セルモの教室長BLOG

Selmo Blog

問題集に直接書き込む?書き込まない? [代表:宮谷]

――目的と時期に応じた“使い方”が大切です。


受験を控えた生徒さんからよく聞かれる質問のひとつに、
「問題集って、直接書き込んでもいいんですか?」というものがあります。

教科書を一緒に読む学生のイラスト

この問いに対する答えは――
**「場面によって使い分けましょう」**です。


【定期テスト対策の場合】


学校の定期テストに向けた勉強であれば、問題集に直接書き込んでもOKではないでしょうか。

集中して勉強をする人のイラスト(女性)


たとえば、当教室では「セルモシステム(2周)+学校ワーク+iワーク+iワークプラス」など、
最大5周近く問題演習を行うことがあります。


これだけ周回する中で、「何度も繰り返し解く」ことは実質的に難しいため、


効率よく取り組むには直接書き込む方法が有効です。


【受験対策・繰り返し学習が必要な場合】


一方で、セルモで未受講の科目の問題集(例:理科・社会)**や、学校ワークが無くiワークだけの場合は、
ノートに解き、解答は書き込まない方が望ましいでしょう。

開いたノートのイラスト

特に受験対策では、「1周目はノートに、3周目以降は書き込む」など、


時期や目的に応じて使い方を変える工夫が大切です。


【書く場所以上に大事なこと】


どこに書くか以上に大切なのは、
**「間違えた問題をきちんと解き直すこと」**です。

ヘッドホンをして勉強をする人のイラスト(男性)

ただ周回するだけでなく、間違いをどう振り返り、次にどう活かすかが重要。


解き直しの習慣があると、2周目・3周目の進み方が大きく変わります。


【「工夫」と「こだわり」の違い】


学習には創意工夫も大切ですが、注意すべきは「考えすぎて手が止まる」ケース。

勉強が不調な人のイラスト(女性)

たとえば、色ペンで丁寧にノートまとめをすることも、
「勉強した気」にはなりますが、実際に問題を解いていないと点数にはつながりません


【まとめ】


勉強には「自分に合った型」が必要です。


小学生のうちから、自分にとってのやりやすい勉強スタイルを見つけていくことが、
将来の大きな土台になります。

勉強が好調な人のイラスト(男性)

親子で一緒に考えてみてもいいですし、塾の先生にぜひ相談してください。


試行錯誤を重ねた先に、「ブレない学習スタイル」がきっと見つかります。

珍しい自然現象!二重の虹を発見しました! [代表:宮谷]

【珍しい自然現象!二重の虹を発見しました】

昨日の夕方、教室の外に出て空を見上げると、これまで見たことのない位置に虹がかかっていました。

「教室から虹が見えるなんて珍しいなぁ」と思いながら眺めていたところ、生徒たちにも「虹が出てるよ!」と声をかけました。すると、ある生徒が「先生!虹が二本あります!」と興奮気味に教えてくれました。


よく見ると、はっきりとした虹の上に、もう一本、うっすらと色の反転した虹が見えます。写真では少し分かりづらいのですが、確かに“二重の虹”が出ていました。


あとで調べてみると、これは「二重の虹(ダブルレインボー)」と呼ばれる珍しい自然現象とのこと。


🌈 ダブルレインボーとは?

  • 主虹(しゅこう)…水滴で1回反射した、通常見られる虹。


  • 副虹(ふくこう)…水滴で2回反射し、主虹の外側に色が反転して現れる薄い虹。

つまり、昨日の虹は、光が2回反射してできる“レアな虹”だったのです。


🌧 ダブルレインボーが現れる条件

  1. 空気中に水滴が多い(雨上がりや霧など)

  2. 太陽の光が届いている(雲が少ない)

  3. 観察者の背後に太陽、正面に雨が降っている

  4. 太陽の高度が42度以下(朝や夕方)

  5. 水滴の大きさが比較的均一

…と、なかなか細かい条件がそろわないと見ることができません。


実際、**雨上がりに虹が見える確率のうち、二重の虹は約1%**ほど。かなりラッキーな出来事だったようです!


