天気痛と親知らずの思い出 [代表:宮谷] 今日は朝から雨ですね。 最近、天候が乱れると体調を崩すお子さんが増えてきたような気がします。 一番多く聞くのが、「頭痛」です。 大人の世界でも、天候が乱れると頭痛が出る人がいますよね。 実はこれは立派な病気で、「天気痛」と言います。 天気痛予報を出しれくれるサイトもあります。 https://weathernews.jp/pain/ さらに、天気痛の専用薬も発売されています。 https://www.kobayashi.co.jp/brand/teirakku/product.html 天気痛は、頭痛だけでなく「だるさ・めまい・むくみ」など複数の不調を引き起こすようです。 要は、低気圧により、血管拡張や自律神経の乱れが出てこれらの症状が出るそうです。 実は、自分も小学生高学年から中学生の時に天気痛でした。 雨が降ったり、曇り空になると片頭痛がしました。 激痛では無いですが、じくじくと痛む感じ..で気分が落ち込みます。 しかし、その天気痛もある日を境に一気に直ったのです。 それは、親知らずを抜歯したことです。 自分は上下左右に親知らずが生えていたのですが、歯医者にいくと「下は横に生えているのと、上はまっすぐだけど虫歯の原因になりそうだから全部抜いたほうが良い。」とのことでした。 特に下の親知らずは他の歯を押している自覚症状があり、その時に頭痛もしていたのです。 先生に「親知らずを抜いたら、頭痛は治りますか?」と聞くと、「可能性は結構高いと思いますよ。親知らずが他の歯を押していて、気圧の関係でそれが痛みになっている事例は多いです。」とのことでした。 https://www.wadashika.info/news-detail/13 早速それから2ヶ月くらい掛けて、順番に親知らずを抜きました。特に下の親知らずは大変でした。詳しくは長くなるので避けます(笑)。 さて、抜歯後感じたことは、頭がとても軽くなったということです。天気が悪化しても、独特の頭痛がありません。親知らずを抜いて良かったなあと思った次第です。 人間の身体は不思議ですね。様々な相互作用があるので、私の場合は親知らずが天気痛を引き起こしていました。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2024.06.18 上位校を目指す生徒さんの5と10 [代表:宮谷] 上位校を目指す生徒さんによく質問されるのが、「どれくらい勉強すれば良いですか?」という質問です。 特に、中学受験をしたことが無い高校受験生にとっては、イメージが付かない部分なのだと思います。 なかなかライバルにも聞きづらいですし、ライバルには正確なことは教えないでしょう。 一つ目安になるのは、土日の5・10という数字です。 部活や何かしら用事がある時は5時間、そうでない時は10時間という勉強時間です。 平日は学校など制約時間があるので、その半分くらいでしょうか。ちなみに、塾の時間も含んでの数字です。 「凄い!」という声があるかもしれませんが、上位校を目指す生徒さんにとって特に驚くべき時間ではありません。 昨日も某学習塾のオーナーさんから、自習開放で13時間勉強して帰った都立某学校志望者の話を聞きました。 これだけ一所懸命勉強出来る生徒さんたちは、勉強することを目的としておらず、その先の目標を達成するための一つの手段として勉強しています。 だからそれほど勉強が苦にならないのです。 勉強しなければ脳が鍛えられない、視野が広がらない・・。 勉強しなければ目的に達する資格がとれる学校に行けない・・。 頑張って目標を達成する姿を認めてもらわないと、その後のサポートが得られない・・。 そういう感じなのです。逆に言うと、いくら言っても勉強しない生徒さんは、「将来の目標が曖昧」「頑張らなくても周りは許してくれる」そういった状況があるのかもしれません。 しかし、彼らも息抜きが必要で、友達と遊ぶ時は思い切り遊んでいます。 その時ばかりは勉強から離れますが、そこで勉強しなかった分はどこかでリカバリーします。 ちなみに、過去こういった生徒さんを何人も見てきましたが、保護者さんはどういった子育てをしているのでしょうか?私も興味・関心があるので、保護者様からお話を伺うようにしています。 結論としては、意外と保護者さんは特別なことをされていません。ポイントは白黒はっきりしている点です。頑張るのであれば応援する、頑張らないのであれば応援しない。たったそれだけです。 「勉強はしないけど、◯◯はさせている。」