今週からセルモは新教科書データで勉強できます(2) 先日のblogの続きです。 昨日月曜日から、セルモは新教科書データで勉強を開始しています。 4月から変更される各中学校の新教科書に対応したことはもちろんのこと、カリキュラムも様々な強化を果たしました。 まず、重点的に強化された科目が英語です。今までも文法や教科書本文の理解力強化には定評がありましたが、さらに長文読解や重点表現についての学習機能が追加されました。これは、定期テストに向けた学習だけでなく、受験に向けた学習として、実践力を身につけるのに役立つはずです。 実際に昨日授業を実施してみると、生徒の興味関心がより高く授業が出来たような気がします。英語が得意な生徒は、新しい切り口の問題に楽しんで取り組めていました。英語が苦手な生徒にとっては、新たな切り口が増えたことでハードルが上がったように見えますが、現実の受験では長文読解や重点表現の理解は避けて通れない道ですので、しっかり学習してもらおうと思います。 次に、他の科目で追加された昨日として、「ウォームアップ」と呼ばれる問題が増えたことです。従来は、レクチャービデオの後に演習問題に入っていましたが、演習問題に入るにあたり、基本的な知識(映像で解説された基本的な内容)を、1つひとつ丁寧に確認していく問題が「ウォームアップ」です。 この機能により、一度の解説で知識を理解・吸収することが苦手な生徒さんも、段階的に知識を吸収できます。勉強が苦手な生徒さんの特徴を捉えた、非常に良い新機能と考えます。 実際に、昨日この機能がある単元を解いていた生徒は、頷きながら進めることが出来ていましたので、効果は確実にあると言えます。 他にも細かい使い勝手の向上を含め、現場の我々指導スタッフの声をしっかり反映させた新プログラムです。これからも、様々な時代変化や学習内容の変化に合わせ、進化を果たしていきたいと思います。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2016.03.15 来週から新教科書の内容で勉強できます。 個別学習のセルモでは、来週から新教科書の内容で勉強が可能です。 中学校の教科書が4月から変更になります。変更の内容はこちらをご覧下さい。 ※小学生は昨年変更になりましたので、そのままです。 先取って新教科書の内容を春休み中に先行予習しますので、生徒たちにとっては有利な武器になります。 すでに現行教科書の次年度生(2年生だと3年生)の内容の勉強は始めていますが、英語は採択する教科書メーカーが変わったり(1年生のみ)、同じ教科書メーカーを採択していても、中身が変更になったりしますので、新教科書でしっかり復習する必要があるのです。 セルモはデジタル教材を使っているので、パソコンでいうバージョンアップを今週末に行います。単に問題のデータが書きかわるだけでなく、使い勝手や生徒さんの学力向上に貢献できる新機能なども加わります。 昨年の4月にも機能面やデザイン面での大幅バージョンアップを果たしましたが、常にユーザー目線に立って改良を加えていきます。普段の小さな変更はインターネット経由でバージョンアップするのですが、今回は教科書データも中学生分は全て書きかわるので、開発元さんからバージョンアップのDVDが届きました。 ちなみに最長4時間くらいバージョンアップにかかるそうなので、土曜の夜にインストールを始めて、そのまま帰宅し翌朝に確認しようと考えています(笑)。最新の学習環境を維持するのは大変なんです。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2016.03.12 読解力の鍛え方 保護者さんからのご質問で一番多いのが、 「読解力が弱い」「文章題が読み解けない」 というものです。ほぼ7割、8割のご相談に上記に類する内容が含まれます。 読解力と言っても、一言で表すのは難しく幾つかの要素が重なって「読解力が弱い状態」になっています。今日のblogはその辺りをご説明します。 1)経験が足りない。 要はトレーニングされていないと言うことです。今まで根本的に読書量(自ら読む)が少なかったり、様々なパターンの文章を読んでいなかったり、全く「読解」について鍛えられていないことが要因で、読解力が弱いと言うことです。 この場合は、経験を積んでいくしか無いのですが、年齢を重ねると「トレーニングが面倒」「今更頑張っても鍛えられない」という思いを持つ子供が多くなるので、こどもさんでも興味を持つトレーニング手法を用意しなければなりません。 2)速く・深く読む意識が持てていない。 比較的読書量を積み重ねてきた生徒さんでも、「読解力が弱い」ケースは見られます。保護者さんとしては、「小さな頃から意識的に読書してきたのに?」と思われますよね。これは言い方悪いのですが、「単に読んでいるだけ」の状態になっているからです。 