セルモの教室長BLOG

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様々な進学先があります! [代表:宮谷]

担当する鶴川教室の保護者面談が、すべて完了しました。


ご来校いただいた保護者の皆さま、誠にありがとうございました😇


さて、その保護者面談の中で、何件かご相談があったのが

**「発達がゆっくりな生徒さんの進学先」**についてです。


改めて、簡単に内容をまとめてみたいと思います。


昨今は進学の多様化が進み、生徒さん一人ひとりの特性や課題に合わせたサポートを特徴とする学校が増えています。


例えば、都立高校では以下のような進学先があります。

「八王子拓真高校」などの多部制定時制高校

「蒲田高校」などのエンカレッジスクール


■ 多部制定時制高校について

多部制定時制高校は、授業の開始時間が

「朝・昼・夜」の三部制になっているのが特徴です。


起立性調節障害などで朝の登校が難しい生徒さんや、

家庭の事情で日中に働く必要がある生徒さんでも通学が可能です。


在籍期間は4年間で、1日の授業コマ数は少なめに設定されています。

そのため、1日に学ぶ量を抑えながら、無理のないペースで学習を進めることができます。


カリキュラムも「中学校内容の学び直し」を重視しており、

中学校時代に学習が追いつかなかった生徒さんが、改めて基礎から取り組める点が大きなメリットです。


入学試験も、一般的な都立高校とは異なり、

3科目・50分の自校作成問題で実施されます。


例えば数学では、整数を中心とした内容が出題されるなど、

「この試験内容なら、自分も頑張って受験勉強に取り組めそうだ」と感じられる構成になっています。


また、「チャレンジ枠」という入試制度が設けられている学校もあり、

不登校期間が長かった生徒さんにも受験の機会が用意されています。


当教室からも、これまでに多部制定時制高校へ進学された生徒さんは多数いらっしゃいます。

※多部制定時制高校は、学校ごとにカリキュラムや入試制度が異なりますので、必ず個別にご確認ください。


■ エンカレッジスクールについて

エンカレッジスクールは、学力検査ではなく

面接や作文などの人物評価を重視する点が特徴です。


入学後も定期テストは行わず、小テストを中心に学習を進め、

一度に学ぶ量や難易度を調整しながら理解を積み上げていきます。


また、学校生活においては社会性の向上や就労支援にも力を入れており、

保護者の方にとっても安心して任せやすい環境と言えるでしょう。


■ 私立校という選択肢

私立では、高等専修学校をはじめ、

資格取得や社会性の向上を後押しするプログラムを実践している学校も多数あります。


また、星槎学園のように、

発達障害や不登校の生徒さんに対して個別最適化された支援を行っている学校もあります。

SST(ソーシャルスキルトレーニング)など、

一般的な高校にはないカリキュラムが用意されている点も特徴です。


このように、「発達がゆっくりなので…」と悩まれているご家庭をサポートする進学先は、決して少なくありません。


ご家庭におかれては、

早めの情報収集と学校見学を強くおすすめします。


進学先のイメージがある程度固まることで、

生徒さん自身の「頑張り方」や「学習の目標・範囲」も明確になっていきます。


それぞれの生徒さんが、

「手を伸ばせば届く目標」を見つけられれば、

きっと前向きなモチベーションを持って取り組んでいけるはずです。

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