セルモの教室長BLOG

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成績が17倍に! ただし・・。[代表:宮谷]

昨日から鶴川中学校の2学期期末定期テストの返却が始まっています。

テストを返す先生のイラスト

登校した生徒さんに、口頭で成績を聞いてみると数学を大きく伸ばした生徒さんが多くいらっしゃいました。

プレゼンテーションのイラスト「ホワイトボード・右肩上がりのグラフ・女性」

特に中学2年生がぐっと伸ばしていたのが印象的でした。

テスト・受験のイラスト「試験中の女子学生」

2年生は2学期中間テストは1次関数が出題されましたが、セルモ内では成績が良い生徒さんとそうでない生徒さんにはっきり別れました。

グラフと女性のイラスト(考える)

学校の平均点自体も約40点と非常に厳しい状況だったと聞いております。


良い生徒さんとそうでない生徒さんは何が違ったかというと、単純に「テスト範囲を学習出来た+仕上げに取り組めた」生徒さんと、「そうでない」生徒さんの違いです。


「そうでない」生徒さんは、数学に色々課題を抱えており、中には算数の復習が必要だった生徒さんも多くいらっしゃるので、前学年以前を「さかのぼり学習中」でした。算数や数学は積み重ねなので、算数が分かっていないと数学は解けませんし、数学の1年生の内容が理解出来ていないと2年生の数学は解けません。

学校教科のマーク「数学」

算数と数学の復習の範囲が膨大だと、やはりさかのぼりに時間が掛かります。


「テスト範囲が学習出来た」生徒さんの中にも、「さかのぼり」から取り組んだ生徒さんも多くいらっしゃったのですが、夏休み前・夏休み中に頑張ってリカバリーしてくれた生徒さん達です。なんとかギリギリテスト前にテスト範囲が終わり、仕上げも取り組めた生徒さんは平均点+30点位取れた生徒さんもいました。

やる気のない中学生・高校生のイラスト(男子)

ただ、「改善途上」という事情はあるにせよ、点数が取れないとモチベーションが上がりません。


そこで、今回は図形の角度・合同・証明がテスト範囲ということでしたので、最悪文字式の計算や方程式・関数が理解出来ていなくてもある程度解ける範囲と考え、生徒さんたちには「該当範囲の特別補習」や「テスト対策授業」の時間を使って、テスト範囲に取り組んでもらいました。

授業中の学生のイラスト

まだ全員の結果は聞いていませんが、最近ご入塾された生徒さんが前回3点だったのが、今回51点という結果とのことでした。


つまり17倍の結果・成果です。


ただし、悔やまれるのが上記の特別補習やテスト対策授業の1/3位しかご参加頂けなかったので、もし時間をすべて活用できていれば恐らく70点近くまで伸びた可能性もあります。つまり20倍以上の成果です。


学習改善は時間と比例しますので、ぜひ次回の機会にはより時間を割いて頂き、高みを目指して頂ければと思います。やればできることを証明しましょう。

授業中の小学生のイラスト


他の生徒さんも、同様に数学の改善に取り組んだ生徒さんたちがどのような結果を残しているか、本当に楽しみです。

本当に読書をする時間が減りました! 書籍を教室に導入!! [代表:宮谷]

読書時間が減ったのは私のことです。

読書の秋のイラスト(男性)

忙しさにかまけて読書する時間が極端に減っています。


スマホやSNSの影響もあるでしょうし、単純に一日や一週間の過ごし方が良くないのだと思います。

本を読む博士のイラスト

”本は知識の泉”という言葉もありますが、中学・高校の時は電車通学だったので毎日最低1時間は本を読んでいました。

小田急小田原線のイラスト

当時はスマホが無かったですからね。

図書館の本のイラスト(黄色)

ジャンルも幅広く読みました。文芸書も読みましたが、小説がとても好きでした。


西村京太郎のトラベルミステリーから、外国人作家の本まで幅広く読んだものです。

新幹線のイラスト(のぞみ)

学校の図書館でも借りましたし、お小遣いでも買いました。高校生になってからは、アルバイトをしていたので、そこで稼いだお金で沢山本を買いました。

ワンオペのイラスト(男性)

西村京太郎のトラベルミステリーでは、地名や駅の名前を覚えましたね。地図を横において、どうやって犯人が移動したか確認したり。十津川警部がかっこよく、一時刑事に憧れたものです。

