セルモの教室長BLOG

Selmo Blog

光の当たらないところにも光を [教室長:松本]

週末はのんびり仕事をしておりました。


模擬試験の採点や中間テストの得点結果の張り出しなど実施できました。



ほとんどの生徒が成果を出していることに安堵する一方、なかなか成果の出ない生徒たちを思い、どうしたものかと考えていました。



忠生教室の観葉植物は青々と葉っぱの数を増やしておりますが、一枚だけ日が当たらなかったのか、黄色くなってしまいました。


「光の当たらないところにも光を」


そういう気持ちで日々取り組んでいるつもりですが、必ずしもすぐ成果が出るとは限りません。


しかし、諦めなければいつか必ず成果は出ます。


今週から本格的にESAT-J対策授業が始まります。日帰り合宿勉強会の案内も始まります。


以前、日帰り合宿勉強会に参加し、ESAT-J対策授業を受講した卒業生は狛江高校にESAT-J満点で合格しました。



何事にも真剣に、誠実に、謙虚に取り組んできた生徒は合格して道を切り開いていきます。

【学びの広がり】「水先案内人」ってどんな仕事? [代表:宮谷]

先日、生徒さんの漢字練習の中に「水先案内(みずさきあんない)」という熟語が出てきました。

かわいい船長さんのイラスト

「水先案内人って知ってる?」と聞いたところ、「知らない」とのことだったので、一緒に辞書で調べながら学びを深めてみました。



「水先案内人(Pilot)」とは、


港の出入りや狭い海域、複雑な水路を通る際に、船に乗り込み、地形や潮の流れ、風の状況などを把握して、船を安全に誘導する専門家です。


特に東京湾のような混雑する港では、大型船の入出港に「水先案内人」が乗船することが法律で義務付けられています。実は1万トン以上の船は、水先案内人がいないと東京湾に入れないそうです。

レインボーブリッジのイラスト

この仕事に就くには、「水先人国家試験」という国家資格に合格する必要があり、


その前に東京海洋大学や海技大学校などでの専門課程を修了し、一定の乗船経験も求められます。資格は一級から三級まであり、案内できる港もその等級によって決まっているそうです。


普段なかなか意識することのない「港」や「船の安全」。


でも実は、私たちの暮らしや経済を支える物流の最前線で、こうしたプロフェッショナルが働いています。


こちらのYouTube動画では、その水先案内人の仕事の様子が詳しく紹介されています。ぜひご覧ください。


📺 https://youtu.be/axF3yzxlz-c?si=-XWxDxpP31cHeqYd


ちなみに私は、20年以上前に小型船舶免許を取りましたが、実際に運転したのは…ほんの数回です(笑)


それと、千葉に国立館山海上技術学校という船員や機関士を育成する高校があります。セルモからも過去1名進学されました。


若い頃から専門職を目指し頑張るのも素敵だと思います!

【成績をどう見るか】平均点より上ならOK?それとも…? [代表:宮谷]

定期テストの平均点が50点だったとします。


そして、ある生徒さんの得点が52点だったとしたら、これは「褒めてよい」のか、判断に迷う保護者様もいらっしゃるのではないでしょうか。

お母さんのアドバイスが響かない子供イラスト


最近では、平均点が30点台後半〜40点台前半のテストも珍しくありません。


そのため「平均より上だったからOK」と単純に考えてしまうと、仮に平均点が39点で、自分の得点が42点でも「自分はできた」と思い込んでしまう危険性があります。実際には半分以上間違えているわけなので、勉強は不十分だった可能性があります。

家庭教師のイラスト(女性)

実際には、以下のような観点で判断する必要があります。


■① テストの難易度

まず大切なのが、テストの難易度です。


難易度が高く、全体の平均点も低いテストであれば、「平均点より上を取れた」ということは一定の成果と評価して良いと思います。


一方で、比較的易しいテストで平均点に届かなかった場合は、むしろ危機感を持つべきです。

積み立てのイラスト(男性)

