セルモの教室長BLOG

Selmo Blog

【第5回】令和7年度入試 日帰り合宿勉強会レポート

日帰り合宿勉強会も5回目の開催となりますが、年内最後の開催となりました。

「師走」のイラスト文字

これから通常授業と冬期講習で引き続き受験対策を進め、次回の第6回日帰り合宿勉強会は1月18日(土)@ぽっぽ町田となります。

百人一首をしている人達のイラスト

今回第5回から、過去問演習も新たなフェーズへ移りました。会場も新たに、町田市民ホールです!

数学は大問1から大問2・3へ。英語も大問2から大問3へ移りました。


また、理科と社会は前回から受験重要箇所の学習に取り組んでいますが、理科は生物、社会は飛鳥・奈良時代と頻出の箇所の学習に入りました。


生徒さん達の顔も少しずつ受験生の顔になってきたのではないかと思います。

(集合・持ち物)

◯集合と持ち物は引き続き課題があります。


今回は前回までと違い「町田市民ホール」での開催となりましたが、集合時間に大きく遅刻した生徒さんがいました。

遅刻しそうな人のイラスト「男子学生」

午後からの開催でしたので、もっと余裕を持って行動する必要があるでしょう。


また、持ち物も学習に必要なテキストを複数名の方が忘れていました。

「忘れもの」のイラスト文字

持ち物忘れをしている生徒さんは、すでに複数回忘れものをしています。

現状では、生徒さん一人では持ち物確認が難しいのだと推測します。


各ご家庭で出発前の確認をしっかりして頂く必要があるでしょう。

受験本番も持ち物を忘れる可能性がありますので、持ち物確認の時間を親子で取って頂くようお願いします。


(理科の学習)

◯理科は、「植物のつくりや分類」について解説・演習を行いました。


中学1年生の1学期で学んだ内容ですが、花や植物の部位の名称や働き・位置など細かく覚えていく必要があります。


かなり細かく解説を行いましたが、1度で覚えることは難しいので、解説動画は復習で確認するようにしましょう。

(社会の学習)

◯社会は、歴史の聖徳太子以降の学習に取組みました。

日本が国として形をなしていく流れの最初を学習したわけですが、都立歴史を学習する場合は、単に登場人物を始めとした用語を一問一頭的に覚えるだけでなく、例えば「貨幣の誕生と歴史」という縦軸の流れも理解しておく必要があります。

お金のキャラクター(貨幣)

和同開珎から始まり、現代社会においては電子マネーが登場する…、そういった問題も出題されることをお話しました。


(数学大問2,3)

◯前回までに数学大問1を7回実施しました。


本来は5回ほどで考えていたのですが、基礎計算・確率・円周角の定理・作図など多くの生徒さんが予想以上に苦手としており、延長して7回の演習を実施しました。

ただ、やはり時間が限られているので、今回からは大問2,3の演習に入りました。


今回は令和6年度の大問2・3を実施し、大問2は図形の移動とその証明、大問3は二次関数が出題されています。


大問2も大問3も毎年ある一定のパターンで出題されているのですが、やはり基礎的な知識を忘れてしまっている生徒さんが多く、より一層の学習が必要ということが生徒さんたちも理解できたと思います。

それぞれ詳細解説を行いましたが、一見難しく感じる問題でも、今までの知識の積み重ねです。経験を積んで必ず解けるようにしていきましょう。


(英語大問3)

◯都立英語大問3は、大問2の会話文と比べると比較的容易な問題設定です。


日本人3人と海外からの留学生1名の会話文で、毎年ほぼ固定された設定となります。


設問が7問あり、下線部の前後を読めば解答出来る問題ばかりです。

初回から満点を取れた生徒さんもおり、全体として高得点が取れました。


しかし、全体が高得点の中でも低い得点になっている生徒さんもいます。

これらの生徒さんは大問2の長文会話も概ね苦手としているので、人一倍長文に慣れる時間を確保していく必要があるでしょう。

(まとめ)

◯次回の開催まで1ヶ月間が空きます。

通常授業・冬期講習が始まりますが、各自手元のテキストを油断すること無く進めて下さい。また、自身が解けなかった種類の大問を過去にさかのぼって取り組んでいくことも必要でしょう。


なお、通常授業でも数学3年生の範囲が終わった生徒さんは、過去問題に切り替えていきます。数学や理科の過去問の全体演習に取り組んでいく予定です。


私立の生徒さんも、早く受験校の過去問演習に入れるようにしましょう。

2学期期末テスト 成績優秀賞! [代表:宮谷]

遅くなりましたが、2学期期末テストの成績優秀表彰の集計が終わりました。

表彰式のイラスト(子供)

成績優秀賞に選ばれた生徒さんおめでとうございます!

