ 令和7年度 東京都立高校 社会・大問2(世界地理) 演習・解説社会の大問2は 毎年、世界地理 です。今年は・定番の 気候(雨温図)・自動車産業、航空機産業など 工業を中心とした問題が出題されました。これらの分野を学習・復習できていない生徒さんは、ほとんど手が出ない内容 でした。国名、その国の産業(工業・農業・漁業・サービス業)、そして気候の特徴は セットで暗記 が必要です。演習後には・自動車産業・航空機産業の主要国の整理・世界6つの州と53か国の名称テストを実施しました。名称テストの結果は、最高点:59点中37点最低点:4点国名を直接答える問題は少ないですが、知らなければ解けない問題が多い のも社会の特徴です。今回の内容は、必ず復習して定着させてください。社会は難問が多い科目です。辛抱強く、コツコツ取り組んでいきましょう。カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室2025.12.14大学入試の実情 [教室長:松本]お休み中失礼いたします。これから先を見越して、現在お子様が高校生またはこれから高校生になる保護者様に是非読んでいただければと思います。大学は時代の変化に応じて変化しており、求める人物像も変化しております。それに伴い入試制度も変わってきております。30年前は3人に1人が浪人していましたが、現在は10人に9人が大学へ現役進学しています。[受験生と大学 1990年と2022年比較]・高校卒業者数 180万人→99万人・大学数 500校→800校・現役進学率 19%→55%[選抜方法 2014年と2024年比較]・一般選抜 56%→41%・総合型選抜 9%→19%・推薦入試 35%→26%選抜方法は人物優先となり、総合型選抜では学力・面接・小論文・ブレゼン・デスカッション等で学生を評価し、現在は実に約53%が高校3年生で大学進学を決めます。総合型選抜の利点は大学側がほしい人物像を選ぶことができ点です。(例)法政大学 文学部地理学科→ 三度の飯より地図が好きな人(例)早稲田大学 文化構想学部→ 日本文化を海外に発信できる人(例)東北大学の総合型選抜は学力試験が入っています ※ 高校の成績を見る大学と見ない大学があります[総合型選抜の双方のメリット]大学側・点数では測れない多様な学生が集められる・早期に学生数を確保できる受験者側・点数以外の得意分野・経験で勝負できる・進学先が早く決まり安心一方、総合型選抜を突破するには人生のエピソードや自己分析能力が求められ、お子様に経験を積ませることにお金を使う余裕があるかどうかは今後も各家庭間格差に拍車をかけることが考えられます。ボランティア活動を数日間やっただけでは焼け石に水で、例えば青山学院大学では2年間という長いボランティア経験を求めています。この年齢で深く自己分析させることが今後の人生に大きな違いを生むとも言われています。[問われる不平等感]GMARCHなどへ一般選抜で合格した生徒と総合型選抜専門の塾に行って塾講師による代筆書類などで合格した生徒が混在することになり、就職の際は雇用する側にも高度な採用試験が求められます。ただし、経験上AO入試(現在の総合型選抜)で合格した生徒は普通に優秀でした。[大学入試の流れ]大学入試は高校3年生の9月1日から出願が始まります。・総合型選抜は9/1~出願→10月試験→11/1~合格発表(複数回あり)・学校推薦型選抜は11/1~出願→11月~試験→12/1~合格発表・一般選抜は1月~大学入学共通テスト、一般選抜※ 今後は2月1日より前に学力試験入試が可能になり、それは増加傾向にあります。以上のように、大学受験事情は30年前とは違うので、アドバイス方法も変わります。色々頭が痛いですね。小川高等学校では1年次に夏休みの課題で大学のオープンキャンパスへ行き、二年次に上級学校見学で大学にいきます。高校生にもなれば、自分で進路を選択していかなければなりません。大学で将来が決まるとは言いきれませんが、高校卒業後、大学卒業後は社会という荒波に放り出されます。それまでに負けない心、思考力、人間力をつけてほしいと願います。(参考資料)【受験戦争】総合型選抜(AO入試)vs一般入試…どっちが社会で活躍できる?カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室2025.12.13歴史が苦手なら [教室長:松本]体系的に捉えること、それはどの教科にも言えることかもしれません。日本史(特に受験向き)の学習方法についてご提案します。時代を順番に覚えてください。その際、3つセットにしてください。(縄文・弥生・古墳)布を着ている状態(飛鳥・奈良・平安)着物を着ています(鎌倉・室町・江戸)着物に刀をさしました(明治・大正・昭和)刀を銃に変えました縄文・弥生・古墳は基本出題されません。その他、各時代にはテーマが存在します。飛鳥・・・日本の形成奈良・・・仏教と土地制度平安・・・権力の移り変わり(天皇→貴族→上皇→武士)鎌倉・・・力強い武士の文化室町・・・弱い幕府江戸・・・厳しい時代を三大改革で乗り越え、開国へ明治・・・二つの戦争大正・・・第一次世界大戦昭和・・・第二次世界大戦用語を各時代の引き出しに入れていきます。・大化の改新・壬申の乱・天武天皇(国号を日本、大宝律令制定)→飛鳥・東大寺・墾田永年私財法→奈良・桓武天皇・藤原道長・白河上皇・平清盛→平安・源頼朝・金剛力士像→鎌倉・応仁の乱から戦国時代・安土桃山時代へ→室町・関ケ原の合戦・島原天草一揆・鎖国・三大改革→江戸・日清戦争・日露戦争→明治などなど。しかし、読んでもわからないことが多いので、通常授業や季節講習の中で一人ひとりに伝えている状況です。その他、地理や公民にも体系化するコツがあります。忠生教室は現在若干名新規生徒の受け入れが可能です。お蔭様で冬期講習はほぼ満席ですが、学びたい意欲のある生徒さんはどうぞお問い合わせください。忠生教室の生徒や卒業生たちは皆良い子たちばかりですので、ご安心ください。カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室2025.12.11 NEXT BACK