セルモの教室長BLOG

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【第3回】令和7年度入試 日帰り合宿勉強会レポート

昨日11月30日(土)は受験生の日帰り合宿勉強会の3回目でした。

会場は引き続き、町田駅前の「ぽっぽ町田」です。ビルの1階は、クリスマスイベントを実施しており、雰囲気がありましたね!

昨日も1日頑張って頂きましたが、結論から申し上げると各生徒さん、「圧倒的に勉強時間が不足」しています。

12月に入りましたので、「受験生としての自覚」を持って頂きたいです。

科目別に学習実施状況をお伝えしますので、本日12月1日(日)は自宅での学習にしっかり取り組んで下さい。


さて、第3回目までは「受検問題のレベル感を把握する、得点必須の基礎問題を解けるようにする。」をテーマに、数学は大問1(46点満点)、英語は大問2(24点満点)、国語は大問3(25点満点)の学習に特化して取り組んでいます。

追加して、漢字・英単語のトレーニングも合間に行っています。


(集合・忘れ物)

①体調不良でお休みをされた生徒さんが若干名いらっしゃいました。健康管理は引き続き、各ご家庭意識されて下さい。特に、学校帰宅後の入浴や洗髪・洗体、寝室は清潔に保つなど、日々の清潔を保ちましょう。


バスの時間を勘違いした生徒さんの遅刻、英単語教材・消しゴムを忘れた生徒さんがいらっしゃいました。


まず、移動手段や集合時間ですが、「時刻表やバス停位置の事前の確認」と「余裕のある移動時間の確保」を改めて意識するように伝えました。

バス停のイラスト

実際に、昨年の都立入試では、乗車するバスの方向を間違え、試験開始時刻に遅刻した生徒さんがいらっしゃいました。


事前にバス停位置の確認や、乗車練習をしていたにもかかわらずです。


「まさかそんな事があり得るのか?」と思わる保護者さんもいらっしゃるかもしれませんが、「まさか」が起こるのが中学生の受検です。


緊急時はタクシーに乗ることも想定されるので、受験日当日はお子さんの財布に最低5,000円くらいは入れておきたいところです。

タクシーに乗る人のイラスト(男性)

②持ち物についても、基本的にお子様のカバンや筆箱の中身は、各ご家庭でチェックして頂いたほうが良いかと思います。


「中学生だから、流石に筆箱の中身まで親は関知しない。」と私も思うのですが、現実には「消しゴムが入っていない。」「シャーペンが壊れていた、芯が無い。」という事象が発生します。

遠足のイラスト「リュック・お弁当・水筒」

試験前日には、親子で持ち物チェック表に沿って、全部揃っているか、壊れていないかなど全て確認されたほうが良いでしょう。筆記用具は鉛筆を最低3-4本は入れておいて下さい。

鉛筆1ダースのイラスト

シャーペンは故障すると、焦りに繋がりますので、試験時はあまりお勧めしません。消しゴムも2個、定規セットやコンパスも、しっかり傷んでいないものをお願いします。

(数学大問1)

①46点獲得を目指す大問1ですが、第3回目の昨日は累計5回目・6回目の大問1を実施しました。


計算問題は、だいぶん正答率が上がってきました。よって、全体的な点数の底上げは図れています。


総得点では、30点以上の生徒さんが増えてきました。

しかし、計算がまだ1-2問しか合わない生徒さんもいらっしゃいますし、何よりも課題なのが大問1の(7)から(9)の問題が解けていない生徒さんが非常に多いことです。


これは例年と比べても、改善の速度が非常に遅いです。確率・変域・四分位数・円周角の定理・作図などから3問出題されます(円周角の定理と作図は100%出題)ので、出題内容も絞れますからしっかり学習しましょう


ただ、学習チェック表を見ても、そういった学習に取り組んだ生徒さんは少数でした(復習していた生徒さんは、解けていました。)