今回は景品に新潟精機さんのアクリル定規を選んでみました。

中学生になると、「作図」が必要な場面が増えますが、「拡大図と縮図」を書く場合は目盛りが正確な定規が必要です。

意外と思われるかもしれませんが、目盛りが正確で無い定規は意外と多く、10センチあたり1,2ミリずれている場合があります。

今回の定規は目盛りが正確ということと、様々な工夫がなされた定規です。

少し高級な定規なので、大切に使って欲しいと思います!


毎回書いているような気がしますが、せっかく良い成績を取れたのに「期限内に報告」が無い生徒さんが多く、少し残念な気持ちです。

次回からは必ず期限内報告をお願いします!

【2学期期末テスト 高得点の事例】

優勝カップを持つ人のイラスト(男子学生)

難易度が高い2学期期末テストで80点以上の獲得はとても素晴らしいですね!

◎GET

◯小山田中学校2年生 数学100点

◯忠生第三中学校2年生 数学95点

◯忠生中学校2年生 数学94点

◯忠生中学校3年生 数学93点

◯忠生中学校3年生 数学90点

◯鶴川中学校2年生 数学87点

◯鶴川中学校3年生 数学80点

◯忠生中学校3年生 英語93点

◯忠生中学校3年生 英語92点

◯忠生中学校2年生 英語91点

◯木曽中学校2年生 英語91点

◯鶴川中学校1年生 英語89点

◯鶴川中学校2年生 英語87点

◯忠生中学校3年生 英語86点

◯忠生中学校3年生 英語85点

◯忠生中学校2年生 英語85点

◯鶴川中学校3年生 英語82点

◯忠生中学校2年生 国語92点

◯木曽中学校2年生 国語84点

◯忠生中学校2年生 国語84点

◯忠生中学校3年生 国語83点

◯山崎中学校1年生 理科91点

◯忠生中学校2年生 理科91点

◯鶴川中学校2年生 理科88点

◯小山田中学校3年生 理科85点

◯忠生中学校2年生 社会87点

◯小山田中学校2年生 社会81点


◎UP (20点以上UPのみ!)

◯山崎中学校3年生 数学21点UP

◯小山田中学校3年生 数学23点UP

◯忠生中学校3年生 数学35点UP

◯忠生中学校3年生 数学39点UP

◯忠生中学校3年生 数学40点UP

◯町田第三中学校2年生 数学24点UP

◯鶴川中学校2年生 数学44点UP

◯小山田中学校3年生 英語26点UP

◯忠生中学校2年生 英語25点UP

◯町田第三中学校2年生 英語26点UP

◯町田第三中学校2年生 英語42点UP

◯木曽中学校2年生 英語21点UP

◯山崎中学校3年生 国語26点UP

◯薬師中学校2年生 国語20点UP

◯山崎中学校3年生 理科26点UP

◯薬師中学校2年生 理科20点UP

◯山崎中学校3年生 社会32点UP

◯町田第三中学校2年生 社会22点UP

◯鶴川中学校2年生 社会22点UP

◯鶴川中学校1年生 社会22点UP

◯鶴川中学校2年生 社会30点UP

◯鶴川中学校2年生 社会33点UP

【第4回】令和7年度入試 日帰り合宿勉強会レポート

日帰り合宿勉強会も中盤に入りました!

第4回目の合宿勉強会レポートです。

各生徒さんは、勉強会の雰囲気には慣れてきましたね。


受験シーズンに長時間集中して勉強することはとても大切です。半端ない学習量に対応するには、どうしても時間が必要です。


現代っ子は、ゲームは動画には何時間でも集中出来るのですが、どうしても勉強は集中出来ない…。

据置型ゲーム機で遊ぶ子供達のイラスト

そんな生徒さんも一定数いますが、こうやって場を設け、訓練するとどの生徒さんも集中出来ます。


やはり、「周囲の頑張りに自分も合わせる」ということ、つまり機会や場を設けることが大切なのだと思います。


[集合・持ち物]