教室の生徒たちには、「すごく珍しい現象だから、ぜひ写真を撮っておくといいよ!」と声をかけたところ、みんな慌ててスマホを取り出して撮影していました(笑)

思いがけず、美しい自然現象を教室で生徒たちと共有できたことが、とても嬉しかったです。

大きな虹のイラスト

こうした“偶然の出会い”や、そこから学べる科学の知識も、学びの財産ですね。

受験モードに入れない…保護者様からのご相談!  [代表:宮谷]

昨日、中学3年生の保護者様より、夏期講習受講に関するご相談を頂きました。

説明を受けるカップル・夫婦のイラスト

「受験生ではあるけれど、受験に向けての意識がまだ低いように感じています。夏期講習の受講プランも自分で決めれない。どうしたら意識を上げていけるでしょうか?」


このようなご相談は、ここ数年、保護者様から多く寄せられるようになっています。


特にコロナ禍以降、顕著になってきた傾向でもあります。


◇受験の「緊張感」が感じにくい時代に


現在の学校現場では、受験に関する話題をあまり取り上げなくなりました。受験に関する学校内説明会が無い場合もあります。

パイプ椅子に座る学生のイラスト(ブレザー)
受験だけでなく、日常の行動面でも、よほどのことがない限り、生徒に強いプレッシャーをかけるような場面が減っています。


これは一見、生徒にとって優しい環境のように思えますが、実は「適度な緊張感」が持ちにくいという面もあります。


その結果として、周囲に“受験モード”の空気が漂わず、生徒本人の意識の切り替えが遅れるケースが多く見受けられるのです。


◇すでに切り替えられている生徒さんもいます


もちろん、すでに受験生としての意識を持ち、日々の学習にしっかり取り組んでいる生徒さんもいます。


そういった生徒さんには、主に以下の2つのタイプがあります。

◇目標校や将来の進路が明確なタイプ
 目指す高校や職業があり、そこに到達するために必要な偏差値や点数も理解しているため、自ら進んで学習に取り組んでいます


◇将来の目標は不明確でも、今頑張らないと大変になると理解しているタイプ
 例えば兄弟姉妹の受験を見ていたり、過去の自分の経験から「今やらないと後が大変だ」と感覚的に理解しており、前向きに取り組めています。


後者の場合、学習内容や量についての見通しが甘い場合もあるため、私たちのアドバイスが必要です。


◇どちらのタイプでもない場合は…

「うちの子は、どちらのタイプでもない気がします…」


そう感じられる保護者様もいらっしゃると思います。


このようなケースでは、受験直前まで周囲がレールを敷き、背中を押し続ける必要があります。


試験3ヶ月前にスイッチが入る生徒もいれば、1ヶ月前、あるいは最後の1週間でやっと本気になる生徒もいます。


大切なことは、**「壁を乗り越えること」**であり、乗り越えるタイミングは人それぞれです。


◇私たちにできること、保護者様にお願いしたいこと


最後ギリギリになって頑張り始める生徒を支えるのは、精神的にも体力的にも大変です。


しかし、受験という経験を「中途半端なまま終える」ことだけは避けなければなりません。


私たち塾側も、保護者様と同様に、生徒たちの行動にやきもきする場面は少なくありません。


でも、感情的にならず、冷静に、長期的視点で見守る姿勢が大切です。


お子様が「今」本気でなくても、「いずれ」本気になる可能性があると信じて、必要なサポートを共に続けていきましょう。

1学期期末テストが終わったら、受験学習に切り替えてください! [代表:宮谷]

1学期期末テストが続々と終了しています。


特に中学3年生は「受験生」として、テスト後のひと息をついたら、2学期・そして入試本番に向けて気持ちを切り替えるタイミングです。


教室では早くも受験モードへ


セルモ町田では、通常授業で数学・英語の2学期対策、夏期講習では理科・社会の2学期単元に加え、数英国の受験対策を進めていきます。

では、自宅での自習では何をすべきでしょうか?


■ 都立高校を志望する生徒さんへ

まずは理科・社会の復習を始めましょう。


模擬試験を受けた生徒さんは感じていると思いますが、理社は「広範囲」で「分野も多岐にわたる」ため、一度の学習では覚えきれません。

そのため、入試過去問を解き始める時期までに、何周も繰り返して学習することが必要です。

※基礎が固まっていない状態で過去問に取り組んでも、身にならず「解けた気になるだけ」になってしまいます。

春に教材を購入された生徒さん、以下の教材の進捗はいかがでしょうか?

