セルモの教室長BLOG

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【境界知能】への理解を深めましょう。 [代表:宮谷]

本日ネットTVのABEMA Primeで「境界知能」の特集がありました。

リンクを貼っておきますので、まずはどうぞ御覧ください。




学習塾の仕事をしている限り、この「境界知能」を知らないわけにはいきません。


「境界知能」とは・・・

知能指数(=IQ)検査で、一般的にIQ85-115が「平均」とされています。

おおよそ70以下は、「知的障害」の領域に入っていきます(知的障害の判定は、自治体により差異があります。)。


その境界線上にあたるのが、「境界知能」です。みなさんがよく耳にする「グレーゾーン」という言葉と厳密には違いますが、ほぼ同義で取り扱われることが多いです。


特集の男性を見ても分かりますが、一見普通の人に見えてしまいます。自分でできることも多いですが、特定の内容が苦手(算数が解けない、文章を読解出来ない、マルチタスクが出来ない・・)なので、どうしてもまわりから叱られるケースが多い。


子供であれば、勉強や学校生活に自信を無くす、大人であれば仕事がうまく行かない・・・という状況に陥ります。


このように「出来ないこと」が「失敗」に繋がり、下記のNHKにのリンクにもありますが、「負の連鎖」に陥る方が多いです。うつ病になったり、犯罪を犯したり、負の連鎖は抜け出すことが困難です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210730/k10013164861000.html


「負の連鎖」に陥らないためには、まずは早期発見・早期トレーニングが重要です。境界でも比較的IQが高めの人の場合、発見が遅れる場合もあります。その場合は、まずは家族の人間や周囲の理解が大切です。


例えば、小学校高学年や中学生であれば、学校の勉強でできること・できないことを見極めてあげて、できないことをあまり追求しすぎないことです。


受験を見据えた年齢のお子さんであれば、そういったお子さんの特性に配慮してくれる学校選びが重要です。決して親のエゴで選択してはいけません。仮に倍率が低く入学できたとしても、入学後に早期で辞めてしまう場合も多いです。


まずは正しい知識と、正しい診断が重要です。診断を迷う場合は、診断を受けたほうがはっきりと分かるので、迷わず検査・診断を受けましょう。保護者さんの決断力が求められます。

テスト範囲表が概ね出揃う [代表:宮谷]

各中学校の2学期期末テストの範囲表が概ね出揃いました。


内容を見ていると、やはり学校ごとのばらつきが大きいです。


我々はこのテスト範囲を読み解くわけですが、


「2学期の期末テストなのに、ここまでしか進んでいないの?=3学期にしわ寄せが来る。今は良いけど、期末テスト終了後+冬休み頑張らないと追いつかない。」

「中間テストの範囲からすると、かなり強引(高速に)に授業を進めているな?=学校の授業では、内容を理解していない生徒が多い。さて、どうフォローするか。」

「受験を意識した出題をすると書いている。=テスト範囲以外からも出題されるので、1/2年の復習をしておかなければならない。」

「時事ニュースを出すと書いている。=そもそも、時事ニュースとは何のことを指しているか理解していない生徒も多いので、保護者に注意喚起しなければいけない。」


など、様々なことを感じます。


特に中学3年生は、内申点に影響するテストとなりますので、その読み解いた内容をしっかり反映していけるよう残りの塾での授業時間をマネジメントしていく必要があります。

何度もBlogに書いていますが、中学校は教科書の改訂で教科書全体のボリュームが増え、難易度が高くなっています。通常の授業だけでは、なかなかテスト範囲を十分に学習出来なかったり、受講科目以外のフォローが難しいため、テスト対策授業を用意して追加フォローしています。

本日も13時から16時の3時間テスト対策を実施します。なるべく、テスト範囲表を正確にトレースできるよう、しっかりサポートしていきます。

2学期中間テスト 成績優秀者表彰!! [代表:宮谷]

2学期中間テストの成績優秀者が決定しました。

最初に中間テストが終わった山崎中は9月下旬には成績が判明していましたが、忠生中が10月中旬にテストが終了とテスト期間に大きな乖離があり、集計が遅くなりました。

今回は15名の方を表彰いたします。ささやかですが、景品を差し上げます。今回は人気の無印良品の文具を差し上げます。

個別学習のセルモでは、得点の絶対値だけでなく、改善率などいくつかの指標で表彰をしています。

成績だけを見ると、対象者はもっとたくさんいるのですが、提出期限を守れないなど、理由があり除外となった生徒さんもいます。

受験では願書の提出日や、受験日時も決まっており、提出日をきちんと守ってもらうということを大切にしています。今回は何度かリマインドをしましたが、期限を守れなかった生徒さんが多かったです。


また、やはり今年から中学校の教科書が改訂となり、難易度がぐっと難しくなる2学期は成績を維持するだけで精一杯な状況が分かります。


特に、中学1年生の生徒さんは、1学期の比較的簡単なテストで油断していませんか?数学などは各学校の平均点が50点に満たない学校も多く、2学期期末テスト・3学期とさらに点数を落とす可能性があります。


今週も中学1年生の生徒さんのご入塾がありましたが、1年生の取りこぼした範囲を復習するのも、時間・学習量的に難しいタイミングに入ってきました。


Blog読者のご家庭で、ご心配な中学生の方がいらっしゃれば、お早目にご相談下さいませ。

3日連続コロナ発生ゼロだが・・ [代表:宮谷]

昨日の夜、定期的に見ている町田市のHPをチェックすると新規新型コロナウィルス感染者数が23日の土曜日から3日連続ゼロ人とのことでした。


この2〜3週間、なかなかゼロにならずに1人か2人という日が続きましたが、ついにゼロとなりました。


ここに至るまで奮闘された医療・病院・市行政担当者の方に感謝申し上げたいと思います。おそらく集計を担当されている方は、大喜びされたのではないでしょうか?