読むと言っても、「速く何度も読んで、内容を深く理解する」意識を持っている生徒と、単に「最初から最後まで一通り読んだだけ」の生徒では、理解に大きな差が生まれます。 この速く・深く読むためには、意識的にそういったトレーニングを積んでいく必要があります。 3)目の力(視野、視覚など)が弱い。 1)、2)とは別に、そもそも目の力が総合的に弱い生徒さんもいらっしゃいます。目を動かすのが遅かったり、視野が狭く一部しか見れていなかったりと、目の機能が原因で「読解が苦手」なケースもあります。 ※けっしてイラストのように、視力が弱いという意味ではありません。 代表的には上の3つが「読解力が弱い」原因となります。その他にも幾つか要因があるのですが、ここでは割愛します。 では、これらの課題を解決するためにどうすれば良いか?特に、年齢を重ねて比較的短期間(1〜2年)で改善を図るには、どうすれば良いか?ということになります。 当教室では、2つの対策をご用意しています。 一つは「みんなの速読」という、速読速脳トレーニングです。 この「みんなの速読」は、全国2,000の学習塾で取り入れられている「速読力・精読力」を鍛える専門のトレーニングプログラムです。生徒たちが興味を持つゲーム的要素を取り入れながら、「目の筋力」や「速く読むための意識力」「深く読むための思考力」を鍛えていきます。 当教室で受講している生徒さんたちを見ると、半年を経過したころから「圧倒的に」読解力が変わってきているのを見ることが出来ます。 セルモ受講生の方には、月3,890円(週1回)で受講頂けるのも人気の理由です。 次にご用意しているのが、「ことばの学校」というトレーニングです。「狙い」としては「みんなの速読」と同じですが、「ことばの学校」はより実践的に、「読書」を通じて「読解力」を鍛えていきます。 イメージとしては、「みんなの速読」の仕上げとして受講するイメージです。両方を受講されている方もいらっしゃいます。 実際に約200冊の厳選された良質本を、音声データを聞きながら読み、その後に各種問題を解いていきます。音声データが流れることで、途中で集中力が乱れることなく本を読み切れますし、問題を解くことで本の中身の理解や語彙の理解を深めます。 「ことばの学校」も、セルモ受講生は月5,000円と低価格で受講頂けます。 やはり専用に開発されたプログラムは効果があります。「読解力がなくて・・」と悩んでおられる生徒さんは、まずは一度体験していただければと思います。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2016.03.11 セルモの特徴を今一度ご説明します。 先日お問い合わせ頂いた保護者様から、 「デジタル教材を使った学習方法ってなんですか?」とご質問頂きました。 HPやチラシ、本blog等でご説明しておりますが、近年デジタル教材は人気が出てきたものの、まだ歴史が浅く市民権を得ておりませんので、見たことない方には分かりづらいですよね。説明が分かりづらくすいません(笑)。 そこで本日のblogで改めて「分かりやすく」ご説明差し上げたいと思います。 まず結論から申し上げると、セルモのデジタル教材を使った学習法は、現在様々な学習法がある中で「子供達が一番集中・熱中できる学習法」と申し上げることができます。 多くの子供さん達がご自宅でもパソコンやスマホが大好きなように、参考書や問題集が目の前にあったら勉強を嫌がるのに、パソコンの中に学習教材が入っていると嫌がらないのです。デジタル教材を使うことで、勉強に向かう敷居を下げることに成功しています。 豊富な動画やアニメーションなども、その役割に一役買っていると思います。勉強が苦手・嫌いな生徒さんほど、この敷居を下げてあげないと学力の改善に取り組めませんからね。 さらに、このセルモのデジタル学習教材には、「勉強をサボらせない仕組み」が豊富に準備されています。学校でも学習塾でも問題になるのが、「生徒が授業を聞いていない」と言うことです。要はぼーっとしていると言うことです。多感な時期の子どもたちに多い現象です(笑)。 例えば、上の写真の「レクチャープリント」という仕組みです。解説の動画を見る際に、「単に見る」だけでなく、このプリントに解説の要点を書き込んだり、解説の先生と一緒に例題を解いたりしていきます。演習問題に入る前に、このプリントをきちんと取り組めているかを我々講師がチェックしますので、生徒たちは「サボる」ことが出来ません。 次に問題を解く際ですが、一番大事なのは「深く理解する」ことです。学校や集団塾のように「理解が定着していない」のに、「次々と新たな単元を学習する」ことは絶対しません。理解を定着させるための工夫を豊富に用意しています。 例えば間違えた問題は、間違えた問題数に応じて「復習を続けよう」「前の単元を復習しよう」など、復習を指図します。そして類題を全てしっかり解き終えれば、次の単元に進んでいきます。 