【第7回】令和7年度入試 日帰り合宿勉強会レポート 今日はいよいよ都立高校の推薦入試日ですね。 みんな無事に会場に到着し、練習の成果を発揮出来たでしょうか? さて、先週に引き続き、中学3年生の日帰り合宿勉強会を実施しました。 場所は次回から町田市民ホールが連続しますので、ぽっぽ町田は今回が最後です。 (写真はお借りしました) 本当はぽっぽ町田を継続して利用したいのですが、2月からは確定申告会場になるので利用出来ないのです。 それでは学習の様子です! (集合・持ち物) ①合宿勉強会後半ですが、遅刻と忘れものは引き続き発生しています。 例年だとこのタイミングでの遅刻や忘れものはほぼ無いのですが、今年は継続して遅刻・忘れものが発生しています。 教室としても、本番での遅刻や忘れものを危惧しています。 今一度遅刻や忘れものをした生徒さんのご家庭は、このあたりのお話を生徒さんと膝付け合わせてお願いしたいと思います。 また、スマホの取り扱いも注意です。 過去問演習を開始した後も、触っていたスマホを離すことが出来ずに注意を受けた生徒さんがいました。 これ、本番では確実に失格になります。 実際に、大学の共通テストや全国の高校受験では携帯電話やスマホ絡みの失格が発生しています。 持ち込み不可の場合は、絶対に持ち込まない。 持ち込み可能の場合でも、ほとんどの受験先で電源を切るという指示が出ているはずです。 必ず指示に従うよう、各ご家庭でも念入りに生徒さんと確認をお願いします。 (社会歴史 室町・戦国時代、安土桃山時代の解説、問題演習) ②前回の鎌倉時代に続き、室町・戦国時代と安土桃山時代の解説と演習を行いました。 鎌倉時代が約240年、安土桃山時代と合わせて250年以上の期間になりますので、なかなか1-2時間の説明ですべてを語るのが難しい時代です。 大雑把に説明したいのですが、以前別のブログでも説明した通り、都立高校の歴史の問題はとあるテーマについて時代横断で問題が出題されるケースが多く、なかなか省略することが出来ません。 例えば、「貨幣」「法律」「紙」など、色々な切り口で出題されます。足利義満、織田信長…といった主要人物を答える問題は少なく、歴史の様々なテーマや流れについて把握しておく必要があり、なかなか中学生には難しいです。次回は江戸時代の解説をおこないます。 (理科 気圧・気候についての解説、問題演習) ③本当は前回実施予定だったのですが、天体・宇宙分野で必要な解説が予想以上に多く今回に持ち越されました。 天気記号を始め、気圧の計算方法など、この分野も受験生にとっては必須の分野です。 特に気圧の計算については、公式を覚えるのはもちろんのことなのですが、その公式に数値を代入し、具体的にどのように計算を進めていけばよいか、詳細に把握しておく必要があります。 その計算の中では、単位変換が必要な場合がほとんどで、単位変換はとても苦手な生徒さんが多いだけに、時間を掛けて詳細に説明しました。 とにかく暗算は絶対にしないで下さい。また式をきちんと立てて解くにしても、説明した通り「超丁寧」に解いて下さい。ちょっとした油断がミスに繋がります。 (社会 都立過去問令和6年度 大問2/3演習、解説) ④今期の合宿勉強会で初の社会の過去問演習です。 満点で30点です。 生徒さんによっては、すでに教室で始めている人もいます。 大問2/3は毎年出題形式が固定で、大問2が世界地理、大問3が日本地理になります。 大問2は世界の主要な12の国に関して、四カ国ずつ区切って問題が出題されます。 大問3は同様に日本の都道府県から8つ出題、4都道府県ずつ区切られます。 結果から言うと、とてもきちんと解けた生徒さんと、そうでない生徒さんにはっきり別れました。 解けた生徒さんは、すでにこの年度の過去問をやったことがあったか、社会の各問題集をきちんと進めている生徒さんでした。 基本的には、国や都道府県の名前が仮に分からないとしても、地域ごとの気象や産業の特徴が把握出来ていれば答えられる問題です。ある意味、都立社会大問6までの間で、一番得点が取りやすいのがこの大問2・3なのです。 教科書を読み込んでなかったり、問題集を進めていない生徒さんは、流石にそろそろ限界時間であることをお話しました。 (英語 都立過去問令和3年度 大問3演習、解説) ⑤英語大問3は累計4回目です。 満点で28点となります。 英語の長文問題もその出題形式や解答方法について慣れてきた生徒さんが増えてきました。 