大変喜ばしいことですが、ここからが大事です。


まず海外の状況を見ると、一旦収まった感染も「通常の経済活動に戻す」「ノーマスク」の結果、またもや感染爆発している国があります。ワクチン接種をしているので、いわゆる重症化は防げていますが、ワクチンの効果もだんだんと下がってくるので、3回目の「ブースター接種」も必要になるでしょう。


マスクは暫く外せないでしょうかね・・。今後経口薬が登場するでしょうから、ワクチン+経口薬である程度コントロールできるようになることを期待します。


また気温が急激に下がってきましたので、通常の風邪やインフルエンザにも配慮が必要です。すでに生徒さん達を見ていると、体調を崩しているケースも出てきました。


受験生の方は、コロナワクチン接種が終わったばかりですが、インフルエンザワクチンもしっかり接種して頂き、万が一のリスク対策をお願いします。ちなみに私はすでに接種を済ませました。


勉強面でいうと、コロナ渦で明らかに学力格差が広がっています。特に、コロナ発生時に小学校5/6年生だった生徒さんの学力に課題を感じます。


算数は5年生でぐっと難しくなるのですが、その5年生の内容をきちんと覚えないままの、6年生・中学1年生が大量に発生しています。当然ながら、中学校の数学に対応出来ません。この2学期中間テストの各学校の1年生の数学平均点が50点を切っている学校も多いことから、各学校共通の課題なのでしょう。


ということで、他にも様々ありますが、とにかくwithコロナ時代にどう生きていくか、大変大事なテーマとなりそうです。感染症予防に配慮しながらも、生活ペースを維持し、世の中の流れに遅れないようにする・・。大事なことは一人で考えすぎずに、皆で協力していくことでは無いでしょうか。

第1回作文練習会 [教室長:松本]

本日も当教室のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。


先週の土曜日に実施いたしました「第1回作文練習会」の様子をご報告いたします。午前と午後の2回に分けて実施致しました。



令和4年度の都立推薦入試は1月26日(水)・27日(木)に実施されます。あと3か月です。合格を勝ち取ることは、雲をつかむようなものではありません。令和3年度の調査書:個人面接:作文の比率に関しまして、何校か挙げさせていただきますが、各学校の特徴がよく表れております。


成瀬高校(調査書:個人面接:小論文=500点:200点:300点)


※成瀬高校の小論文得点の最低点と最高点の間に225点の隔たりがあり、ボリュームゾーンは真ん中の約150点。つまり富士山型になっています。個人面接はだいたい70点から180点に収まっています。つまり、決め手は小論文と言っても過言ではありません。


小川高校(調査書:個人面接:作文=500点:250点:250点)


※小川高校が期待する生徒の姿はいくつかありますが、学校生活を中心に過ごす意志の強い生徒、学力を向上させようとする生徒などが挙げられています。


面接における評価の観点は①コミュニケーション能力②思考力・判断力・表現力③協調性・将来性・リーダーシップ④出願の動機・進路実現に向けた意欲⑤規範意識・生活態度。


作文における評価の観点は①思考力(主題を正しく理解する)②表現力(自分の考えをわかりやすくつたえる)③記述力(字数制限内に適切な漢字、ことばを活用できる)

(※小川高校令和4年度募集要項参照)


町田総合高校(調査書:個人面接:作文=500点:300点:200点)


※町田総合高校の個人面接はパーソナルプレゼンテーション(3分)を含め10分です。パーソナルプレゼンテーションとは、自分の能力や個性について表現する場です。


しっかり自分自身を見つめ、自分の人生を創造できる生徒を求めているのではないでしょうか。


作文練習会の様子です。宮谷代表より、丁寧に詳しく解説。



町田高校と成瀬高校は小論文で、他の高校は作文です。まず志望校が小論文なのか作文なのか、原稿用紙何字なのか、原稿用紙の書き方(特に句読点やかぎかっこの使い方)、模範例文の書き写しなどを実施。その後、志望校の昨年度のテーマにそって実際に書いていただきました。


私が巡回していて感じたのは、文章を書き始める前の骨組みの内容が非常に曖昧で抽象的だったことです。もう少し具体例という引き出しを増やした方がいいかな、と個々にアドバイスしました。


また、生徒たちは何度も同じ内容を書いていることにも気づかないものです。「コミュニケーション能力を高めるためには」を5回以上書くだけで100マスくらい使いますよね。これでは内容が薄くなってしまいます。これは「書き換え」「代名詞」や「並列・列挙」を使って回避しましょう。「相手を理解する」「自分のことを伝える」「そのためには」「また、~も大切です」「同様に」など。


しかし皆、真剣に取り組み、文字も普段の数倍美しく書けておりましたよ!!!

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