駅の看板のイラスト

本の良いところは、そこからプラスアルファの知識に繋げることができることです。

算数・数学のマーク「+(正符号)」

社会人になってからは経済書や仕事術をよく読みました。これは実際に仕事で実践できるものが多かったです。


これではいかんな・・と思い、教室で2つのシリーズ本を導入しました。


ただ、私が好むだけの本を導入しても、生徒さんの関心を引かない・・。そこで・・。


一つは「魔女の宅急便」を選択しました。

子どもがジブリのアニメ映画が好きなので、私も一緒に何度も魔女の宅急便を観ています。

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(画像はジブリ公式サイトより許諾済み)

映画の終わりは、主人公のキキの魔法が復活し、友達のトンボを助けます。そこで終わるわけですが、その後キキがどうなったのか気になっていました。

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魔女の宅急便自体は、角野栄子さんの原作の児童書です。その事自体は知っていたのですが、映画のその後のお話もあることを最近知りました。ちなみに、角野栄子さんですが、とても素敵なサイトをお持ちです。ぜひ御覧ください。

https://kiki-jiji.com/


そして早速Amazonから取り寄せました。


昨日から教室に置いていますが、小学生の女子生徒さんが「キキのその後に興味ある!」ということで自宅に持って帰りました。各本、1週間位であれば貸し出しいたします。


もう一つは、手塚治虫さんの「ブッダ」です。

手塚治虫さんは言うまでも無く、第二次世界大戦後の日本の漫画界の巨匠です。


鉄腕アトムや火の鳥・ブラックジャックなど、多くの名作を残されています。※手塚治虫公式チャネルでは、期間限定でブラックジャックなどのアニメが観れますよ。

ブッダは手塚先生中期〜後期の掛けての作品で、仏教の開祖である「お釈迦様」の生涯を描いたものです。

仏師のイラスト

あくまでも創作ですので、手塚先生独自の解釈やキャラクターも入っていますが、歴史を勉強するには丁度良い作品と感じ導入しました。


早速昨日少し早めについた小学生の生徒さんが真剣に見入っていました。どうもお父さんが持っていらっしゃるようなのですが、今まで読んだことが無かったそうです。続きは自宅で読むとのことでした。

一緒に本を読む子供たちのイラスト(男の子)


まずは鶴川教室に導入しましたが、今後各教室でも生徒さんがレンタルできる書籍を導入していこうかなと思います。


※すでに日本の歴史や世界の歴史を教室に置いています。

今日は何の日? 2022-2023冬期講習募集開始!![代表:宮谷]

今日2022年11月15日(火)は何の日でしょうか?

カレンダーを見て焦る人のイラスト(男性)

私も数日前に知ったのですが、「世界人口が80億人を超える日」だそうです。

世界の人口のイラスト

世界人口は2022年11月15日に80億人に達する見込み(2022年7月11日付 国連経済社会局プレスリリース・日本語訳)

https://www.unic.or.jp/news_press/info/44737/


40から50代の方は、恐らく60億人位が昔学習した人口の記憶だと思います。私もそうです。


私が塾の仕事を始めてから、久しぶりに社会を勉強すると「世界人口は70億人を超えた」ことを知りました。


しかし、いつの間にか人口は増え続け80億人に達します。


そして、

世界人口は2080年代に約104億人でピークに達すると予測

とあります。


あれ?日本は人口減少が続いているのに、世界はここまで増えるのか?と思ってしまいます。

少子高齢化のイラスト

詳しくは上記リンクにその理由が書いていますので、ぜひ読んでみてください。


人口問題は複雑で多面的ですが、エネルギーや食料問題に直結する課題なので、知っておきたい情報ですね。


ちなみに、コロナ禍では若干人口減がありました。


個別学習のセルモでは、2022-2023冬期講習の募集を開始いたしました。


内部生の方には、14日からご案内・ご提案書の配布を開始いたしております。

外部生の方も受付可能です(木曽・鶴川教室。忠生教室は内部生の方の状況次第。)。

詳しくは、下記HPから御覧ください。

https://selmo-machida.com/topics/8384.html

2学期期末テスト対策も終盤! 中学3年生は都立過去問も!! [代表:宮谷]

11月12日(土)も昼から各教室でテスト対策授業を行いました。14日月曜日でテストが終わりの学校もありますし、来週の中盤からテストの学校もあります。


参加してくれた生徒さんは、皆各自の課題に真剣に取り組んでくれました。すでにセルモシステムによる学習や仕上げが終わっている生徒さんは、学校ワーク、塾専用教材の育伸社iワークなどを利用しながら、さらなる高みを目指してくれました。

このように勉強内容は生徒さんにより様々でしたが、中学3年生の一部の学校の数学の2学期期末テストでは、東京都立高校の「大問1」を指定するケースもあります。


今回も一部の学校で指定が見られました。まさに、上の写真の生徒さんは大問1の過去問を実施中です。写真の右側に赤いマークシート用紙が見えますが、東京都教育委員会のHPからダウンロードしたものです。