満点も数人でましたが、点数が引き続き取れていない生徒さんもいます。 学習進捗チェック表を見てみると、英語の長文問題テキストをほとんど解いていません。 一方で点数が20点以上取れている人は、長文問題テキストはほとんど終わった人たちばかりでした。 やはり社会も英語もどの科目も、地道にコツコツ勉強している人と、そうでない人の得点差が大きいです。 当たり前のことではありますが、都立入試まで1ヶ月を切っていますので、「やれていない」生徒さんはそろそろ覚醒してくださいね。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2025.01.26 受かったなら誇りを持て 落ちたなら前を向け [教室長:松本] ついこの前、中学校に入学したと思っていたのに気づけば入試直前。 本当にはやいものですね。 推薦入試を受ける生徒たちの眼差しは真剣そのものです。 「5時から教室に行ってもいいですか」 「6時半から教室に行ってもいいですか」 生徒たちが電話やLINEで連絡をくださいます。 「作文を見てください」 「小論文を見てください」 「面接練習をしてください」 「もう一度練習したいです」 私にとって嬉しいことは、生徒たちが真剣に推薦入試という重い扉をこじ開けようと必死に努力していることです。 きっと少しつつけば涙が溢れてきそうな生徒も少なくないでしょう。 そんな生徒たちをサポートすることも私たちの役割だと考えます。 基本的に塾は人格育成のためにあるのではなく、成績をサポートすために存在します。 しかし、実際の入試はどうでしょう? 一般的には内申点が500点、面接が250点、作文が250点です。 この1000点満点のうち、純粋に成績と呼べるものはせいぜい内申点の中の200点程度です。 また、面接では「クラスで意見がまとまらない時あなたならどうしますか?」と対応力を試すような質問も飛んできます。 作文でも面接でも各生徒が武器を持てるよう、生徒自身の特徴を明確にしています。 どんなテーマがきても「我田引水」、自分の土俵で勝負できるようアドバイスしております。 各高校の特徴を把握し、相手が納得のいく返答ができれば重たい扉を開くことができるでしょう。もしも不合格なら内申点が足りなかったと諦めましょう! 余談ですが、ある生徒が私の面接練習を見た時ちょっと怖かったようです。 あの松本先生が(OO)!? いえいえ、怖くないですよ(笑) 真剣な生徒たちに応えるために、私も真剣になっているだけです。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2025.01.23 私立高校推薦入試終了、年末・年始にご入塾された生徒さんの頑張り! [代表:宮谷] 昨日は私立高校の推薦入試集中日で、合格された皆さんの速報は昨日お送りした通りです。 今年は都立高校入試の皆さんが多く、私立受験の方は少数でした。 改めて合格おめでとうございます! (令和7年度入試合格速報) https://www.selmo-machida.com/topics/10437.html 世間的には東京都の私立補助金の影響もあり、私立高校受験者が増えています。 とある学校では昨年度と比べて、推薦入試受験者が20%近く増えたそうです。 ただ、当教室では昨年度と比べ私立志望者は少し減って、都立志望者が多い状況です。 さて、これからのスケジュールですが、 1月26日・27日 東京都立高校推薦入試 2月1日 私立中学校入試集中日 2月10日 私立高校一般入試集中日 2月21日 東京都立高校一般入試分割前期 3月11日 東京都立高校一般入試分割後期及び全日制第二次募集 3月27日 東京都立高校一般入試定時制二次募集 と続いていきます。 昨日もとある保護者さんとお話したのですが、どうしても家では動画やSNSを隠れてこっそり見ており受験に向けての危機感が無いとのことでした。 自宅での学習が難しい場合は、教室で自習をされて下さい。 空き状況は登校前にご確認下さい。 さて、私が担当する鶴川教室では年末年始で新たに10名の生徒さんにご入塾頂きました。 偶然なのかどうか分かりませんが、この10名の皆さんがとにかく一所懸命丁寧に集中して頑張られています。 皆さん、自身の課題を真剣に捉え、何とか1日でも早く改善を図ろうと頑張られています。 この頑張りが既存生の皆さんにも響いているのか、教室は静かに集中して頑張る風景が見られます。 