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保護者面談でよくあるご質問への回答③ [代表:宮谷]

二日続けての投稿になりますが、今回も保護者面談でよくいただくご質問への回答シリーズの第3弾をお届けします。


▼第1回

「定期テストで点数が高い生徒とそうでない生徒の違いは?」

▼第2回

「スマホやゲーム中毒からどうすれば脱することができるか?」


今回のテーマは、小学生の保護者様から多くいただく 「中学校進学に関するご質問」 です。


内容としては、以下の3つの軸に分かれます:


A. 公立中学校か?私立中学校か?


いわゆる「中学受験をするべきかどうか」というご相談です。

私立中学校といっても多種多様で、


  • 共学・男子校・女子校

  • 偏差値や学習カリキュラムのレベル

  • 大学付属の有無

  • 通学時間・交通手段


など、検討すべきポイントは多岐にわたります。


私立の多くは、公立よりも進度の速い・内容の濃いカリキュラムが魅力ですが、**「なぜ私立に進学するのか?」**という点について、保護者とお子様でよく話し合い、目線を合わせておくことが何より大切です。


  • 保護者だけが盛り上がっていて、お子様は気が乗らない…

  • お子様が行きたい気持ち満々なのに、保護者が「様子見」といった反応…


こういったズレがあると、受験勉強そのものがうまく進みません。

また、勉強に必要な時間も想像以上にかかります。


  • 標準的な私立中なら2年程度

  • 高偏差値校なら2年以上

  • 比較的穏やかな学校であれば1年〜1年半ほど


私の教室でも、小6の7月からスタートし、毎日通って合格を果たした例もありますが、これはかなり特殊な例です。ほぼ毎日、教室に通って頂きました。


いずれにしても、小6夏休み終了時点までに、小学校内容を一通り終えておくことが必要です。


中学受験をお考えの場合は、ぜひ早めにご相談ください。


B. 公立中学校の選択で迷っている

たとえば鶴川教室の地域では、ご自宅の場所によって「鶴川中」「薬師中」のどちらにも通えるケースがあります。


このような場合、

「どちらが良いか?」というご質問を受けるのですが、正直なところ一概にはお答えできません。


というのも、学校の雰囲気やテストの内容・学習状況は、年度によって変わるからです。


今はA中学の方が良くても、来年はB中学が…ということもあり得ます。


したがって、通学路の安全性や、学校設備の充実度など「変わらない要素」を基準にして、「新たな出会いを求めるのか or 小学校の友人関係を優先するか」などの要素で選ばれることをおすすめしています。


C. 中学校進学後、学習に遅れないためには?


このご質問が最も多かったのですが、基本的な回答としては、


  • 算数・国語・英語の3科目に遅れが出ないようにすること

  • できれば6年生の10月以降は、中学校の教科書を予習し始めること


をお伝えしています。


ただし「遅れがない」とは、どのレベルを指すのかが難しいところです。

たとえば:


  • 小学校の英語は、中1〜中2前半までの文法を“広く浅く”学んでいるものの、あくまで「体験レベル」であり、内容を正確に理解できている生徒は少ないのが実情です。

  • 単語は800語程度習得(意味が理解できて、スペルも書ける)とされていますが、実際に達成している生徒はごく少数です


さらに、国語や算数でも、学校では授業時間の関係で省略されたり、自学に任されている単元もあります。


たとえテストの点数が取れていても、


  • 解き方が安定していない

  • 精度が低い

  • 応用力が乏しい


といったケースも多く、「本当に大丈夫かどうか」は丁寧なチェックが必要です。


最後に


中学校進学は、環境も学習も大きく変わるタイミングです。


その準備において、早期の気づきと対策が、結果的にお子様の安心・安定に繋がります。


些細なことでも構いませんので、いつでもご相談ください。

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