テスト・受験のイラスト「試験中の女子学生」

大問1というのは、都立高校受験で最も大切な問題です。

テストの問題用紙のイラスト

全部で9問あり、配点は46点です(令和4年入試の場合。毎年だいたい同じ問題数、配点です。)。下記の画像は実際のR4年度の大問1です。例えば中学2年生の生徒さんだと、1-1,1-2,1-4,1-5,1-7,1-9は解けるはずです。一度試してみても良いと思います。

大問は5つあるのですが、その1番目だけで100点満点の約半分が配点されているのです。


大問1の9問のうち6問(1問5点)は上記画像にあるように基礎計算問題ですので、3年生までの計算問題の公式やルールを覚えていれば少なくとも30点は獲得できます。


では、「普通に学校生活」を過ごしてきた生徒さんだったら「30点は固い・・。」と思いがちですが、実際のところ全然そんなことはありません。


学校の定期テストで70〜80点取れる生徒さんでも、対策が無い状態で「では都立数学の過去問の大問1を演習してみましょう。」と伝え解いてみてもらうと、多くの生徒さんが「2〜3問」誤答します。


まさに「油断」です。


では、なぜ誤答するのか・・。解き方を忘れているというケースはあまりありません。

一番多いのは、計算のプロセスが大雑把でミスを起こしていることです。途中式を飛ばして暗算したり、途中でチェックを入れながら解く、全問解き終わった後にもう一度解き直してみる。


そういった丁寧な作業を省略しがちな生徒さんほどミスに繋がります。


実際に、12日に対策演習(直近5年間分)をやった生徒さんは、1年目の演習で2問間違えました。この大問1が配点が大きく大切なこと、そして絶対に丁寧に取り組んで欲しいことを伝えました。


生徒さんも解けなかったことにショックを受けたのでしょう。それ以降の演習は丁寧に取り組んでくれ、大問1をすべて正解してくれました。


では、大問2以降はどうなのかというと、内容が難しい問題が多く、3年間の数学教科書の内容は少なくとも完璧にしておくこと。今回、中学2年生の生徒さんに「証明問題は絶対に解けるように。」ということで、証明問題の特別授業を実施しました。それは、定期テストが難しいこともありますが、実際にR4年度の入試で出題されているからです。ちなみに配点は7点で大きいです。
                                       ↑教科書のレベルより若干難しい証明問題です。↑


そして、プラスアルファで受験レベル問題、都立過去問題と経験を積んでおく必要があるでしょう。

試験を受ける人のイラスト(男性)

今週末19日(土)からは、受験生が全10回の日帰り合宿勉強会や、冬期講習を通じてこれらの経験を積んでいきます。


19日の合宿勉強会では、まず最初に大問1や証明問題を解いてもらい、現実を知ってもらおうと思います。


並行して、通常授業でも円周角の定理・三平方の定理等の教科書未着手の箇所の学習を終わらせていく必要があります。


当然数学の学習だけをやれば良いというわけではありませんので、生徒さんごとに交通整理しながら一般入試までに積み上げていってもらいます。

緊急で理科と国語のテスト範囲をフォロー!! [代表:宮谷]

10日木曜日から一足早く鶴川中学校の定期テストが始まりました。

テスト・受験のイラスト「試験中の男子学生」

今期3回目、2学期期末テストです。

答案用紙のイラスト(記入・斜め)

その他の中学校は来週からスタートが多いです。4回目のテストの学校もありますね。

テストを返す先生のイラスト

年間5回と4回の学校が町田市内でも別れているのですが、回数もスケジュールもテスト内容も統一して欲しいものです。

答案用紙のイラスト(記入)

特にテスト内容は差がありすぎますね。


さておき、鶴川中学校は五科目では、初日に理科・社会、2日目が国語、3日目が数学・英語という順です。

教科書のイラスト「りか」

すでに通常受講されている数学や英語のテスト範囲が終わっていて仕上げも出来ている生徒さんは、テスト直前で理科など他の科目の学習をすることが出来ます。ICTを使ったセルモのメリットと思います。講師陣も五科目フォローできるよう、日頃から科目毎の指導を習得しています。

教科書のイラスト「しゃかい」


ただ、テスト範囲が終わっていない生徒さんは、まずは受講科目の得点を上げてもらうことが大事なので、まずは受講科目を優先して学習します。

優先エレベーターのイラスト


ところが、今回鶴川中学校2年生の理科についての相談がとても多くありました。

実験室のイラスト(背景素材)

