📝精度の高い学習を身につけるのは、小学校からの習慣化が大切! [代表:宮谷]
——「面倒くさい」が数学苦手の正体?
中学生で数学が苦手な生徒さんを見ていると、その8〜9割の原因は実は共通しています。
それは、
① 丁寧にプロセスを踏まない
② 振り返って確かめない
この2点です。
もちろん「知識が足りていない」ということもありますが、仮に知識が身についても、①②ができていないと、正確には解けません。
そして、正確に解けないと点数が取れず、結果として「数学が苦手」と周囲に判断されてしまいます。
でも、実際には「苦手」というよりも、「面倒くさい」が勝っている、というのが本音かもしれません。
🔍なぜ式や図形を書かないのか?
「どうして式を書かないの?」「図を描かないの?」
「確認しないのはなぜ?」
と聞いてみると、生徒さんから返ってくるのはたいてい
「面倒だから。」
という答えです。
現代の子どもたちは、ある意味とても素直です(笑)
✍️ノートを使った学習習慣をどう育てるか?
数学ができるようになるには、「見本を示して模倣する」「確認のやり方を教えて実践させる」など、根気強い指導が必要です。
これを思春期に入った中学生になってから始めようとすると、なかなか大変です。
「今までやってこなかったことを、急にやらされる」ことへの抵抗感が強く出ます。
だからこそ、できれば小学生のうち——特に低学年のうちに——ノートを取る学習習慣を身につけたいところです。
💻ICTツールの落とし穴と、セルモの特長
近年、学校現場でもICTツールの活用が進んでいますが、実はここにも落とし穴があります。
多くの小学生向けICT教材は、「ノートを書いて学ぶ設計」にはなっておらず、「答えさえ合っていればOK」という仕組みが多いです。
そのため、式や図形を書く習慣がなかなか育たないのです。
しかし、個別学習のセルモで使用しているICT教材は、最初から「ノートを取りながら学ぶ」設計になっています。
だから、小学生からセルモに通っている生徒さんは、中学生になっても自然にノートを取り、確認作業ができる生徒さんが多くなっています。
📌まとめ:「頭の中だけで解ける」のは低学年まで!
いまの学習指導要領に基づいた算数・数学の問題は、頭の中だけでスラスラ解けるのは小1・小2くらいまでです。
小3以降は、ノートを活用しなければ太刀打ちできません。
だからこそ、1・2年生のうちから、ノートを活用する習慣づけがとても大切なのです。