セルモの教室長BLOG

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保護者面談も終盤に入りました!

町田市忠生の個別学習のセルモです。

かれこれ3週間ほど保護者面談が続いています。

すでに40名ほどの保護者さんとお会いしました。全部のご家庭がご参加ではありませんので、残り10名強の方と今週お会いします。終盤ですが、気を抜かずに進めていきたいと思います。

今回のテーマは、受験生は「受験対応の現状と今後の方策」受験生以外は「学習状況の共有と2016年からの中学校教科書変更」についてお話ししています。

一応30分の予定なのですが、色々お話が盛り上がり時間を過ぎてしまうこともしばしば。

みなさんお子さんのことを真剣に思い、時にはなかなかうまくいかない子育てに対して、涙される保護者さんもいらっしゃいます。本当に難しいですね。お子さんによって課題は様々ですが、中には課題が深すぎて保護者さんだけで対応は難しい内容もあります。我々でできることもあれば、内容に応じた専門家をご紹介する場合もあります。保護者さんだけで抱えすぎると、問題や課題がさらに深くなりお子さんも保護者さんも傷んでしまうことになりかねません。

テーマの一つである2016年からの中学校教科書変更については、現状ただでさえ「学校の勉強についていけない」生徒が増えている中、ますます「脱落」してしまう生徒が増えるのでは無いかと危惧しています。脱落してしまう原因は単純で、教科書の内容・ボリュームに対し学校の授業時間が足りなすぎるのだと思います。前回2012年の教科書改訂で35%以上も教科書のボリュームが増えています。それに対して授業時間は5%くらいしか増えていないのです。

駆け足で授業を実施するので「よく理解しないまま」次の単元に入ってしまっています。理解がゆっくりな生徒は、置いていかれることになりますが、その置いていかれた生徒をフォローする仕組みが学校にはありません。一応理解度別で3段階にクラス分けして授業を行う学校も増えてきましたが、その程度の分け方ではとてもじゃないですが「フォローできる状態ではないほど理解できていない」ということに気づいていただきたいです。

例えば数学の中2で「一次関数」という単元がありますが、理解ができていない生徒は小学校で学ぶ「比例・反比例」の基礎知識が欠けている場合がほとんどです。よって理解度別クラスにして一次関数の基礎をいくら説明しても、そもそも「比例って何?」という状態であったり「方程式」を理解していない状態なので、一次関数は絶対に理解できません。

結局当教室などで小学校4年や5年から遡って指導を行うことになります。もちろん学校だけに課題があるわけでなく、生徒自身も理解できていないことを周囲に伝えるべきでしょうし、ご家庭でももっと気づいてあげるべきですが、理解できていないことが「のちのちどう影響するか?」ということは、その時点では生徒や家庭ではなかなかわかりづらいということも課題にあると思います。もっと影響度を可視化する仕組みが学校に必要なのでしょう。

そういう状況の中、数学や理科は今回の改訂でさらにボリュームが増えますし、英語は4技能対応に向け内容が高度化します。脱落する生徒がますます増え、学力の二極化が今以上に進行するのではないかと危惧しています。ですが、改訂はもう決まっていることで拒むことは出来ません。

結局ご家庭が主体となって、対策を講じるしかありません。まずは生徒の理解状況を可視化することです。それには、模擬試験やプレテストと言われるものでチェックするのが手っ取り早いです。当教室を含め多くの学習塾では提携している模擬試験やプレテストを用意しています。模擬試験は3,000円〜4,500円ほど費用がかかりますが、かなり詳細に分析することができます。

プレテストは模擬試験ほどではありませんが、大まかに課題を把握することができます。当教室ではプレテストは無料で実施することが可能です。ご要望のある方はお申し出ください。ご入塾直後に模擬試験を受けられる方がたくさんいらっしゃいますが、みなさん予想以上に理解できていない範囲が多いことにショックを受けられます。ただ、事実を見つめないと何も改善が始まりませんからね。

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2015.12.02
12月スタート!受験生の焦りはある?ない?