12月に入りましたので、危機感を持って頂きたいと思います。


②計算が解けていない生徒さんの多くが、基本的な正負の数の四則演算に課題を抱えています。


昨日も正負の数の計算を間違えていた生徒さんが、第6回目で7-8人いらっしゃったのですが、例えば「÷1/2」を「÷2」と勘違いしていました(全員同じ間違え)。


本来は、正負の数の四則演算で「÷(分数)」があった場合は、「×(逆数)」の変換する必要がありますが、このプロセスを飛ばしてしまい、暗算したことが間違えの原因です。

詳細に解説しましたが、逆数の知識は小学校5年生内容なので、間違うわけにはいきません。


まずは、きちんと式を丁寧に書き、暗算しないことが肝要です。


(英語大問2)

①英語大問2は、長文の会話文で毎年設定が固定されています。日本に留学した外国人と、その友達の会話文が2つ、帰国した外国人のEメールが1つの構成です。

外国人留学生のイラスト(女性)

選択問題が3問あり12点、英作文が1問で12点、合計24点です。


まずは選択問題の3問を全問正解させるのが目標ですが、今回までに累計4回実施していますが、かなり苦戦している生徒さんが多いです。


長文問題や選択問題へのアプローチ(問題から読む、長文全ては読まない、消去法で解く 等)は理解出来てきましたが、単語の意味の理解や、会話文の内容の理解など、こういった問題に解き慣れていない生徒たちは、まだ戸惑っているようです。

勉強しすぎの子供のイラスト(女性)

当初累計4-5回くらいで、会話文の選択問題は解けるようになるかな?考えていましたが、もう少し回数をこなしていく必要があるでしょう。


②英作文は全く白紙の生徒さんが多く、こちらも次回以降代表的な英作文例を用意して練習していく予定です。


自宅の課題として課している、長文問題集に取り組めている生徒さんが非常に少ないので、この点も要改善です。


(国語大問3)

◯国語大問3は前回2回実施して、比較的対応出来た生徒さんが多かったです。

かぐや姫のイラスト(竹取物語)

しかし、今回改めて実施してみると、得点を下げる生徒さんが多かったです。


得点を下げた理由としては、物語の登場人物たちが取り組む「染織(せんしょく)」という職業のイメージが付かない生徒さんが多かったのかな?と推測します。

タイダイ染めのTシャツのイラスト

例えば、調色のくだりがありましたが、色は基本のCMYKの割合を変えて調色することを知らないと、文脈を読み取ることが出来ないわけです。


国語は前回の状況から、大問4に切り替えていこうかなと考えていましたが、もう少し大問3も経験が必要なようです。


(漢字・英単語練習)

◯こちらも引き続き、積み重ねが必要です。皆さん、圧倒的に基礎漢字と基礎英単語が書けていません。


特に漢字は書けないと、国語の20点を失うことになります。自宅でも、科目学習の合間に取り組んで頂きたいです。


会場で実施して間違えた漢字や英単語の練習・復習を終えられていない生徒さんは、必ず自宅で実施して下さい。


(学習進捗チェック表)

前回の23日から、今回の30日の間にしっかり問題集に取り組んだ生徒さんと、そうでない生徒さんにはっきり別れました。


取り組めていない生徒さんに理由を確認しましたが、特に明確な理由はなく、ほとんどの人が「意識の問題」でした。

横になってスマホを使う人のイラスト(男性)

繰り返しになりますが、12月に入りましたので意識を上げていきましょうと伝えています。


受検直前に全てを学習することは不可能です。12月サボってしまうと、あとが無くなります。


すでにゲーム機や自宅にいる間のスマホの回収に取り組まれているご家庭も出てきました。

徹夜でゲームをする人のイラスト(女性)

学習時間の確保が何よりも重要なので、今一度ご家庭では生徒さんとコミュニケーションをお願いいたします。


次回は12月7日(土)、会場は引き続きぽっぽ町田です。

やる気に燃える人のイラスト(女性)

次回までにしっかり学習を積み重ねてきましょう!

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