①引き続き集合や持ち物は課題があります。


バス時刻違え、腹痛による遅刻が発生しました。

バスのイラスト

バスや電車の乗車場所・時刻については、前回も書いたようにやはり保護者さんの最終的な確認が必要です。

チェックボックスのイラスト(赤)

お仕事の都合で時間が合わない場合もあるかと思いますが、受験日はなるべく職場にご相談頂き、調整をお願いしたいところです。


腹痛は致し方ないところがありますが、受験1週間前からは刺激の強い食べ物や、脂っこい食べ物は控えたいですね。

腹痛のイラスト

また、ストレスで胃炎..ということもあります。


特に男子生徒さんに腹痛は多いので、普段からトイレの回数が多い生徒さんはビオフェルミンのような整腸剤をお医者さんに相談頂き服用するなどの対策が必要かもしれません。

乳酸菌飲料のイラスト

持ち物では、指定された教材を忘れた忘れた生徒さんが複数いました。


持ち物は、スケジュール表に書いているので、生徒さん自らチェックする習慣付けをご指導ください。親子で一緒にスケジュール表を見て、1点ずつ確認してください。

本・冊子のイラスト(青)

受験当日も、必ず前日と当日のダブルチェックをお願いします。前回記載したように、緊急時(タクシー、筆記用具購入等)の為に一定の現金も持たせてください。


②理科解説・演習

3回目までは、数学・英語・国語の「必須大問」の演習を中心に行いましたが、第4回目から理科と社会の学習を始めました。

理科は、地層・地震・火山の3分野について学習しました。


1年生の後半で学習した内容ですが、興味深く勉強する生徒さんがどうしても少ない分野なので、改めて基礎的な内容からおさらいをし、問題集を解きました。

液状化現象のイラスト

事前に問題集を解いていた生徒さんもいましたが、多くの問題で間違えていたので、いずれにせよ解説が必要でした。


この3分野は出題頻度が高いので、どうしても避けることが出来ません。問題演習でまだ基礎用語を覚えていない生徒さんは、必ず日曜日にe-board(動画解説)の再チェックと、問題の復習に取り組むように伝えています。

※8日(日)に何をすべきか、参加した全生徒さんにお伝えしています。


なお、合宿勉強会では理科は第2分野を中心に学習します。冬期講習で第1分野を学習します。冬期講習のお申込がまだの中学3年生は至急お願いします!


③社会解説・演習

社会も同様に、人類の起こりや四大文明を学習しました。


この分野は都立では比較的出題頻度が低いのですが、全く出ないというわけでもないので、解説と演習を実施しています。


出題されたけど、勉強していなかったとなると後悔しますからね。


特に四大文明の名前・場所・河川名・文字名などをしっかり把握しておいてください。

次回以降、出題頻度の高い分野に取り組んでいきます。


理科も社会も、「ここだけ勉強しておけばOK。」というわけにいかないところがあり、時間が足りるかどうかが指導側も心配です。


特に社会の公民分野は時間が足りない可能性があるので、各自自宅で優先的に勉強しておくように伝えています。


④都立数学大問1演習


第3回までは2年分ずつ演習してきましたが、今回は1年分のみです。

平成30年の大問1を実施しました。比較的難易度が低い年度だったということもあり、全体として大きく点数を伸ばせました。


46点満点を獲得した生徒さんも複数誕生し、1問間違えの41点や40点も沢山いました。


多くの生徒さんが得点が取れてほっとしていましたが、40点や41点の生徒さんは「あと1問」で、基礎的な「計算問題」をうっかりミスしたり、合計7回の大問演習で「作図問題」がまだ解けていない現状があります。

うっかりした人のイラスト(女性)

出題されるのがわかっている問題なので、しっかり対応していきたいです。


また、どうしても計算問題が解けない生徒さんもいますので、各教室長と相談して対策を進めたいと思います。


なお、数学については、そろそろ大問1以外の演習を始めなければなりません。各自の課題は把握出来ていると思いますので、特に苦手な問題に集中して対策を取ってもらいたいと思います。


⑤都立英語大問2演習

累計5回目の大問2演習です。

こちらもそろそろ他の大問に切り替えたいところですが、日本人と海外からの留学生の友達の会話文に、まだ慣れていない生徒さんが多くいます。


皆さん、長文への苦手意識が強すぎる印象がありますが、都立も私立も問題の多くが長文問題なので、へこたれずに取り組んでいく必要があるでしょう。

自宅学習で「長文問題」問題集をまだ一切手を付けていない生徒さんも多いので、そろそろ取り組んでください。


長文問題集をしっかり取り組んでいる生徒さんは、皆さん良い得点を取れているので、経験を積み上げることが重要です。


⑥8日(日)に勉強すべきこと

・7日(土)に勉強したことの復習、解き直し(数学大問1、英語大問2、理科・社会の各分野、漢字)


