体験学習が続々と・・。 先週後半あたりから、体験学習や新規ご入塾のお問い合わせが増えています。 当教室が先週からチラシをお配りしているというのもありますが、やはり「新年度の学習や受験を見据えて」という理由がほとんどです。1年で2月中旬から3月が一番お問い合わせの多い月ですが、早めにお問い合わせのあるご家庭は、最近の教科書のボリュームや難易度を見ると、「2月や3月では新年度に向け復習が間に合わない」とお考えのようです。 本当にその通りです。我々学習塾側からしても、今の教科書は本当に量が多いです。塾のチラシやCMにある「あと何日でも大丈夫」「1週間の集中特訓で前年度を全て総復習」等は、本当によくそんなインチキ言えるな・・といつも感じます(笑)。 昨日体験に来られた新三年生も根本的に復習が必要な箇所がたくさんあり、おそらく今から毎日全速力で頑張って、ようやく普通高校を受験できるかどうか・・と推測しています。特に都立高校は、今の保護者さんの受験時からすると想像できないほど倍率や難易度が上がっており、「都立の下の方だったら行けるよね・・。」というお考えは捨てて頂いた方が賢明です。実際に都立高校の過去問題がネットで配信されていますので、少し覗いてみてください。「なんだこの問題のレベルは??」と感じられると思います。 昨日体験に来て頂いた生徒さんは、「苦手箇所がたくさんあり、勉強に正面から向き合えない状況(苦手意識が先行し、誰かのサポートがないと前に進まない)」と相談時におっしゃっていましたが、「静かにみんなが集中する環境」「ステップを踏んで、わからないところから丁寧にわかるまで繰り返し進めるセルモの学習法」を気に入っていただき、体験の90分を休憩なく集中して進めてもらうことができました。 勉強した箇所は今の学年より前の箇所でしたが、今まで全くわからなかった単元がわかるようになり、終わる頃には生徒さんの表情も随分明るく笑顔に変わりましたね。今週あと2回ほど、他の科目や今日学習した箇所の続きなどを進めてもらう予定です。保護者さんに終了後お電話いたしましたが、「90分集中して、一回も休憩することなく勉強に頑張りましたよ。」とご報告すると、「今までのあの子からすると、集中して勉強すること自体が信じられない。」というご感想を頂きました。 そうなんです。どんな子でも、変われる可能性は秘めているのです。要は何をきっかけにするかということだと思います。保護者さんも随分悩まれていたようですが、保護者さん自身の声も明るくなり、こちらとしても大変嬉しい限りでした。ただし、あくまでもスタートしたばかりです。生徒さんには、「今日の勉強が理解できたことはとても良かったよね。ただ、1日でいきなり賢くなるわけじゃないよ。今日みたいな勉強を何十回・何百回と積み重ねて、ようやくみんなと肩を並べることになると思う。だから、今日の小さな喜びを、次に繋げてください。」と伝えました。ぜひ「継続して努力することが、自分の自信に繋がる」との実感を持てるようになれば良いなと思います。 このブログをお読みの保護者様で、生徒さんの学習にお悩みの方はどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。生徒さんの目線に立ち、何が原因で勉強が嫌いになっているのか、苦手になっているのか、まずは原因分析からスタートさせていただきます。そして、一つずつその原因を生徒さんに合わせた形で解決し、少しでも生徒さんの自信に繋がるよう支援していきたいと思います。 なお、お問い合わせは平日13時から21時、土曜日は20時までにお願いできれば幸いです。よろしくお願いいたします。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2016.01.20 大雪の影響、筋肉痛・・ 昨日の大雪、ここ数年の「ドカ雪」と比べると量も少なく、小中学校も通常通り登校でしたので教室は予定通り営業しました。 ただし、夜は気温が下がり道路等が凍結する恐れもあることから、お休みの場合は振替対応させていただきました。 すると、予想以上のお休みの方が多かったため、来校予定の生徒さんに連絡し早めに登校してもらい、教室はいつもより少し早めに営業を終了させていただきました。 昨日ある程度教室前の雪は除雪していたのですが、今日は教室への道程を除雪することにしました。生徒が歩く歩道などですね。 予想通り雪が踏み固まってカチコチの氷となっており、除雪いや除氷に大変時間がかかりました。作業中に偶然通りかかった保護者さんから「大変ですね!」とお声がけもいただきながら、1時間半ほどでなんとか人ひとり歩ける道ができました。近隣の方もよく通る道ですので、滑ったら危ないですからね。 うでが筋肉痛ですが、これから授業準備を始めたいと思います。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2016.01.19 面接・集団討論対策を実施しました(2)。 (続き)その後休憩を挟み、集団討論の練習に入りました。 生徒達の受験校の過去テーマを元に、5人一組で練習を行いました。集団討論の趣旨の説明から、それぞれのテーマが出題された意図、進行役の役割や進行方向など、段階を踏んでこと細かくレクチャーしました。 残念ながらほとんどの生徒は「討論をする」という機会自体があまりないため、「どうやって進めれば良いのか?討論って何?」という状態からスタートします。「多数決と少数意見」「原因分析と対策検討」「公平性」などテーマごとに出題の意図があるので、それぞれ出題意図が違う5つのテーマで練習を行いました。 さすがに面接でヘトヘトな状態になっており、さらに難易度が高く経験が浅い集団討論を5つのテーマでやったものですから、練習後半にはアドバイスが頭に入らない状態になってしまった生徒もいました。