そういったパターンはありませんでした。約束事がはっきりしていて、明確に線引されているということです。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2024.06.17 全国の学習塾から悲鳴が… [代表:宮谷] いま、全国の中学校では「1学期中間テスト」「1学期期末テスト」が終了・実施中ですが、多くの塾関係者の間では、中学1年生の新入塾生の生徒さん達が「明らかに勉強時間が足りない。」「小学校の知識で理解出来ていない内容があまりにも多すぎる。」という悲鳴があがっています。 特に英語が顕著で、「be動詞・一般動詞・助動詞の区別が付いてない。」「小学校で暗記が終っているべき単語が書けない。」という声が圧倒的です。 つまり、小学校5/6年生で覚えるべき内容と、中学校1年生1学期の内容を3-4ヶ月で実施しなければならず、単語・熟語は500語以上、文法は先に書いた内容+その肯定文・否定文・疑問文、さらに教科書本文の理解と、やるべき内容がてんこ盛り過ぎて、少しまとまって勉強したところでは追いつかないのです。 資格試験までとは言いませんが、それなりに覚悟を持って取り組む必要があります。 なぜこのような状況になっているかと言うと、小学校の英語の授業内容が「覚える」よりも「経験・体験」することに重きをおいており、算数のように何度も書いて練習することもなく、テストも無いので、ほとんどの生徒さんが覚えていないのです。 生徒さんが悪いわけでなく、小学校の授業内容と中学校の授業内容があっていないのです。 特に文法の説明や、単語の暗記が無いのが大きいです。中学1年生だけでなく、2年生や3年生の生徒さんもbe動詞と一般動詞の違いや、数字や月・曜日・色などの単語が書けない状態の方も多いです。 解決策は、時間を掛けて一つひとつ習得していくしかありません。ここは、保護者さんも予想以上に時間が掛かるとご認識頂き、生徒さんに英語をリカバリーする時間を与えてあげて下さい。 夏休みを過ぎてしまうとまとまって復習する時間が無いので、夏休み中に学習可能な時間をなるべく確保して、小学校と中学校1年生1学期の復習、そして出来れば2学期の内容も先取りして学習しておけば、気持ち的には随分楽になるはずです。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2024.06.16 過眠病(ナルコレプシー)の新薬実用化へ前進! [代表:宮谷] 医療関係のblogが2日連続続きます。 昨日、日本経済新聞にGoodニュースが発表されていました。 武田薬品やエーザイ、「居眠り病」の新薬実用化へ前進 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC031HJ0T00C24A6000000/ 「居眠り病」は正式には過眠病と言い、過眠病の一つに「ナルコレプシー」という昼間や夕方に突然前触れもなく居眠りしてしまう病気があります。 私も学習塾の仕事をするまで、この過眠病の存在を知りませんでした。 しかし、登校直後の生徒が椅子に座った瞬間に居眠りを始めるケースを見て、「あれ?寝不足でも、これだけ頻繁に寝てしまう事があるのか?これは睡眠不足とかそういう話ではなく、病気なのではないか?」と思い始めたのが、この病気を知るきっかけでした。 漫画”ドラえもん”の主人公のび太が、座布団を床に投げて、そこに倒れ込んだ瞬間に昼寝を初めてしまうシーンがありましたが、まさにそれとほぼ同じような状況で、椅子に座る途中で、すでに目を閉じている感じです。 15-20分仮眠を取ってもらったり、外の空気を吸いに行ってもらったり、飴やガムを配っても効果は薄く、何も声を掛けないとそのまま1時間でも2時間でも寝続けてしまいます。 一度、季節講習中に寝てしまった生徒さんは、昼過ぎに登校し直後に入眠、そしてその後4時間以上夕方まで寝てしまったこともあります。途中で起こしましたが、脱力感が強く立ち上がることが難しかったので、そのまま自習スペースで寝続けた・・結果です。 保護者さんの多くも、以前は過眠病に対する認識が無く、単に「寝不足」と思ったり、お子さんの「やる気や気力」の問題と判断してしまう場合も多く、状況を伝えるのに大変苦労しました。 しかし、最近では睡眠外来も増えてきて、世間的に少しずつ認知されてきました。 日本ナルコレプシー協会さんなど、この病気で苦しみ活動されている方々の努力もあったかと思います。 