町田市忠生の個別学習のセルモです。

12月になりました。4月始まりで考えると、12分の7ヶ月が終了したわけです。割合でいうと58.3%が終了したことになります。残り41.7%です。

携帯電話の電池の残り容量だと結構焦るタイミングです。もう40%しか残っていない、充電しないと!と。

東京都の受験生は実質2月末の都立高校一般入試を持って受験勉強が終わりになる生徒さんが多いので、40%も残っていませんね。実質30%くらいです。現状は、焦り始めた生徒とそうでない生徒がいます。焦り始めた生徒は、学校が終わったら自習に来て、問題集を必死に解いています。焦りがない生徒は、この時期に及んで提出物を忘れたり、体調管理を怠って学校を休んだり(当然塾もお休みです。)・・と心配の種は尽きませんね。学習が十分に出来ていて焦りがないのであれば良いのですが、得てして学習も不十分ですから背中を押していかなければなりません。残り期間を考えると1日1時間を大事にし全力を尽くしてもらいたいものです。

さて先週末に模擬試験を実施し、全生徒の採点が終わりました。例年同じですが、理科・社会の学習が十分ではありません。特に中学校1年生で学習した地理への手当てが不十分ですね。これから受験生の補習を検討していきますが、優先順位としては地理への取り組みとなります。なんせ、日本全国の都道府県名、県庁所在地、山脈・山地、川、平野名などを覚えることから始め、やることは大量にありますからね。本来は自宅で課題を与えて勉強してもらいたいところですが、なかなか自宅で課題をきちんとやり通せる生徒が少ないのも最近の中学生の特徴です。よって、目の前でしっかり管理監督し、課題をやりこなしてもらわなければなりません。冬期講習までのちょっとした合間に時間を確保したいと思います。

まあいずれにしても残り期間30%を充実したものにしてもらえるよう、全力でサポートしていきたいと思います。


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2015.12.01
中学生を受験に意識を向けさせるには?

町田市忠生の個別学習のセルモです。

先週から保護者面談が続いています。

中学1年、2年の生徒さんとは、「そろそろ受験に向けて、意識を高めていく」というテーマに対し、具体的にとれる方策をご相談するという内容が多いです。

10人いたら、現時点で受験に意識が向いている中1、中2は多くても2・3名というところです。大半がまだ意識がなく、多くの保護者さんが「どうすれば受験に向いてくれるのか?」と悩まれています。

その言った話題の際、当教室でお話しさせていただいているのは次の3点です。

1)まず1点目としては、将来の目標設定はしているか?という点です。

将来どういった職業に就きたいのか、どういった大人になりたいのか?生徒さんなりの目標があるかどうかお伺いします。そうすると、意識が高まっていない生徒さんの多くは、そういった将来の目標設定がなされていません。あったとしても、「高校に行っても中学と同じ部活に入りたい」という、どちらかというと目先の目標だったりします。必要なのは、そういった1・2年後の話ではなく、大人になった時の自分の描く姿があるかどうか?ということです。

では、目標がなければどうすれば良いかということですが、現時点で興味のある職業や仕事を探してみることです。例えば、「職業ガイド」という様々な職業について、詳細に案内している書籍があります。こういったものを読んでみて、興味のあるものを探してみるのも一つの手だと思います。興味のある職業があれば、例えば見学やお話を聞ける職業であれば、一度実際にやっている方にお話を聞いてみるのも手だと思います。大手の企業さんだと、見学ツアーなどをされているところもありますからね。

2)次に、目標となる仕事や職業を見つけることができれば、その目標を達成するための手段を考えます。

資格が必要な場合もあれば、専門に勉強する学校を卒業しないといけない場合もあります。こういった情報は、上記の職業ガイドにも記載されていますし、今の時代インターネットで調べればいくらでも情報が出てきるでしょう。特に進路については、お金もかかる話ですので、家庭として現実的に選択できるかどうか生徒さんに話しておく必要があるでしょう。思わせておいて、「うちの家はダメだよ。」ではガッカリですからね。場合によっては、奨学金を受けてでもその進路を選択したいという強い気持ちを持つお子さんもいらっしゃいます。

