セルモの教室長BLOG

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計画的な小学生に感心!

先週末で保護者面談が終了しました。

その中のエピソードで感心したエピソードを一つ。

小学6年生の生徒さんですが、現時点で親子で中学校の過ごし方をしっかり話し合われています。例えば、「成績はどれくらいを維持する」「どの高校に、どういう理由で入学することを目指す」「勉強があっての部活動なので、部活動中心になりすぎないよう注意する」「友達との付き合い方」など、さまざまな点で親子でお話しされ目標点を定められています。

夏休み前の保護者面談で上記のような内容をお話しし、早めに親子でコミュニケーションを図り目標を共有しておかないと、なし崩し的に中学校に入学することになり、結果として周りに流される生徒さんが多い地域の現状をお話ししました。特に勉強面においては大きな遅れをとることになり、取り戻しに大変苦労されている生徒さんが例年大変多いこともお話ししました。

もともと周囲に流されるのが嫌な性格を持っている生徒さんと感じておりましたが、冬休み前の時点でしっかり意識を持てていることを嬉しく思いました。当然、何事もなく3年間過ごせるかというと、様々なハードルがあることでしょう。しかしながら、目標を定めそれをクリアできれば、その成功体験が自信となり今後生きていく上で大きなプラスとなるはずです。

小さなことから考え成功体験を積むことはとても大事だと考えています。多くの生徒さんに、そのような考えや行動が備われば地域も発展していくことでしょう。周囲の大人が、そういったことを考える・実践できる環境を整えてあげることが重要です。当教室もそのきっかけづくりを今後も続けていきたいですね。

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2015.12.07
新規入塾生の成績大幅アップ、地理は繰り返し暗記・・

昨日素晴らしい成績を獲得した新規入塾の中2生をご紹介しましたが、もう一人新規入塾生で素晴らしい成績アップを果たした生徒さん(中2)がいらっしゃいます。

昨日の生徒さんと同時期に入塾されましたが、この生徒さんは5科目で65点もアップしました。5科目で300点ない状態でご入塾でしたが、今回の成績アップで350点を超えることができました。特に英語と理科・社会の成績アップが2桁以上アップです。数学と国語も落とすことなく、しっかりアップしています。

昨日本人と話すと、「しっかり時間を割いて、勉強すれば成績は取れる!」と言うことを実感したようです。この生徒さんは、今まできちんと時間を割いて勉強できていない印象がありましたので、まずはテスト範囲を意識して時間を確保することから取り組んでもらいました。これは理科・社会の成績アップにつながったと思います。また、英数は基本がおざなりになっていることが多かったので、補習に来てもらったり、出来ていないところは繰り返し復習するなど、手間暇かけてフォローしました。本当に一人ひとり、あれこれ手を入れないと成績と言うのは上がらないものです。特に期末テストは中間と比べて難易度が上がるので、今回の成績アップは大変素晴らしいものなのです。

お母さんも随分気にされていたようですが、今回の結果にはお母さんも大変喜ばれているようです。ただし、油断しているとこの成績はキープできませんので、本人には次につなげていこうと声をかけました。

5科目350点というのは、都立高校を受験する一つの目安かなと考えています。350点を取る生徒さんで模擬試験などを受けると、偏差値40〜45というのがこの地域の相場です。学校の平均点(5科目250〜300点くらい)を取っていても、偏差値40を切るケースが多数なので、都立高校の選択肢はほとんど無いとお考えください。

この生徒さんで都立高校の選択肢がいくつか出てきたという感覚で良いと思います。それほど都立の試験は難しいし、倍率も高いのです。

さて本日は中学3年生の地理の補習を朝から行っています。日本の都道府県名から始まり、県庁所在地、地域区分、山地・山脈、平野・川など、様々な地理の暗記事項と、世界地理について3時間補習を行っています。とにかくみんな、まだまだ覚えていません。都立一般入試までの3ヶ月、こういった機会を持っていこうと思います。覚えなければ始まりませんので、できるまで繰り返しやっていきます。