・英単語演習に取り組む時間が無かったので、必ず1セット以上実施


・英語長文を始めとした受験対策教材


⑦次回

・次回は12月15日(日)です。会場は「町田市民ホール」になります。場所は町田市役所横ですが、間違えてぽっぽ町田へ行かないようにお願いします。

アクセス | 町田市民ホール

 参加した生徒さんには、場所の説明を行っています。昨年も間違えて他の会場に行ってしまった方がいましたので、保護者さんからも前日・当日の再確認をお願いします。


・受験シーズンも本格化してまいりました。引き続き、学習時間の確保、健康に留意して全力で頑張っていきましょう。

大統領と首相の違いを把握しておこう! [代表:宮谷]

皆さんご承知の通り、韓国では今週尹錫悦大統領が3日に「非常戒厳」を宣言し政治が混乱しています。軍隊や装甲車が国会を囲み、異常な雰囲気がありました。

装甲車のイラスト

また、フランスでも今週バルニエ首相率いる内閣の不信任決議案を賛成多数で可決し内閣が総辞職しました。

内閣府のイラスト

マカロン大統領が後任候補選びに入っているとのこと。


ドイツも1ヶ月前の11月上旬にショルツ連立政権が崩壊し、来春に総選挙を実施する予定です。

投票箱のイラスト(選挙)

このように、日本の石破首相の誕生だけでなく、世界の大国の政治は混乱しています。

内閣のイラスト

アメリカ大統領選も、トランプ政権が誕生することで、政権移譲チームが立ち上がり、引き継ぎの真っ最中でしょう。


そういう意味でも、ロシアによるウクライナ侵攻を含め、国際的な問題について議論出来るような状況では無い印象があります。

国際連合総会のイラスト


さて、それらの混乱はさておき、受験が近づいてきた中学3年生は、上記の文面にある「大統領」と「首相」の違いに着目しましょう。


実際に社会の過去問で出題されたのは、アメリカの大統領制と日本の議員内閣制度の違いが出題されるなど、ある程度の大枠を把握しておく必要があります。

国会議事堂と総理大臣のイラスト


簡単にBlogにまとめていきたいと思います。


まず、大統領と首相の違いですが、その前に理解しておく必要があるのが「三権分立」です。

三権分立のイラスト

①立法権 新たな法律を制定する権利。担当するのは、国会(国会議員)。


②行政権 政策を執行(執り行う)権利。担当するのは、首相+内閣or大統領+内閣。


③司法権 裁判や違憲審査を行う権利。担当するのは、裁判所(裁判官)。

裁判所のイラスト

多くの民主主義の国では、この三権が分立(相互監視体制)して成り立っています。


この真ん中の②行政権を、大統領がリーダーとして行うのが大統領制、議員から選ばれら首相がリーダーとして行うのが議員内閣制です。



日本の場合、首相は国会議員から選ばれます。大臣は国会議員ではなくても良いのですが、首相は国会議員でないといけません。

国会答弁・国会審議のイラスト

つまり、皆さんが日本のトップリーダーを目指すながら、まずは国会議員にならないといけないということです。


この議院内閣制の場合、立法権の一部を担っており、行政執行をしつつも国会議員として法律を提出することも可能です。


一方で、大統領制の場合は、大統領は国会議員から選ばれるのではなく、国民の直接投票によって選ばれます。

アメリカの大統領のイラスト2

逆に言うと国会での新任は得られていないので、議会を解散したり法案を提出したりすることは出来ません。


つまり、大統領は行政権についてのみ、大きな権限(他から影響を受けない)を持っているのです。


ここで不思議に思うのが、フランスのように大統領と首相両方がいる国もあります。

エトワール凱旋門のイラスト

なぜ両方が併存するかは話が長くなるので割愛しますが、大統領は国民から選ばれるのはアメリカと同じで、大統領が任命した首相が政治の実務を担います。


最近大きな企業ではCEO(最高経営責任者)と、COO(最高執行責任者)という役割分担が主流になってきましたが、フランスの制度もこれに似ていると言えます。

エッフェル塔のイラスト

国全体の先行きを考えたり、大枠の方針を決めるのが大統領で、政治の様々な実務を内閣や官僚を率いて行っていくのが首相と考えると良いでしょう。

テスト範囲の1/3をチェックするだけで6つの課題を抽出! [代表:宮谷]

