セルモの教室長BLOG

Selmo Blog

ポイントは10歳前

昨日は生徒の妹さん(次4年生)のご入塾のご相談を保護者様から頂いたり、その前日には現4年生の生徒さんの保護者さんと成長について立ち話したり、10歳前後の生徒さんのご相談が続いています。

やはり10歳前後になると中学校進学や、その後の高校受験なども視野に入ってくるため保護者さんも色々心配になりますよね。学習塾を運営している方や講師経験のある方はほとんどの方が実感すると思いますが、やはり「10歳の壁」というのは存在していると思います。小学校4年生を境に、その後の勉強や学校環境についていけなくなることを「10歳の壁(9歳の壁という人もいます。)」と言いますが、どの学年の生徒さんを見ても勉強が苦手な生徒さんの多くが「小学校3・4年生」でつまづいていることがわかります。

なぜかというと、算数も国語も「さかのぼり学習」をする際は小学校4年生の単元で急激にあやふやな場面が増えるからなんですね。実際に5・6年生や中学校の問題が解けない生徒に、関連する小学校4年生の単元を復習してもらうと意外と解けずに「あれっ?」と声を上げる生徒が多いです。実際に3年生と4年生を比べると、圧倒的に4年生のほうが難しいです。

とある統計によると小学生では20%、中学生では50%、高校生では70%の生徒が学校の勉強についていけていないと自覚があるそうです。高校は難易度が非常に高いので分かる気がしますが、小学校から中学校に上がるタイミングで30%も増えているわけです。ただ、中学校進学と同時に急激に勉強できない人の割合が増えたわけでなく、5年生・6年生と進学する中で徐々にわからなくなっていると思われます。特に小学生の場合、自分から「理解できていない」ことを言わない生徒も多いので、実態としては20%よりもっと多くの生徒が学校の勉強についていけていないはずです。わからない科目が増えると、新たに追加される科目(英語など)も勉強する意欲がわかず、最初から苦手で発進するということになります。

自覚する割合が増えるのは中学校になると定期テストが始まるので、自分の実力もより明確になり周囲からも成績や勉強の話が増えるということもあるでしょう。そして生徒に自覚が生まれ保護者さんも成績を目の前にし、学習のご相談を我々のような学習塾にしていただくわけですが、できれば小学2、3年生のうちに理解度の全般的なチェックはしておかれてください。生徒に自覚が生まれた段階では、すでに自信をなくし勉強への拒否感も強くなっている可能性が高いです。

冒頭のご相談いただいた生徒さんのご兄弟も、苦手が積み重ね始めているようです。早速今週体験に来ていただく運びとなりました。苦手箇所をしっかり分析し、1日でも早く自信を取り戻せるようサポートしていきたいと思います。

カテゴリー:
セルモの教室長BLOG
2016.01.13
中学1・2年生は学年末テストまで1ヶ月と2週間

受験生はあと10日〜2週間で推薦入試ですが、中学1年・2年生もあと1ヶ月と2週間で学年末試験です。

もちろん3年生も学年末試験はあるのですが、推薦で合格している生徒を除き受験勉強に集中しますので、現実的には1・2年生のためにある試験と考えて良いでしょう。なんせ、都立高校の一般入試の次の日が学年末テストですからね。


さて学年末テストの位置付けとしては、「1年間の総決算」ということになります。科目や先生によって方針は変わりますが、主要5教科は1年間の総復習が出題されるケースが多いです。1年間の総復習が出題されない場合でも、教科書を終わらせるために急ピッチで授業が進められ、2学期期末テストと比べても量が多い場合がほとんどです。中には、教科書10ページから20ページを1日の授業で終わらせる先生もいて、さすがにそれは無理があるよな〜。と感じることもしばしばです。

授業の進め方については疑問もあるのですが、出題範囲となる以上塾生には勉強してもらうしかありません。ところが、一部の普段しっかり先取り学習できていない生徒の場合、当教室での受講科目を終わらせるのが精一杯で、他の科目までサポートが届かないケースがほとんどです。やはり先日も投稿した通り、できればこの冬休み明けに教科書は終わらせておくくらいのペースで学習を進めておきたかったところです。

特に2年生の場合は、3年生進学への足がかり、受験への助走として大変重要な位置付けですので是非とも頑張ってもらいたいものです。すでにスイッチが入っている生徒もいれば、まだ部活動中心で「受験の受の字も意識がない生徒」もいます。前者は機会さえ与えれば「どんどん」吸収してくれるのでサポートも楽ですが、後者は早い子で夏休み前、遅い子だと年末あたりまで待たないとスイッチが入りません。後者の生徒をいかに早く頭を切り替えさせるかがミソですので、当教室では2月の学年末テスト前に、「新3年生向けの受験説明会」を予定しています。現実を知ってもらい、とにかく早めに手を打った方が得だよということを理解してもらいたいと思います。

カテゴリー:
セルモの教室長BLOG
2016.01.12
本日から春の進学フェアのチラシ配布始まりました。

セルモなら「できるように」なる!