昨日とある女子生徒さんと帰り際にお話すると、「学校でもこれくら静かだったら良いのにな。」と言ってくれました。 コロナ禍以降、授業崩壊・学習崩壊している学校も多いのですが、その生徒さんに聞くと、一部の生徒の悪ふざけが止まらないそうです。 学校側も恐れずに出席停止措置を取れば良いと思うのですが、なかなか踏み切れないようですね。真剣に取り組みたい生徒や、先生のメンタルを維持するためにも、過度な授業妨害をする生徒は出席停止措置で個人的には良いと思います。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2025.01.23 都立推薦倍率、私立推薦入試、中学受験ご相談… [代表:宮谷] 忠生教室の松本教室長が昨日アップした東京都立高校推薦入試倍率のブログご覧頂けましたか? https://www.selmo-machida.com/wpsys/blog/12065.html 思いの詰まった松本教室長のブログです! 人気のある学校は相変わらず3倍を超える倍率です。 3倍ということは、3人に1人しか合格しません。 一部の私立中学や私立高校、中高一貫校の5倍や10倍の倍率と比べれば低いかもしれませんが、基本的にめいいっぱい努力した生徒さんしか報われない倍率です。 せっかく受けるのであれば、精一杯努力して後悔しないようにしたいものです。 また、本日は多くの私立高校で推薦入試が実施されています。 即日発表の学校もあるので、合否のご連絡よろしくお願いいたします!良い結果が出ることを祈っております。 さて今週、知人からお子さんの中学受験について相談を受けました。 現在、とある地元の学習塾の受験コースに通っているが、塾からのフィードバックが無く、状況がよく分からないとのことでした。 学年は現在小学5年生で、受験まで残り1年で不安を抱えているとのこと。 相談自体がふわっとした内容だったので、まず私から以下のことを確認しました。 ①どこを受験したい? ②それは何故? ③その中学校進学をお子さんの将来にどう繋げていく(お子さんに将来やりたいことや方向性はあるのか)? ④現在の学力は(模擬試験の結果、判定)? ⑤現在の塾で何を学習している? ⑥生徒さん本人の取り組みは問題ない(塾及び家庭での勉強)? ⑦志望への見学や通学チェックは? それぞれを聞いてみると、ご家庭側でも把握出来ていないこと、考えられていないことがありました。 私からは、御夫婦でそれらについてきちんとお話すること、その上で塾の先生と目線や情報のすり合わせをしてみることをお勧めしました。 結果、昨日塾での面談があり、細かく先生と打ち合わせが出来て不安が解消されたとの連絡を受けました。 不安が解消されて良かったです😊 中学受験は情報が溢れており、特にネットの「猛烈受験生情報」を見ると「うちの子は大丈夫か?」と不安に思われる保護者さんも多いです。 しかし、中学受験もあくまでも受験の一つなので、目的・学力・学習状況・計画等を明確にしていくしかありません。 大事なのは入学してからなので、きちんと通学出来る距離にあるか、その学校の学力や学習内容についていけるか、そういった点もしっかり考えておきたいです。 学習塾の先生も受験のプロ(得意分野は色々ありますが)なので、まずは時間を取ってもらい冷静に相談することが大切かなと思います。 ちなみに、相談を受けた知人は「少し遠いけど、セルモに行かせようかな?」と仰っていただいたのですが、遠いと往復時間(往復1時間くらい?)でお子さんの学習時間が削られ、また送迎する保護者さんの負担になるので、せっかくお世話になっている地元の塾に継続して行くのが良いですよとお伝えしました。 目標や計画も明確になったようですので、良い受験、良い結果になることを祈っています。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2025.01.22 都立推薦倍率 [教室長:松本] 昨夜、都立高校の推薦入試倍率が発表されました。 こちらをクリック 昨年の倍率と比較したいと思います。 