昨日、鶴川教室では中学1年生の生徒さんの定期テスト補習授業(参加条件あり)を実施し、「定期テストの全問解き直し」と、「解き方チェック」を行いました。

先生の男の子のイラスト(将来の夢)


保護者さんには昨晩ご報告済みですが、やはり「得点を取れなかった原因がはっきりと」あり、それを修正することが重要です。

「心機一転」のイラスト(男性)

今回の生徒さんの場合、決してやる気が無いのではなく…、また勉強時間が足りないのではなく…、「明らかに解き方が良くない」というのが一番の問題点でした。

「重要」のマーク


昨日はテスト前半の大問1から大問5(テスト範囲の1/3)を指導しましたが、主に計算問題と扇形図形の問題でした。


計算問題における課題として、


①途中式が省略されすぎ


これは小学校では計算を比較的スムーズに解けていた生徒さんにありがちなのですが、途中途中で暗算を入れていくので、中学校では精度が出ないという現象です。

「注意」のマーク

中学校の数学は「正負の数」の要素が加わるため、暗算をすることにより「ケアレスミス」が非常に増えます。


いかに暗算を避け、「丁寧に式を展開」するかが精度に大きく関わってきます。


これは、受験生の合宿勉強会でも口酸っぱく伝えていることです。


「正解したければ、とにかく丁寧に!」が合言葉です。


②途中式が横にずっと繋がっている。


一つの式が終わると、その横にずっとイコール(=)を書いて、横に長々と式を書いていました。

電車のライン素材(赤)

これもあまり褒められることではありません。ずっと横に繋げていくと、脳や視野の息継ぎがしづらくなります。イラストの電車のように、長く繋がっているので、式の途中でチェックをするにしても、どこを探せば良いか分からなくなります。


イコールは原則左下に書いて、改行しながら式を展開していきましょう。


また、その式を書く場所も、問題の間の狭いところに式を書くのではなく、問題用紙や解答用紙の裏に計算のスペースを区切って書くと良いですよ。


③元の問題式を書いてから、途中式を展開する


②の、問題用紙や解答用紙に計算スペースを確保する場合、元の問題式を書いて、それを見ながら常に間違えが無いかどうかチェックしながら式を縦に展開していきましょう。


そうすると、常に途中式が元の式と整合性があるかどうか確認することが出来ます。特に、中学生は「分配の法則」という計算テクニックを使うので有効です。

ビックリマーク・エクスクラメーションマーク

実際に、昨日の生徒さんは、元の式を書かずに式を解いていたので、途中で符号が間違えていることに気づきませんでした。


④方程式は「解」が出たら、「確かめの計算(検算)」をする


これも大事ですね。方程式で導いた解があっているかどうかは、確かめの計算をしないといけません。数学の方程式で精度が低い生徒は、確かめの計算をしない共通点があります。


漫符「ひらめいた電球」


図形問題では、


①図形を自分でも書き、条件を落とし込む。


問題に書いている内容をきちんと認識するために、自分自身でしっかり図形を書き、条件(半径・角度など)を書き込んでください。

円のイラスト

今回の問題は扇形の問題が「文章」で書いてあったので、この図形を目視して確認することがとても大切でした。


②公式を書いて、それに当てはめる


図形が苦手な生徒さんは、例えば「半径」と「直径」を間違えたり、色々誤認識していることが多いです。

円周の求め方と円の面積について|アタリマエ!

テストが始まったら、忘れやすい公式をすぐに問題用紙に書き込んでおきましょう。そして、①に書いた作図をきちんと行い、公式を見ながらきちんと立式しましょう。



立式せずに、いきなり筆算に入る生徒さんがいるのですが、このパターンの生徒さんも精度に課題があります。


この様に、昨日指導した大問1から5だけで6つの課題がありました。


この課題についてはしっかり伝えている内容を理解出来る生徒さんです。あとは、実際に自分の悪い癖と向き合い、きちんとアドバイス通りに実践できるかが今後大切になってきます。


「正確に解きたい!」「高得点を取りたい」という、「生徒さん本人の思い」が必要です。

勝った人のイラスト(男性)


ご家庭と協力しながら、課題の解消を図っていきます。自習は大問6以降をサポートする予定です。

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