頑張っていきましょう。

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2015.12.05
冬期講習の受付もあと僅か、素晴らしい成績の中2生徒さん

冬期講習のお申し込みもあと僅かとなりました。

12月の各日程は、ほとんど空席がありません。土曜日に2、3席といった状況です。

1月はまだ空いている日程が何日かありますが、満席の日程も増えてまいりました。セルモを冬期講習から受けてみようと思っていた生徒さんはお急ぎください。まずは体験授業から開始しましょう。

さて、現在期末テスト結果の集計中です。なにぶん生徒が多い分、少し時間が掛かっています。来週には成績優秀者の表彰ができると思います。

今回は2学期期末テストなので、なかなか大幅アップという生徒さんは少ないですね。中間がかなり良かったということも影響していると思います。前回上げすぎて、これ以上上げられないということです。まあ中間が良かった生徒さんは、その成績をキープ出来ていれば良いわけです。

当教室の中学生の中で今回一番表彰したいと思っているのは、中学2年生の男子生徒さんです。入塾してから4ヶ月位でしょうか。入塾前は、理科・社会は自分で勉強でき好成績を取れるけど、数学と英語が平均点以下で目も当てられない状況でした。

体験学習で分析してみると、両科目ともに中学1年の基本が飛んでしまっている状態でした。英語は1年生の一般動詞からやり直し、数学はさすがに全範囲の復習は不可能なので、2学期の学習科目と関連する単元の復習を小学生から順番に行いました。結果として、中間で英数ともに70点オーバーまで成績が改善でき、今回の期末テストでは何と数学が95点(!)という高得点を叩き出しました。

テスト直前の補習などにも積極的に参加し、お母さんに聞く話では自宅でも食事後は机に向かって一所懸命やっていたそうです。授業自体も手抜きをすることなく、丁寧に受けてくれています。そういった姿勢が嬉しいですね。得点は結果論です。そこに至るプロセスが大事だと思っています。今回その大事なプロセスを、丁寧に時間をかけ進めてくれたことが結果につながったわけです。

本人も自信がついたのか、表情も少し明るくなったような気がしますね。下を向いていることが多かったのが、前をしっかり向いています。

といっても1回高得点を取っただけでは偶然と言われてしまいますので、3学期の学年末テストもしっかり取り組んでもらいたいと思います。頑張っていきましょう!!!

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2015.12.04
K式学習について(昨日のブログ続編)

昨日投稿したK式の学習について、ブログのアクセス数がかなり多い結果となりました。いつもの3倍も。

そして本日の保護者面談でも、内部生の保護者さんから「ブログ見ました。本当にそうですよね。」と、同調(笑)のご意見を頂きました。

昨日書き忘れたことがあります。K式の特に算数・数学で問題になるのが、長年その方法で学習することによってクセがついてしまい、なかなかそのクセの修正・補正が難しいということです。

実際中学2年生の某生徒さんは、K式のクセが強すぎてついつい昔のやり方でやってしまいます。なんせ小学校3年生から中1まで5年間続けていたからです。都度アドバイスや正しい解き方をレクチャーするのですが、クセがぱっと出てしまい結果として精度もあまり良くありません。70%前後の正解率で、間違えたところをチェックすると必ず単純な筆算を間違えてしまっているうわけです。非常にもったいない。解き方は分かっているけど、手順が飛ばされているので精度が悪いわけです。

生徒さんも頭はでは分かっているけど、手がクセづいてしまっているようですね。

算数・数学の他はどうか?という意見があります。最近では電子ペンシルなどを活用し発音を出したりしていますが、正直それでは面白くはあるものの学校の英語の理解はあまり進んでいかないでしょう。学校の英語理解を強化していくためには、文法だけでなく実際に学校の教科書に沿った順番で学習していくこと。教科書に設定された物語や論説文に沿った学習を進めていくことが条件として挙げられます。教科書は5〜6のメーカーの中から採択しますので、市区町村や私立・公立によって違います。教科書が違えば学習する文法の順番も違うし、ストーリーも全然違います。