【倍率比較 2024年→2025年】 町田高校 2.48倍→1.80倍 狛江高校 2.92倍→3.11倍 成瀬高校 1.75倍→1.89倍 松が谷高校 2.86倍→3.42倍 小川高校 3.09倍→2.25倍 片倉高校 3.63倍→3.42倍 山崎高校 1.63倍→1.73倍 府中東高校 3.48倍→2.97倍 永山高校 2.50倍→1.64倍 野津田高校 0.83倍→0.83倍 工芸高校 3.00倍→3.40倍 町田総合 1.54倍→1.50倍 若葉総合 1.88倍→1.90倍 町田工科 1.36倍→1.49倍 募集人員は変わっておりませんが町田高校、小川高校、永山高校の倍率が一気に下がりました。一方、松が谷高校は学級数が減り、募集人員が56名から48名になったため、倍率が跳ね上がりました。山崎高校の倍率が高くなったと悲観する声もありましたが、実際は募集人員40名に対して応募人員が65名から69名になっただけです。諦めてはいけません。 一部の3.00倍を超える高校の除き、推薦倍率は2.00倍前後の時代にシフトチェンジしております。内申点の重要性がさらに高まり、個別指導の役割も大きくなっていると言えるかもしれません。詰め込み式の教育よりも、その質が問われている現代社会の表れだと思います。 どの生徒も面接と作文(小論文)を最後まで磨き上げましょう。 はっきり言って、「君は大丈夫」と言える生徒はおりません。 内申点が高くても倍率が高い、倍率が低くても内申点があと一歩というのが現状です。 推薦入試を受ける生徒は遠慮なく面接・作文・小論文の練習ができるか各教室長に相談してください。ここが正念場です。諦めてはいけません。 (成瀬高校) 現在、個別学習のセルモ出身の生徒が生徒会長を務めております。こちらの生徒さん、面接練習で最初は苦労されましたが、最終的には素晴らしい受け答えができるようになっておりました。BBプロジェクトにも興味を持ち、探求心のある生徒で、まさに成瀬高校が求める人物像でした。なぜ成瀬高校なのか、そこで何をしたいのか、今一度考察してください。BBとはbumble beeの略でマルハナバチのように恐れず成長しようという意味が込められております。 (松が谷高校) テーマは文武両道とグローバルな社会を生き抜く人材育成ではないでしょうか。かつて松が谷高校を推薦入試で突破した生徒は語学堪能な看護師を目指すと話し、現在は看護学部大学2年生です。上記テーマにそって、自分自身の志望理由、卒業後の進路を明確に伝えられるといいですね。 (小川高校) 小川から大海へというテーマは軸にありますが、皆が「小川から大海へ」と言っては差がつきません。自分という小さな川が大海に注ぐのではなく、小さな川が集い、大河となって海に注がれる、つまり仲間と可能性を磨き、高め合う人物像がほしいのではないでしょうか。面接では「仲間と協力し合う」を軸にしたら良いと思います。高1の卒業生が現在ダンス部で活躍しており、成績もトップレベルです。高校2年生は沖縄から帰ってきたばかりです。 (町田総合高校) ずばりテーマは「創」です。それは授業・部活・学校行事を通して自分自身をつくりあげていくことです。そのために普通科では設置されていない教科・科目を選べるのです。大学生と協働的に学ぶ「産業社会と人間」などを通して、課題を解決していく「自己解決能力」を育んでほしいのではないでしょうか。 (山崎高校) こちらはユネスコスクールです。それは持続可能な開発に向けた教育に他なりません。山崎サミットなどの地域住民との意見交換、GreenDayなどの環境整備活動が魅力です。根底にはSDGsという持続可能な開発目標という世界的なテーマがあります。貧困、気候変動、教育、ジェンダー平等といった課題に取り組むことを目的としております。 (町田工科高校) IT人材を育成します。スマホ・AI・5Gという新たな時代(Society5.0 ソサイエティ5.0)に対応できる技術者を育てることが目標です。そのためには、いつもチャレンジ精神を持っていてほしいですね。Society5.0とは仮想空間と現実空間を融合し、経済発展と社会問題の解決を両立する人間中心の社会のことです。池上校長先生とは何度かお会いしておりますが、きさくで素敵な方です。 どの高校も素晴らしい理念や活動内容を備えております。是非、受験生の皆さんには新しい環境で大いに活躍してほしいとスタッフ一同、願っております。 明日は八王子実践高校、和光高校、光明学園相模原高校など私立高校の推薦入試です。皆がんばれがんばれ! カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2025.01.21 NEXT BACK