都立高校を受けた生徒は
一部の学校を除き、自身の得点を知ることができます。
一人の生徒は作文で200点満点中、180点だったとか。
当初、作文が200字くらいしか書けていませんでしたが
600字に近い文字数を書き、内容的に9割まで届いているなら
訓練を積んだ「かい」があったと思います。
作文とは基本的に減点方式なので(赤ペン先生などそうですよね)
比喩的な表現、文のねじれは絶対に避け、漢字は正確に書くということです。
おそらく表現反復と誤字の減点でしょう。
当初、生徒たちの作文力は「読んでもらえない」くらいの状況で心配しておりました。
段落がない、抽象的すぎる、誤字脱字がひどい、文がねじれている
課題であるキーワードを何度も書く、字が丸い、「ツ」と「シ」の区別が曖昧
これらの課題を一人ひとり修正して、推薦での合格者は8割を超えました。
2割の生徒は個々に課題がありましたが、全員学科試験で合格しました。
気を付けないといけないのが、内申です。
中学校から推薦を得られても、それは合格するという保証ではありません。
ずいぶん無茶な推薦状を出す中学校もありましたが、生徒やご家族の意思を
尊重してのことでしょう。
ただ、推薦は5割が内申で決まり、なおかつ「素点」勝負なのです。
現実的に考えれば、推薦入試を受けないことも選択肢の一つです。
そのことに関しましては機会があれば書きたいと思います。
また、集団討論では様々な観点で、各項目10点が最高の加点方式です。
一部始終見られているということですね。
ある生徒は学科試験では7割獲得していました。
きっと一生懸命学習したのでしょう。
文系国立大学センター試験の「あしきり」ラインまであと一息です。
すごいですよね。
生徒たちは来週3月19日(月)に中学校を卒業します。
それぞれが希望を持って高校生になっていきます。
次は下級生の君たちの番ですよ!