3)目標を達成するための手段が判明すれば、あとはそれに向かってどのように進んでいくか、中学校生活の具体的なロードマップを描きましょう。

成績はどの程度とっておけば良いのか?何の科目を勉強しておかなけれなならないのか?習い事や部活動の優先順位はどうするのか?など、具体的に行動を決めることができると思います。あとは、その行動をしっかり進めていくだけです。考えるだけだったら誰でも出来ますので、一定期間ごとに進捗を確認していかなければなら無いでしょう。生徒まかせにしてしまうと、ロードマップに対して全然進んでい無い・・ということもありますので、基本は生徒の自主性に任せるとしても進捗だけは保護者さんが確認していくべきです。

もちろん1)〜3)の手順は保護者さんが手助けはしますが、行動してもらうのは生徒さんです。だからステップ毎にきちんと生徒の合意や約束を取っておくことが重要です。約束というのは単なる口約束だけでなく、守らなかった場合のペナルティも考えておかなければいけません。なにの制限もない約束は、約束ではありませんから。

このようなアドバイスを保護者面談でさせていただきますが、実際にきちんと手順を踏んで進められているご家庭が多数あります。最終的に今まできちんと手順を踏んで進められたご家庭は、大半がきちんと目標の学校に合格されています。このようなステップを面倒と感じるか、そうでないか、はそれぞれと思います。しかし、実績が出ているのは事実であります。

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2015.11.27
冬期講習満席の日程が出てきました。

町田市忠生の個別学習のセルモです。

好評受付中の冬期講習ですが、お陰様で一部満席の日程が出てきました。

まだ11月で、12月の部活動の予定が出ていない生徒さんもいらっしゃると思いますが、結構な数の生徒さんにお申し込み頂いています。

中3生を除く生徒さんで、部活動の予定が決まってい無い生徒さんは、どうやった日程を決めているのかというと、学校の顧問の先生にスケジュールを自分から聞きに行っているのです。

この辺りのコミュニケーション能力も意欲の一部と考えれますよね。段取り良く先々のスケジュールを調整し、早めに行動に移しているわけです。

ほとんどの先生が、ご自身の休みも決めなければいけないので、おおむねスケジュールは決定していますからね・・・。

皆さんのお子さんも、是非そういった行動がとれるようにご指導いただければと思います。

きっと将来、社会人になった時に調整能力となって役に立つ時がくるはずです。

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2015.11.26
大変嬉しい出来事!!

町田市忠生の個別学習のセルモです。

前のBlogにも書きましたが、本日高校受験生の面接練習会を実施しました。

午後の部で大変嬉しいことがありました。

個人情報の観点から細かい話は書けませんが、普段コミュニケーションが苦手で本日の面接練習会は正直「どうなるだろう?何ができるだろう?どうフォローすれば良いのか?」と私自身も非常に悩み・心配していた生徒さんが、ものすごく頑張ってその練習会のパート7名の中では「一番上手」に面接の模擬練習を実施してくれました。

みんなが見る前で緊張もするだろうし、何も言えなくて晒し者にならないか?、今日の練習が本人の自信とは逆効果にならないか?と心配していました。ところが、私のそんな心配はよそにしっかりとした声で、内容も非常に充実した内容で質問に対し答えてくれました。

先週、本人と保護者さんと一緒に志望校はどうするか?、ほとんどの候補は面接があるけど面接に対応できるか?、自己PRの内容は何か言えることがあるか?など、時間をかけて打ち合わせをしました。しかしながら、本人からはほとんど発言がなく、正直なところこれでは面接の練習会に参加しても意味が無いのでは?と考えていました。

しかし、本人に参加の意思を確認すると、小さな声で「参加します」と言ってくれました。

そして今日です。勇気を振り絞って面接模擬に臨んでくれたと思うのですが、本当に素晴らしい内容でした。とても驚いたし、嬉しかったです。本人はどう思っているかわかりませんが、私は同じグループの中で一番上手に練習できたと思います。「大丈夫か?」と心配していた事を大変申し訳なく思いました。

もちろん本番ではありません。あくまで模擬練習です。しかし、何か少し先が開けたような気がしました。本番はどうなるかわかりませんし、まだ内容的に十分とは言えない点もあります。でも、今日新しいステップを踏めたことで、これから練習を積み重ねればゴールにたどり着けると思います。

残り期間も頑張って生徒さんをサポートしていきたいと思います。

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2015.11.23

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