国語のテスト対策は、時間がかかるんです。だからこそ早めのスタートを! [代表:宮谷]
今週に入り、教室に自習に来る生徒さんが増えてきました😊
下記のイラストは実際の自習風景をChatGPTでイラスト化しています。

自分から進んで来ている生徒もいれば、保護者の方に背中を押されて来ている生徒もいます。

やはり「勉強時間=成績アップ」というのは、無視できない大事なポイントです。特に、暗記が必要な教科は、繰り返しと時間の積み重ねがものを言います。

ただし、ただ時間をかければ良いというわけではありません。
理解と組み立てが必要な教科では、基礎が分かっていないと、いくら時間をかけても成果に結びつきません。

たとえば数学の一部単元、英文法、国文法、理科の計算問題や化学の単元などが該当します。
数学や英語は、ほとんどの生徒さんがセルモの授業で取り組んでいるので、基本は押さえられており、学校の進度に遅れがない限りはそこまで心配いりません。
むしろ「どれだけ丁寧に解けているか」「ルールに沿ってミスなく進められているか」が、得点を大きく左右します。
実際、基礎は分かっているのに点数が伸び悩んでいる生徒さんは、「ちょっと雑に解いてしまっている」ケースが多く見受けられます。

一方で、国文法や理科の計算・化学分野などは、
「学校の授業で理解できなかった」
「塾でも受講していない」
といった場合、自分で進めるのがなかなか難しい単元です。
たとえば、今回の鶴川中学校2年生の国語テストでは、「形容動詞」が出題範囲に含まれていました。
この「形容動詞」、中学生にとってはかなり手ごわい単元です。

実際、対策授業で学習した2人の生徒さんも、学校の授業の段階では理解できていなかったとのこと。
「形容詞なのに動詞って何?」「覚えて何になるの?」といった戸惑いの声も聞こえてきました。
教材の解説には、
形容動詞とは、事物の性質や状態を表す用言で、活用の仕方が動詞と似ているもの(「だ」で終わるもの、文語では「なり」「たり」で終わるもの)を指します。
とありますが、「用言」「活用」などの言葉自体にピンと来ない生徒がほとんどです。
そもそも形容詞をよく知らない生徒さんもいますので、基礎から丁寧に噛み砕いて解説する必要があります。
さらに問題演習を通じて、具体的な形容動詞の使い方やパターンを身につけていきます。
このように、「形容動詞」の理解・定着だけでも、それなりの時間がかかります。
そして今回のテストでは、形容動詞以外にも副詞・感動詞など、さまざまな文法事項が出題される予定です。
もちろん、文法だけではなく読解や漢字、記述問題も範囲に含まれており、全部で5~6単元+漢字となると、国語だけでかなりの勉強時間が必要です。
その点を理解している生徒さんは「まず国語からやりたいです!」と希望を出してくれています。

とある生徒さんは、先週・今週の2週にわたって、テスト対策授業(75分×6コマ=450分)で国語の復習を進めた結果、無事に一通りの範囲を終えることができました。
学校の授業をある程度聞けていて、自学にも取り組んでいたことがスムーズな進行に繋がったと思います。
ただし、ここまでは「復習」です。
このあとは「仕上げ」として、もう一段階取り組む必要があります。
学校ワークとiワークは終わっているようなので、もう1種類、問題集を解いてもらう予定です。高得点を取るというのは、なかなか大変な作業です。
もちろん、理科や社会など、他の教科の対策も控えています。
5教科合計400点以上、できれば450点に近づけることを目指して、一緒にがんばっていきましょう!