お隣の相模原市の「津久井やまゆり園」で凄惨な事件が起こりました。
犯人が事前にかなり計画的に犯行手順をさだだったこと、発想が常識を逸脱していたことに驚き、一方で事前に危険人物で警察にも情報が上がっていたのに防げなかったことに憤りを感じました。もっと警察が予防線を張っていたらある程度は防げた事件だったのではないかと思います。
いつもこういった事件が起こる度に、警察の発想や行動力には驚かざるを得ませんね。さすがに本当に起こるわけがないと思っていたのでしょうか。
しかし、昨日も今日もきっと明日も、世界中で「亡くなりたくないのにテロやこういった思想が暴走した人間のせいで沢山の死者」が出ています。関連するニュースを聞かない日はほとんどありませんよね。
ちなみに調べてみるとテロによる死者数は、毎年1万人以上が続いており、ここ数年は2万〜3万を超えているようです。私もそうですが、皆さんがテロによる死者が増えた実感は間違いではないのです。
またアメリカでの銃乱射事件も右肩上がりで死者数が増えており、並行して銃の売上も激増しているそうです。そりゃ銃乱射が減るはずもありません。なぜ銃規制をしないのか不思議でなりませんが、銃による死者より銃の製造による雇用や利益分配を優先しているからに他ならないでしょう。
夏休みに入りましたが、数日おきに新規ご入会のお問い合わせを頂き、随時体験学習を実施しています。
先週も1名の中学1年生の方の体験授業を実施し、別の方の新規授業開始されています。現状中1・中2の方の受け入れ枠は合わせて残り2〜3名と言うところで推移しております。やはり皆さん1学期の期末テストの結果を見て行動に移されているようです。特に、1年生の生徒の方は、英語・数学の2科目が大きく痛んでおり何とか手を打ちたいというご要望がほとんどです。
わずか3〜4ヶ月の勉強だからすぐに取り戻せるのでは無いか?とお思いの保護者さんも多いです。しかしながら、そう話は簡単なものではありません。数学は、小学校の算数が理解出来ていないケースもありますし、英語もアルファベットの書き方から再レクチャーしないといけないケースがあります。
特に数学については、小学校2〜3年生から再チャレンジしないといけない生徒さんも多く(嘘でしょ!と思う方もいるかも知れませんが、実際にそういった生徒さんもかなり多いです。)、なかなか中1の学習内容の理解に繋がりません。時間は限られているという理由から、小学校の復習を省いて中学1年生の復習に取り組んでも、本人の知識ギャップとの差が大きすぎてモチベーションが下がる一方です。
まずは知識の穴埋めを学年が下であっても一つひとつ実施して、着実に進めていくしかありません。だから本来は小学生の間に「つまずき」が無いかチェックしていく必要が有ります。なかなかご家庭では分からない場合が多いと思いますので、チェックは我々のような専門家にお任せ下さい。チェックの結果により、いつ勉強を始めるか?という判断をすれば良いと思います。
先日近隣の某中学校の先生から感謝のお電話を頂きました。
生徒さんのプライバシーに係わる話なので詳しい内容は避けますが、当教室が行った生徒さん並びに保護者様へのフォローにとても感心頂いたようです。そのフォローを行ったことで、学校でもとある抱えていた問題点が進んだとのことでした。
一般的には中学校の先生からお電話頂くことはあまりありませんし、学習塾から生徒さんのことで学校に電話することもあまり無いことでしょう。しかし当教室の場合、どうしても生徒さんの問題解決に必要とあらば、学校の担任の先生に電話を差し上げることもままあります。それでも、学校から電話頂くことはあまりないので、今回のお電話は素直に嬉しいものでした。
本来は地域で子供達を見守り・育てていくという観点では、学校と学習塾がもっと連携出来れば良いのにと思うこともままあります。
機会があればお会いしてお話されたいと伺いましたので、夏休み明けにでもお会いしようかなと思います。今回はお電話頂きありがとうございました。
中学生の1学期期末テストの結果に基づき、成績優秀者を表彰しています!
当教室では、いくつかの基準(総合得点、1科目得点、改善点数)を設け、頑張った生徒に景品を差し上げています。
今回も10名以上の生徒が表彰の対象となり、素敵な景品をゲットしてくれました。ちなみに今回は、無印良品のアクリルシャーペン(エアーグリップ付き)です。無印商品のシリーズは人気があり、特に女子生徒はいつも筆箱に入れて使ってくれています。
中にはセルモの文具で、筆箱が満たされている人もいます(笑)。
さて、今回成績の総評としては、中間テストの点数を維持出来ていれば「大合格」、アップすれば「超合格」、10%くらいの減であれば「合格」と見ていました。どうしても中間と比べると期末は難易度がぐっと高まるので、成績の維持は困難です。各学校の平均点も、30%くらい落ちている科目もざらにありました。
そういった中でも多くの生徒が合格基準で頑張ってくれましたので、良かったと思います。それぞれの課題は夏休みの学習に活かして、2学期中間テストは「超合格」を目指して頑張っていきましょう!
大勢の生徒さんに日々来校して貰っていますが、こちらが元気よく挨拶をしてもいっこうに返事を返さない生徒がいます。
反抗期なのか、恥ずかしいのか、声を出すのが苦手なのか、それぞれの生徒に事情があります。こういった生徒さんは授業でもなかなかコミュニケーションが難しいところがあります。解けない問題について、分からない箇所を聞こうとしても一切何も答えない場合が多いです。一つひとつポイントをチェックしながら解説して、どこのポイントがはっきり理解出来ないか詳細に指導しても返答は一切ありません。
特定の講師の事が嫌いならばまだ分かりやすいのですが、どの講師がアプローチしても同じ状況の場合がほとんどです。こういった生徒さんの中には、「場面緘黙症」と言って特定の場面ではコミュニケーションが難しい症状をお持ちの場合があります。家では会話が出来るが、学校や塾では会話が出来ない症状です。その逆もあります。お父さんの前では会話が出来ないが、塾や学校では出来る・・といった具合です。
この場面緘黙症というのは、どういったことが原因で発生しているのでしょうか?実は医学的にはっきりと原因は分かっていないようですが、脳の機能の一部が「リスク(失敗)」に対して行動を止めてしまう作用があるのでは?と言われています。また、本人の気質や家族の気質(遺伝的要素)、言語障害、新しい環境や文化への適応の問題、家族以外の人間と関わる頻度など、いくつかの要因が挙げられています。
2〜5才くらいに症状が出て、その後専門家による適切な対処を行えば比較的短期間で症状は治まるようですが、放置するとその後の大人にかけての人格形成にも影響を及ぼすので、症状が判明した際は早めに対応が必要のようです。ただ、「場面」なので、家では症状に気付かないケースもあります。
だから保護者さんは、学校や塾、習い事などでお子さんがどういうコミュニケーションを取っているのか、情報を集めておく必要があります。当教室では、極力早めにコミュニケーションの問題点についてはお伝えするようにしています。ただ医療機関ではありませんので、治療は出来ません。コミュニケーションカードを使ったり、コミュニケーションの工夫は出来ますが、やはり専門家にきちんとした対応をしてもらうことが必要です。