  • まだ手をつけていない方は、すぐに着手してください。

  • やり方が分からない場合は、教材を持って教室長に相談してください。

  • 教材が手元にない場合は、教室で注文できますし、市販の復習教材でも構いません。

まずは基礎知識の暗記と定着が最優先です。漢字、英単語も暗記系の学習なので、同時に取り組み開始してください。


■ 私立高校を志望する生徒さんへ

私立入試は学校により出題傾向や難易度が大きく異なりますが、多くの学校で数・英・国の3科目入試が実施されます。


特に中堅〜上位校を目指す場合、都立よりも難度の高い問題が出題されるため、夏休み終了までに基礎学習を完了しておく必要があります。


▶ 自宅学習でやるべきこと(科目別)

  • 数学
     関数・図形の単元は頻出です。特に1・2年の2学期以降の内容を中心に復習を。
     加えて、データや統計系の単元も近年出題が増えているため対策必須です。

  • 英語
     まずは単語・熟語の暗記が基本です。夏期講習でも扱いますが、自習でも積極的に。
     また、文法は人により理解度が異なるため、必要に応じてbe動詞・一般動詞など基礎から見直しましょう。

  • 国語
     漢字の暗記は最重要です。入試では都立・私立ともに20点前後が配点されます。
     読解問題(物語文・論説文)は夏期講習で取り組みますので、まずは漢字から着手してください。


■ 最後に

都立・私立で勉強の進め方も異なります。


お子様が「受験期に入った」こと、そして自習の内容やその重要性について、ぜひこのブログをご家庭で共有してください。


夏は受験の「助走期間」です。ここでどれだけ準備できるかが、秋以降の伸びに直結します。


一緒に頑張っていきましょう!

夏期講習で始める!都立高校数学「大問1」対策 [代表:宮谷]

いつも当教室のブログをご覧いただきありがとうございます。


これまでのブログをお読みいただいている保護者の皆様には、「都立高校数学・大問1」が意外と得点しづらい問題であることをご存じの方も多いかと思います。

テスト・受験のイラスト「試験中の女子学生」

この「大問1」は、100点満点中46点を占める、非常に重要な問題です。
出題内容は、次の通りです:

  • 計算問題が6問(整数・分数中心、小数の出題はなし)

  • その他3問(例年、作図1問+「確率」「円周角の定理」「四分位数・箱ひげ図」など)テスト・受験のイラスト「試験中の男子学生」

実はこの「大問1」、一見基本問題のように見えて、実際には得点できない受験生が非常に多いのです。


特に、大問2以降の難易度が一気に上がる都立入試においては、「大問1でどれだけ得点できるか」が合否を大きく左右します。


中堅校を目指すなら70点以上、上位校なら80点以上の得点が必要です。


つまり、大問1は「満点を取って当たり前」の問題として仕上げていく必要があるのです。


ところが…対策は思った以上に時間がかかる!


これまで11月以降に実施してきた「日帰り合宿勉強会」では、「大問1の演習」を行ってきましたが、どの年も中堅・上位校を目指す生徒でも、最初は満点どころか半分しか得点できないケースが多く見られました。

理由は生徒さん事に色々ある…のですが、いずれにせよこの数学大問1の対策に時間が掛かることで、他の大問や他の科目の学習に影響が出ていたことも事実です。

この結果を踏まえ、昨年度から強く感じていたのが、


「大問1対策は、秋では遅い。夏から始めるべき。」

ということです。


そこで、今年の夏期講習からは、数学「大問1」対策を本格的にスタートします!


円周角の定理など、先取りも実施します


「円周角の定理」などの問題は、通常は中学3年生の2学期に習う内容です。


しかし、都立入試では出題範囲に含まれるため、夏期講習開始前に、必要な基礎事項を先取りして指導する予定です。


この「大問1」の習得を通して、

  • 受験で得点する難しさ

  • 計算や作図を丁寧に行うことの重要性

を、早い段階で実感してもらいたいと考えています。


私立高校志望の方にも「大問1対策」は有効です


なお、私立高校を志望する生徒さんにとっても、この「大問1対策」は非常に効果的です。


私立高校でも、大問1(あるいは大問1+2)に基礎力を問う配点の大きな問題が出題されます。
場合によっては、都立より難易度が高いケースもあります。

試験会場へ向かう学生のイラスト

まずは、都立「大問1」で満点を目指すレベルに到達することが、全受験生にとって共通の目標となります。


夏期講習・受験生優先受付は6月27日(金)まで!


受験生向け夏期講習の優先受付は、今週金曜日(6月27日)までとなっています。



優先受付期間以降は、他の学年の方の座席確保を行います。座席には限りがありますので、お早めにお申し込みをお願いいたします。


ご不明な点があれば、お気軽に教室までお問い合わせください。


この夏、しっかりと「得点できる数学」を一緒に作っていきましょう!

無料体験学習のお申し込みやお問合せは、LINEからでも可能です!