https://narukokai.or.jp/ 病気の症状や実際にこの病気の方々の声は下記から御覧頂きたいですが、 https://narukokai.or.jp/about_nalco.html ◯日本人に多い病気(約600人に1人) ◯発症年齢は10代から20代前半に集中しており、特に14~16歳にピーク(まさに、私が見た仮眠病の生徒さんも、ほとんどこの年齢層)。 ◯日中の強い眠気以外にも様々な症状(特に情動脱力発作→私も何度も見ています)。 声にもある通り、なかなか周囲に理解されず苦しんでいる方が多いです。 私が最近出会った過眠病の生徒さんも、専門病院で診察を受けると、夜間の睡眠時無呼吸症候群と過眠症の症状を併発しており、すぐに治療が必要と言われ保護者さんも「もっと早く気づいてあげればよかった。」と仰っていました。 実はこのナルコレプシーは、脳の覚醒を促す脳内物質「オレキシン」が何かしらの原因で不足し、眠りに入ってしまうのです。それ自体は判明していたのですが、対処療法的な治療はあったのですが、明確な治療手段がありませんでした。 この武田薬品の開発した新薬も、数年前に発表されていましたが、少し開発が停滞していました。しかし、その後も根気強く取り組まれ、今回の発表となったそうです。 2027年の承認を目指すということですから、あと3年です。この症状で苦しむお子さん達は、自信を無くし、生きづらさを感じている人も少なくありません。 そういう意味では、もっと早く承認がされることを願うばかりです。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2024.06.15 原因や有効な治療法が見つかっていない難病 [代表:宮谷] 皆さんもニュースでご覧になられていると思いますが、元体操の「ひろみちおにいさん」で有名な佐藤弘道さんが、「脊髄梗塞」という病気で活動を休止されるとのこと。 佐藤弘道、体調不良で一時活動休止「下半身麻痺となり歩けなくなりました」 https://news.livedoor.com/article/detail/26591763/ 恥ずかしながら、私は「脊髄梗塞」という病気を知らなかったので、早速調べてみました。 すると、現時点では「有効な治療法が無い。」という言葉がすぐに目に入りました。 この言葉を見た瞬間ある人物の事を思い出しました。実は「若年性パーキンソン病」に罹患している知人がいるのです。 若年性パーキンソン病は、 【静止時振戦(せいしじしんせん)】 何もしないでじっとしているときにふるえるなど症状 【筋強剛(きんきょうごう)】 肩、膝、指などの筋肉がかたくなって、スムーズに動かしにくいなどの症状 【無動(むどう)】 歩くときに足が出にくくなるなどの症状 【姿勢反射障害(しせいはんしゃしょうがい)】 体のバランスがとりにくくなり、転びやすくなるなどの症状 などの症状があります。 参照元:パーキンソンスマイル.net 知人は難病に力強く戦っており、少し前の記事ですがそのインタビューがあります。 「できない=怠け」と思っていた自分に若年性パーキンソン病が教えてくれたこと https://reme-nomal.com/article/129238/?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR3nqp8j3dQVCtAcVHfjDnRNJPmtsozfCxzqLqalHDkLjTu4iujqzTSE2N8_aem_ZmFrZWR1bW15MTZieXRlcw 一方「脊髄梗塞(せきずいこうそく)」は、何らかの原因によって脊髄に血液と酸素が届かなくなって起きる病気だそうです。何が原因なのかが、現時点ではそのメカニズムが分かっていません。 症状は、脳梗塞と同じように神経に障害が生じ、背中の突然の痛みから始まり、両方の手足の筋力の低下が起こるそうです。また、しびれが急速に進むことがあるとのことです。 パーキンソン病とは症状が似ている部分もありますし、違う部分もあります。 いずれにしても、日常生活に支障が出る点は共通で、明確な治療法が無い点も同じです。 当事者の方でないとその悩みや苦しみは分かりませんが、医学の発展で何とか原因や治療法が見つかると良いなと思います。 突発性の難病は、自分たちもいつそうなるか分かりません。患者さんといっしょに当事者意識を出来るだけ持つことが重要かなと思います。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2024.06.14 NEXT BACK