ただ、そのテストの難易度が高いか低いかを保護者さんが判断するのが難しい場合もあるので、その場合は各教室にテスト問題をご提出頂き、教室長に確認を取って頂ければと思います。


なお、これはなかなか是正されないのですが、同じ市内の公立中学校でも、先生により問題の難易度が全く異なります。

これは、全国各地で問題提起されていますが、下手すると全く難易度が異なる場合もあるので、少なくとも市区町村内では問題は共通にしたほうが良いと考えます。


■② その教科に対するこれまでの取り組み

過去に苦手で低得点だった教科で、今回は大きく点数が伸びたということであれば、たとえ絶対点が高くなくても、それは大いに褒めるべき成果です。


例えば前回15点だった生徒さんが今回40点を取ったとしたら、2倍以上の得点アップです。

棒グラフのイラスト(縦)

これは大きな進歩であり、本人の努力の賜物です。


■③ 定期テストの時期・範囲

また、学期が進むほど、**テストの範囲外の内容(前学期以前の復習)**が出題される傾向が強くなります。


特に学年末や2学期後半になると、範囲表に書かれていない内容も含まれてきます。


このようなテストでの得点は、より広い学力が求められるため、単純な得点だけでは評価できない部分も多くなります。


勉強をしている人のイラスト(男性)

■④ 学習プロセスと保護者の関わり

昨日も、英語で80点中盤、社会でも80点弱という高得点を取れた中3生がいました。


得点だけを見れば「よく頑張った!」と言いたくなるところですが、ここに至るまでには多くの苦労とサポートがありました。


学習に身が入らない時期があり、やるべきことが期限までに終わらないことも。


そんな中、保護者様が粘り強く背中を押し、教室としても時間を取り、繰り返し指導を行い、ようやくテスト3〜4日前に本気になれました。


その結果、直前の仕上げが間に合わず、好成績だった科目がある一方で、「まずい状態」の教科も残っているようです。


生徒さんには、「次の期末テストは内申点を決定づける最終のテスト」であることを強く伝えました。


ギリギリの追い込みではなく、もっと前から計画的に取り組むこと。


そして、勉強の進め方そのものにも課題があるので、根本的な学習習慣の改善も必要であることも、しっかりと話しました。


返ってきた返答は「はい!もちろんです!」と元気いっぱいでしたが(笑)、今後も継続的に様子を見ていく必要があるでしょう。

勉強が好調な人のイラスト(女性)

【まとめ】

成績は「得点」だけでは判断できません。


•その点数に至るまでのプロセス

•テストの難易度や出題傾向

•前回からの伸び幅

•本人の努力の質と量


など、多角的に観察し、適切にフィードバックしていくことが大切です。


そして、褒めるべき時はしっかり褒める。


指摘すべき時は、冷静に課題を示す。


その積み重ねが、生徒さんの次の成長に必ずつながります。

【生徒エピソード】こだわりの差が結果に出る!中間テストでの三者三様 [代表:宮谷]

中学3年生の中間テスト結果が続々と出そろう中、昨日登校したA君から「数学で98点取れました!」と嬉しい報告がありました。その他の科目もおおむね90点前後と、努力の成果が見事に実を結びました。

勝った人のイラスト(男性)

一方、B君からは「数学と英語は平均点より10点ほど上。理科と社会は平均点くらいでした。国語はまだ返っていない。」との報告。目標とする高校を考えるとまだ届いていませんが、B君なりにしっかり取り組んだ結果だと感じます。あともう少しという感じです。

ガッツポーズをしている男の子のイラスト

そしてC君。テスト直前、「◯◯と△△が不安だから復習をしよう」と伝えたところ、「もう十分に勉強したので大丈夫です」と自信たっぷりの様子でした。しかし結果はとても悪いということはありませんが、目標値に届かず残念な内容に。振り返りの中で、「あの時は十分と思っていた」と話してくれました。


反省・後悔のイラスト(男性)


この3人の違いは、「取り組み方」×「勉強量」の違いにあります。

ヘッドホンをして勉強をする人のイラスト(男性)