それは、気象分野の学習で「気圧」の計算方法が分からない・・というものです。先週末あたりから、複数名の生徒さんから同様の声が寄せられました。

気圧計のイラスト

テスト範囲が終わっている生徒さんであれば、分からない箇所を学習することは差し支えないのですが、そうで無い生徒さんは判断が難しいところです。

天気痛のイラスト

ただ、ご相談を受ける内容が結構大変で、「公式や計算は全く分からない。」「このままだと、該当範囲は0点だと思う。」という感じなのです。

テストのイラスト「0点の答案」

そもそも「気圧って何か分かっているの?」と質問しても答えられる生徒さんがほとんどいません(やばい)。

気圧計のイラスト(針なし)

そこで急遽テスト前日直前でしたが、水曜日に登校された2年生の生徒さんには、本人が希望すれば理科の気圧の勉強をしてみることにしました。


結果、一人の生徒さんを除いて全員が理科を希望しました。


気圧の学習をフォローしてみて分かったことは、


①そもそも用語を理解しないままテスト前日になってしまった(重力と圧力の違い、圧力の計算=気圧の計算と同じであること等)。

重力を発見したニュートンのイラスト


②計算を実施するにあたり、小学校で理解しておくべき単位変換や桁の移動ルールを正確に把握していなかった。

教科書のイラスト「さんすう」

の2点が大きな課題でした。


ある程度事前に予想はしていましたが、ほぼ全員が共通した課題を持っていました。やはり学習の積み重ねが重要とご理解頂けるかと思います。

加点方式のイラスト(女性)

①については、実際に地球上にいる生徒さん自身を例えに噛み砕いて説明したところ重力を理解出来ました。圧力も生徒さんの手にものをおいた時に、何を感じるか実験してみることで、圧力を理解してくれました。

「重力があるからこそ、圧力を感じることができるんだよ?」と話すと、「そうかあ〜。」と目が見開いた男性生徒さんが印象的でした(笑)。


②については、1メートル=100センチ、1キログラム=1,000グラムの単位変換ルールの確認から(きちんと覚えていない人も多いです。)、ヘクトを表すh記号の役割とは、そして実際に圧力の計算公式に当てはめた時に、どのように分数の計算をするか、0が沢山ついた数字の桁の移動の考え方、要は学校の理科の授業では「知っていて当然」とされる知識について、全て確認しなおしたのです。


「ちなみにヘクトはギガやメガなどの単位の仲間なんだよ?」と伝えたら、「メガマックの?」と答えた生徒さんが良いですね(笑)。「メガは10の6乗、つまり100万倍だよ。」と教えてあげたら、「100万倍も大きく無い!」と怒っていました。今は、そこにこだわるタイミングではありません(笑)。


これ以上噛み砕き様が無いレベルまで噛み砕きました。同じ内容の説明を7,8回行ったので、水曜日は大変疲れました(笑)。

骨を噛む犬のイラスト

そして何よりも大事なことは、生徒さん自身に解いてもらい、自分で答える・計算できるようになることでした。

勉強のイラスト「テスト勉強・男の子」

時間が90分〜120分程度しか無かったので、完璧に仕上げる・・とまではいかなかったかもしれませんが、取り組んだ生徒さん達は「最低限」理解できたかなと思います。

テスト・受験のイラスト「試験中の女子学生」

昨日登校した生徒さんに「理科どうだった?」と聞いたら、「気圧だけは出来た!」と言ってくれました。


「気圧だけ」という言葉が微妙ですが(笑)、20点程度配点があったようなので、出来ただけでも良かったかなと前向きに捉えましょう。


しかし生徒さんたちには、「これは本質的な勉強法では無いよ。そもそも気圧を学校で勉強したのは随分前なのだから、分からなければその時点で学校の先生に聞くことが出来たよね?」と伝えておきました。みんなその意味を理解してくれると嬉しいです。


そして昨日は・・。


おなじく中学2年生に、金曜に控える国語をフォローしました。国語も範囲が複数ありますので、「詩」「熟語」「敬語」に絞って学習しました。

教科書のイラスト「こくご」

熟語や敬語は直前に付け焼き刃的に学習しても点数につながらないケースも多いです。普段から本を沢山読んだり、語彙を意識的に習得する作業が大切です。


それでも帰り際に、「中原中也の詩の意味や背景がようやく分かった!」「尊敬語と謙譲語の違いが理解出来て良かった。」と言ってくれたので、やった甲斐はあったかなと思います。


2年生はもう受験期に入っている意識を持って、学校の授業受講時や自宅での学習も意識改革が進んでいくと良いですね。

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