本日11日より、各新聞朝刊・ポスティング等で各ご家庭に「2016年 春の進学フェア」のチラシを配布させていただいております。


新学年進学に合わせて学習塾をお探しの生徒さんが沢山いらっしゃると思いますが、是非当教室にご興味お持ちいただければと思います。当教室は、様々な学力の生徒さん、学習や受験・進学に悩む生徒さんのサポートを、最新のIT技術と熱心なスタッフの人間力で全力でサポートさせていただきます。

春の進学フェアでは、(1)入塾金無料(通常21,600円:税込) (2)最大2カ月授業料半額 (3)友達・兄弟同時入塾でさらに1カ月半額と1年で一番おトクな条件でご入塾いただけます。

※当教室は、小学校1年生〜中学校3年生を対象とした学習塾です。

※適用条件は教室までお尋ねください。

まずは無料の体験学習からご参加いただき、セルモの学習の良さを実感してください。体験学習は90分全6回まで受講可能です。どうぞどなた様も、お気軽にお申し込みください。お問い合わせは、本HPもしくはお電話(042-794-9286)でお問い合わせくださいませ。

教室長 宮谷 穣士

カテゴリー:
セルモの教室長BLOG
2016.01.11
本日も作文練習会を実施。

3連休の中日である本日も朝から冬期講習を2枠終わらせ、その後に受験生の作文練習会を3時間半実施しました。

昨日の練習会は正直なところ「平均30点」という感じでしたが、自宅で課題をやってもらい、そして練習を重ねたこともあり、50点、60点と内容がしっかりしてきました。この調子で進めていけば、受験までに中身のある内容で書ける状態に持っていけるのではないでしょうか。

ただ、作文は勉強以上に得意不得意が出ますので、中には全く見通しが立たない生徒もいます。明日以降居残りで練習してもらわなければいけないと考えます。作文が苦手な生徒に共通しているのが、普段の会話でも「筋道を立てて話をするのが苦手」だということです。主語や述語がなく単語だけで話したり、時制(過去・現在・未来)がいつの話か分からなかったり、とにかく話す内容が整理整頓されていません。

では急に会話力を上げろと言っても難しいので、今回はとりあえず例文を提示したりしながら、「それなり」に仕上げていくしかありません。「それなり」のレベルをどの辺まで持っていくかは受験校によりますので判断が難しいですが・・・。

いま受験生でない学年の皆さんは、普段の会話力であったり文章力を是非強化してください。「読書量を増やす」、「親子の会話から、きちんと筋道たてて話せるようにトレーニングする」など、いますぐ取れる対策もたくさんあります。

カテゴリー:
セルモの教室長BLOG
2016.01.10
受験生チャレンジ支援貸付事業

「個別塾で勉強させたい・・でも・・」

「離婚してシングルになった」「子供が多く、この子一人にお金を掛けられない」など様々な事情で、個別塾に通わせることができないご家庭のお話をよく聞きます。なんとか通わせることができても予算の制約上、十分な受講時間が掛けられないご家庭もあります。

このblogで何度も書いていますが、近年の小中学校の学習指導要領は大変難しく、なかなか生徒の自主学習では対応しきれないものがあります。また、塾に通うにしても教科書の量が多い為、相応の受講時間を確保しないことには進度もなかなかままならないのが正直なところです。できれば生徒一人ひとりの学力に合わせたカリキュラムを実施してくれる個別塾で、十分に時間を確保したいところです。

では、特に予算に限りがあるご家庭は個別塾で勉強できないのか?というと、決してそんなことはありません。東京都にお住まいの方の場合、「受験生チャレンジ支援貸付事業」というものがあり、中学3年生・高校3年生を対象に塾費用や受験料の貸付を無利子で行ってくれます。この制度の良いところは高校や大学に合格すると返済が免除されることです。塾代は年間20万円まで、受験料は高校受験生で27,400円まで貸付をしてくれます。

当教室でもこの制度をご利用の方が毎年数人おられます。やはり受験生には十分な学習時間を与えないことには、受験対策も取りようがないので当教室としてもこのような制度があり大変助かっています。ただし、当然ながら利用には所得の制限や居住実績の条件が設定されています。他にも様々な教育ローン(高校生以上だと国の教育ローンもあります。)もあり、比較的優遇された条件で借受けることができます。

高校入学後の学費についても、東京都私学助成財団を始め様々な支援制度があります。こういった支援制度をきちんと調べ、子供達に十分な教育機会を与えることは、将来の日本を担う人材を育成することに繋がりますので、積極的に活用していきたいものです。

カテゴリー:
セルモの教室長BLOG
2016.01.09

無料体験学習のお申し込みやお問合せは、LINEからでも可能です!