A君は「もう十分では?」と声をかけても「いや、まだやります」とさらに取り組むタイプ。必ず間違えた問題は解き直しています。


B君は「これをやりなさい」と言えば素直に実行するタイプ。ただし、間違えた問題の復習は目を離すと飛ばしがちで、この点は要改善です。


C君は「もうやったから大丈夫」と自分の判断を優先するタイプ。間違えた問題の復習はやりますが、絶対的な演習量は一番少ないです。



テストの得点では、A君>B君>C君となるのは当然です。


C君も決して勉強していないわけではありません。ただ、初期に学習を終えた科目をそのまま放置してしまう「繰り返しの不十分さ」が課題です。テスト対策の初期だと、テストまで2-3週間あります。2-3週間前のことを覚えていないのは当然で、この期間にも2周・3周と繰り返す必要があるでしょう。

反復横跳びのイラスト(男の子)

B君は、そこを見抜いた講師の指示を素直に実行し、C君より各科目10〜20点高い得点に。5科目で換算すれば最大100点近い差にもなります。


C君は決して才能が劣っているわけではありません。素直さと反復の重要性を次の期末テストに活かして欲しいと思います。

【生徒エピソード】「数学で平均点超え!」努力が実を結んだ中学3年生 [代表:宮谷]

昨日、とある中学3年生の生徒さんから中間テストの結果を聞いてみたところ、

「数学が◯◯点でした。平均点を超えることが出来てとても嬉しいです!」

と、笑顔で報告してくれました😊

全身で喜びを表す女子学生のイラスト

今回のテストでは平均点を2〜3点上回る得点を取ることが出来たとのこと。実はこの生徒さん、今年度から入塾されたのですが、入塾前は数学の得点が平均点の半分程度しか取れていませんでした。


それが今回、得点がほぼ倍に!


本人にとっても、大きな自信につながったようです。

私からその生徒さんに伝えたのは、

「中間テストで平均点を超えられたのは素晴らしい。でも、あなたにはもっと取れる力があるよ。」

というひと言でした。


男性の先生に相談をしている女子生徒のイラスト

実際、この生徒さんには今春の入塾当初から多くの課題がありました。

•小学校の分数・小数の計算が曖昧

•中学1年生の方程式の理解が不十分

•中3の数学を進めるうえで、前提となる基礎が抜け落ちていた

勉強が不調な人のイラスト(女性)


そのため、保護者様のご理解もいただいたうえで、基礎の基礎から復習を開始しました。


今回の定期テスト範囲を勉強するにあたっても、夏期講習と通常授業を組み合わせ「方程式(1年)→連立方程式(2年)→平方根・二次方程式(3年)→比例・反比例(1年)→一次関数(2年)→二次関数(3年)と、学年をまたいで関連箇所を復習するという、「さかのぼり学習」を自由自在に取り組めるセルモのメリットを最大限活かして取り組んでもらいました。

彼女の素晴らしいところは、次の3点です。

集中して勉強をする人のイラスト(女性)

集中力がある

素直に指導を受け入れ、実践できる

学習に丁寧に取り組める


勉強において大切な「素直さ」と「継続力」を兼ね備えており、

今回の成果はその力がしっかり結果に表れた証だと思います。


小学生時代に算数でつまずき、その後長く苦しんできたことを思えば、

比較的短期間での改善は本当に見事です。


指導やアドバイスのたびに「ありがとうございます!」と言って頂けるので、本当にサポートしていて気持ちの良い生徒さんです。


正直、「もう少し早く来てくれたら…」という思いもあります。


平均点を超えるだけでなく、平均+10点、15点だって十分に狙えた力があるからです。


でも、まだまだ遅くはありません。


次の期末テストは中間よりも難易度が高く、出題範囲も広くなります。


さに新たなチャレンジとなりますが、引き続き気を抜かず頑張ってほしいですね。


私たちも引き続き、全力でサポートしていきます!

無料体験学習のお申し込みやお問合せは、LINEからでも可能です!