他にも「深く理解」しようにも、「前の単元が全く理解できていない」場合は関連単元にさかのぼって復習します。データで関連単元が全て繋がっているため、復習にも容易に取り組めます。場合によっては、数年さかのぼって基礎から復習する場合もあります。もちろん復習する箇所は講師が的確に指示します。 宿題にも一工夫です。宿題は学習した範囲をプリントでお渡ししますが、宿題がきちんと理解できているか、次の授業で必ず「確認テスト」を実施します。この確認テストも、コンピューターで自動生成しますので、生徒の苦手をしっかりチェックすることが出来ます。 もし確認テストが全然できていない場合は、前回の授業の理解が浅かったり、宿題にきちんと取り組めていないと判断できますので、改めて復習に取り組み直していきます。少しだけ間違えている場合は、講師がポイントを伝え間違えた問題に再チャレンジです。 その他にも様々な工夫がありますが、とにかくこのセルモシステムは「子供達の特性」を良く捉えて構築されています(笑)。システムはデジタルで最新ですが、やっていることは「基本に忠実に、きちんと理解して次に進む」という、成績アップ・学力改善に一番必要なことをしているに過ぎないのです。デジタルだからこそできるわけです。人間だと、ここまで毎回安定して指導出来ません(笑)。それに、教科書に完全に対応した教材ですので、学校の授業にリンクして勉強を進めることが可能です。 もちろんデジタルで全てが補えるわけではありませんので、講師がしっかりフォローします。その点はご安心ください。また、ノートもきちんと取ります。ノートをとる量は、近隣の学習塾でも一番ではないでしょうか。 ということで、極力分かりやすくお伝えしたつもりですが、いかがでしたでしょうか? ただやはり、一度実際に見ていただくのが一番だと思います。体験学習お待ちしております(笑)!! 長文失礼しました。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2016.03.10 多感な生徒さんをどう軌道に乗せるか? 当教室は小学生・中学生を対象とした学習塾ですが、やはり学習指導する上で一番の障壁となるのは、「反抗期」の問題です。 早い生徒さんで、小学校4年生くらいから多感なモードに突入します。「反抗期」と言っても、塾ではコミュニケーションに問題がないけど、家庭では保護者さんとコミュニケーションが取れない。家庭では問題ないけど、学校や塾ではコミュニケーションが取れない。など、様々なパターンがあります。 多くの生徒は、中3に入る少し前のタイミングで「反抗期」から抜け出します。受験や自分の将来の進路という現実を見て、「不安」を感じ周りの協力を得ようと動き出します。そうすると、自然と「反抗期」も抜け出していくのでしょう。 一方、中学3年生の受験直前になっても「反抗期」が抜けず、周囲とソリが合わないまま試験を迎える生徒もいます。当教室でも、1名そのような生徒さんがいらっしゃり、試験の直前まで「合格に必要なアクション」を取ってもらうことに大変苦労しました。保護者さんも「いろいろ頑張ったけど、正直お手上げです!」とおっしゃり、周囲の努力や工夫は空回りし続けたのです。 ところが受験の10日前にから急にやる気を見せはじめ、直前の猛特訓を乗り切りました。そして合格したその日から、「突然素直」になりました。合格したことへの感謝の気持ちや、表情・話し方全て柔らかくなりました。 突然どうしたの?という感じもありましたが、「合格」という現象が生徒さんを変えたのかもしれません。途中でこちらが折れそうになったことも1度や2度ではありませんが、なんとか最後まで諦めずにサポートして良かったです。 一方で、先月2月に反抗期がとても強く、ご家庭でも対応に非常に困られていた中学生の生徒さんが当教室を辞められました。授業を無断でサボったり、テスト対策を当然キャンセルしたりと様々な状況がありましたが、それでも保護者さんもこちらも折れずに、話しかけ、補習を入れたり、その生徒さんのためだけに時間を確保してサポートしたりしたり、考えられる手段は実行したのですが、「とにかく何もやりたくない、部活も辞める、塾も辞める。」ということだったので、保護者さんとお話しして塾の授業も終了させました。 こちらは非常に残念な結果です。今は見守るしかないのでしょうね。保護者さんからは、「本人から助けを求めてきたら、その時はお願いします。」とお申し出いただいております。 結論が出なくて申し訳ないのですが、「多感な時期」は理屈じゃないんですよね。「こうやったらうまく行く」というのは、正直ないと思います。本当に難しいです。試行錯誤してうまく行くケースもあれば、うまく行かないケースもあります。それでも試行錯誤していくんでしょうね。この職業を続ける限り・・。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2016.03.10 NEXT BACK