こういった算数・数学にしても、英語にしても細かい学習条件に合致している勉強法を探すことが、学力向上に欠かせません。もちろんセルモはその辺りきちんと合致しています。合致している学習塾もあれば、そうで無い学習塾もあります。合致していない学習塾を選ぶ場合は、よほど先生が工夫して授業を進めていただけるところじゃ無い限り、生徒は学校の勉強に繋がっている実感は持てないでしょう。

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2015.12.03
小学生の保護者様からの学習相談で多いのは・・・

小学生の保護者様からの新規ご入塾のお問い合わせで一番多いのは、「K式」に通っているけど学習に不安があるという内容です。本日お電話頂いた保護者様も「K式」に通われているということでした。

正確に測っている訳ではありませんが、おそらく6〜7割くらいの小学生の新規ご相談は「K式」に関係しているでしょうか。TVCMも多く、家へのポスティングチラシやインターネット広告でもよく目にすると思います。実際に多くの方が通学されています。料金も安いですから、通いやすいですよね。

実は教室長自身も小学生の時に、K式に通っており学校の算数や国語(漢字)はメチャクチャ自信がありました。

ところが中学受験することになり、進学塾に通ってみると全然問題が解けないのです。「あれっ?」と思ったことを今でも覚えています。かなりの衝撃と、自信の喪失でしたから。

実際のところ数十年前と現在でもK式のカリキュラムは根本的に変わっていないわけですが、実は科目によってかなり問題のある学習方法なのではないかな?と思っています。

一番問題のあるのは、算数・数学だと思います。計算を中心に学習しますが、その計算も手順をかなり端折って解いていきます。例えば筆算でいうと、繰り上がり・繰り下がり等を書かずに頭の中で解くことが推奨されています。一部の成績優秀者はそれで良いと思います。暗算力が身に付いて、問題を解くのが速くなります。

ただ、多くの生徒にとってそのやり方では逆にミスが増え、学年が上がるにつれて学校のテストも点数が下がるという結果になります。本来はその方法でもミスしないよう絶対的に身につくまで演習を繰り返すべきなのでしょうが、現実的に身につくまではやっていないわけです。時間が掛かって仕方ないからです。結果的に中途半端な状態で、その方法を実践していてやけどするわけです。

それと、計算問題が中心なので図形や文章題、関数など苦手な分野が多い生徒がK式出身者に多いのも特徴です。教科書に対応していないので、中にはK式を運用されている先生が教えれる範囲で出題されている教室もあるようです。現在国が定める学習指導要領は、計算ではなく「考える問題」が中心となっているので、指導するのに手間がかかる「考える問題」を避けられている先生が多いのではないか?と推測します。そうすると、計算中心の指導では自ずと学年が上がってくると生徒や保護者さんが不安に感じるのも無理はありません。

では高校受験対応ではどうなのか?というと、K式のHPにも明確に書いていますが「受験には対応してない」という事実です。正直今の高校受験は問題の出題が多様になっており、K式の問題では対応しきれないというのが実情だと思います。

要は「生徒さんの置かれている環境や状況に応じて使い分けなければいけない」ということだと思います。完璧な学習方法というのはなく、K式にあっている人もいれば、K式では難しい生徒もいるということです。特に最近の指導要領の変化においては、算数は計算中心の指導では小学校3年生くらいまでが限界かな?と感じます。

学習方法やカリキュラムは時代とともに変化していかなければなりません。セルモも今の指導方法や教材がベストとは思っていません。今年の春に大幅バージョンアップをしましたが、まだまだ不十分な点は多いです。さらに進化していけるよう頑張っていきます。

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2015.12.02

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