結局終わったのは20時過ぎでした。合格レベルには達していません。しかし、生徒達も朝9時から練習を開始しましたので、これくらいが限界です。普段部活動のサッカーやテニスなどで鍛えられた生徒達もぐったりです。 本当は集団討論の練習が終わった後に作文の練習もしようかと思っていましたが、さすがにこの状態では継続できませんでした。都立推薦は来週ですので、週末にもう一度機会を作ろうと思います。現状ではまだ自信を持って送り出せるレベルではありません。最後まで徹底して対策をし、本人達もある程度納得するレベルまで持っていかないと、合格は見えないんですね。毎年そうです。今年もやりきるしかありません。みんな、最後までがんばれ! カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2016.01.18 面接・集団討論対策を実施しました。 みなさん雪は大丈夫でしたか? 写真は朝7時頃の自宅周辺の雪です。高台にあるので、そこそこ積もりました。(前回はあまりにもひどく、4WDのSUV以外は走れませんでした。) 教室周辺は前回の東京の大雪と比べると、まだ積雪量等も少なく、また早めに雨に変わったため車はスタッドレスタイヤを履いていれば大きな影響はありませんでした。(もちろんノーマルタイヤは厳禁です。) (さらに…) カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2016.01.18 都立受験の難しさ・・ 冬期講習が無事終了しました。 受験生は、まだまだカリキュラムが終わっておりませんので、冬期講習後も通常授業でカリキュラムを継続することになりますが、ほとんどの生徒がそれぞれの課題に真剣に向き合い一所懸命頑張ってくれたと思います。一方、一部の生徒は、自身の課題に真正面からぶつかれない生徒もいました。中学2年生に多かったような気がしますね。いわゆる中2病に入っている生徒もいるので、まだ現実を直視できていないようです。 中2病になっている生徒を分析すると、ほとんどの生徒が「都立高校」志望です。「都立高校は難しいよ」と多方面から聞かされているので、頑張らないといけないということはわかっていると思います。しかし、心と行動が繋がっていません。2月には、新中3向けに「受験説明会」を実施することになります。ここでとても現実的な話を毎年します。1学期の中間テスト(内申点対象)もあっという間にくるので、中2病から卒業して頑張り始める生徒も多く、今年もその変化に期待したいと思います。外部の方にも、HPで受験説明会のご案内をいたしますので、今しばらくお待ちくださいませ。 ここで長文になりますが、今一度都立入試の現状を整理しておきたいと思います。 今年は都立高校の入試生が若干変更となり、一部3科目受験の学校が5科目になったことで、都立の志望者が若干減るのではないか?と思っていたのですが、結局蓋を開けてみると現状の集計情報では去年より数百名の増加という状況になっています。私が知る限り5年連続の増加じゃないでしょうか。 おそらく最終的な全体倍率としては辞退者もいると思いますので、昨年並みになると予想されます。推薦入試が平均3.5倍で一般入試が1.5倍弱でしょうか。都立志望でご相談にこられる生徒さんにはいつもお話しているのですが、都立入学を希望する場合はクラスの成績で真ん中以上が最低条件であるということです。当地域の中学校の平均点くらいを取っている生徒で、模擬試験を受けたら偏差値42〜43くらいを取ってきます。クラスの成績上位の子で、偏差値55〜58,9位です。 つまり、平均以下だと都立高校で受験できる学校は近隣だと幅広に地域を見ても数えるほどしかなく、成績下位だと基本都立は無理という状況になります。学校の先生によっては、成績下位の生徒が面談で「都立を志望しています。」というと、「絶対無理、私立を考えなさい。」という一言で済ます場合もあるくらいです。最近は各中学校の指導も「現実重視」の先生が増えてきた印象があります。 では都立志望だけど、成績が下位の生徒さんはどうすれば良いかということですが、月並みですが「基本から勉強し直す」しかないと考えます。基本と言っても、かなり広範囲です。中には小学校や中1から復習が必要な生徒さんもいるので、復習だけで数ヶ月かかる生徒さんも珍しくありません。それに、急ピッチで勉強を始めたとしても、普段練習していない人がいきなりフルマラソンに出るようなものです。歩いたり、場合によっては途中で止まってまったり、順調に走り続けるということは無いでしょう。 問題は5月のGW明けが内申点対象のテストの1回目だということです。木曽中だけは、1学期の中間テストがありませんが(次年度はまだ分かりませんので、ご注意ください。)、ほとんどの中学校は1回目の定期テストまであと4ヶ月しかないということです。 さすがに4ヶ月で全ての科目の総復習は難しいので、科目を絞って勉強するることになります。基本は英数の復習ですが、生徒さんの特性によっては違う科目のほうが良い場合もあります。ただ、最終的には都立は5科目試験になりますので、夏休みもしくは冬休みで総復習する必要があります。現実的には、全てを完璧に復習することは難しいので、基本分野に特化して復習する生徒さんもいらっしゃいます。 いずれにせよ、「時間勝負」になりますので、「1日も無駄にせず今すぐ行動」することが重要です。仮に1日で一単元の勉強でも、4ヶ月で120単元です。まずは、始めるということが大事だと考えます。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2016.01.17 NEXT BACK