今回の2学期期末テストで数学が90点を超えた中学2年生の保護者様から、

「先生のお陰で9科目すべてで過去最高の得点を得られました。ありがとうございます。」
というお礼の言葉を頂きました。
この生徒さんは、一時数学の精度が乱れ、本来持っている力を発揮できない期間が続いていました。

平均点は確保していたものの、明らかに“実力を出し切れていない”状態でした。
そこでテスト補習制度を最大限に活用し、保護者様にもテスト対策授業を積極的に受講いただき、生徒さん自身の学習時間の確保を徹底していきました。
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■ 数学の精度が出ない生徒に共通する課題
数学が苦手な生徒さんには、以下のような 知識面・取り組み面 の共通点があります。

<知識面の課題>
1.用語の意味を正しく理解していない
2.用語と式が結びついていない
3.公式を覚え切れていない
<取り組み面の課題>
1.途中式を飛ばす
2.図・グラフ・条件を書かない
3.字が乱雑/小さすぎる/書く場所がバラバラ
4.復習しない・回数をこなさない
5.1冊だけで満足し、問題のバリエーションを解かない
生徒さんごとに課題は異なりますが、今回の生徒さんもこの中の複数項目に当てはまっていました。

私の方で都度確認・指導を繰り返し、生徒さんも「何とか挽回したい」という強い気持ちで取り組んでくれました。
その積み重ねが、今回の成果につながっています。
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■ しかし…“次回のテスト”は要注意!
今回の結果は素晴らしいのですが、次回の学年末テストは数学が大きく難化し要注意です。
理由①:合同の証明が出題される
中学校3年間で 最も点数が落ちやすい単元 です。
証明の書き方、論理の繋げ方、条件整理など、誰にとってもハードルが高い内容です。
穴埋め問題であればまだ良いのですが、
一からすべて書く証明問題が出た場合、正答率は一気に下がります。
理由②:確率・四分位数・箱ひげ図など“作業量の多い単元”が続く
単に覚えるだけではなく、手を動かして整理する力が必要です。
2学期に高得点だった生徒さんでも、大きく点を落とすケースは珍しくありません。
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■ 成績を維持するためには、「緻密な勉強」が必須
すでに教室では証明の学習に入っていますが、
生徒さんたちからは早くも
「難しい…」
「ちょっとやばい…」
という声が聞こえ始めています。





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